アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。
この記事は、野鳥撮影のスーパー初心者だったころの自分に教えてあげたいことをまとめたものです。
実録!初心者の1年間の上達過程をお見せします
僕が野鳥撮影を始めてからの1年間の上達過程の記録を下の記事ですべてお見せします。僕は要領の悪い方でしたが、カメラ初心者が1年で上達できるレベルの目安になると思います。
【参考記事】初心者が野鳥撮影を始めて1年間の上達具合を写真でお見せします
分かりやすい実績としては、1年でインスタグラムで有名野鳥メディアにフィーチャーされるレベルに到達できました。
カメラと装備の選び方
野鳥撮影用のカメラと快適装備についてまとめました。
カメラの選び方
野鳥撮影ではカメラの性能を限界まで使うことになります。
なので、自分が撮りたい写真がどんなものなのか?を最初にハッキリさせておくと失敗しないです。
- 飛んでいる鳥を撮りたい → AF性能と連射性能が優れたカメラ
- とまっている鳥を高画質で撮りたい → 高画素フルサイズセンサー搭載カメラ
カメラ選びの方法をザックリまとめると下のような感じになります。
- インスタグラムで魅力的な写真をキュレーションしている『your_best_birds』などの有名フィーチャーメディアから、「こんな野鳥写真をとってみたいなぁ」と思うものをピックアップする。
- ピックアップした写真を撮ったインスタグラマーが使っている機材を調べる。インスタグラマーの使用機材はDMで質問すると、だいたい丁寧に教えてくれます。
- それと同等の機材をピックアップして自分好みのものを選ぶ。できるだけ高性能なものを買った方が後々出費と後悔が少ない。
【参考記事】初心者のための野鳥カメラの選び方:押さえておきたい5つのポイント
下の写真が現在愛用しているSONY α7RIIIとFE100-400mm超望遠レンズ
野鳥撮影の快適装備
僕のように公園での撮影がメインな場合はふつうのお散歩用の服装や装備でも大丈夫です。
でも、アウトドア用の靴・服・カバンと野鳥撮影用のちょっとした装備をプラスすることで、撮影がすごく快適になります。
以下、僕が愛用している装備について、買い揃える順番に並べてみました。
- 防水素材のトレッキングシューズ(朝露に濡れた草原を歩くには必需品)
- 帽子(熱射病と木から落ちてくる虫対策・雨対策)
- 上着(体温調節と汚れ対策)
- 手袋(寒い時期の防寒対策と、夏の虫刺され対策)
- カメラストラップ(肩こり対策とシャッターチャンスに強くなる)
詳しくは下の記事をごらん下さい。
【参考記事】初心者のための野鳥撮影が快適になる服装と装備
野鳥の探し方
撮影場所
野鳥の撮れる場所は意外と身近にあって、庭先にも様々な野鳥が来ます。でも、せっかくなので、少し大きめの公園に行ってみるをオススメします。森林浴とウォーキングも兼ねるので健康的です。
以下、関連記事です。
【参考記事】初心者のための野鳥撮影の場所探しのコツ
撮影に適した時間帯と季節
野鳥撮影に適した時間帯は早朝から午前10時くらいまでです。これを過ぎると鳥の活動と太陽光の条件が極端に悪くなります。
以下、関連記事です。
【参考記事】初心者のための野鳥撮影に適した時間帯と天気
そして、撮影のベストシーズンは冬です。
野鳥の探し方
野鳥の探し方については、一番オススメなのは経験者に同行することです。知り合いに経験者がいない場合には『野鳥の会』の探鳥会に参加するが手っ取り早いですね。
それでも一人で冒険している雰囲気がなんとも楽しいけどね。
写真の明るさをコントロールする方法
写真を失敗するときの原因としては次の2つが多いです。
- 露出(写真の明るさ)
- ピンボケ
とくに露出を失敗すると、明るい部分の階調が白くぶっ飛ぶ『白とび』(下の作例)や暗い部分の階調が黒く潰れる『黒つぶれ』になって見苦しい写真になります。
でも、ミラーレスカメラならファインダー内でリアルタイムで確認できるので、初心者でも露出をコントロール可能です。
以下、露出で失敗しないためのノウハウ記事です。
【参考記事】初心者のための野鳥撮影:マニュアル露出モード「ダイヤルM」のススメ
鮮明な写真を撮るコツ
鳥の羽毛の質感をリアルに表現できた写真にはインパクトがあって、見る人に『スゲー!』という印象を与えます。
例えば、下の写真ではウソの羽毛を解像させて、「いいね」が約2500件もつきました。
こんな風に羽毛まで解像した写真はインスタグラムでもまだ少なく、好印象を与えることができます。
鳥の羽毛まで解像させるための方法は、近い距離でISO感度を低くして撮影すれば、高価な機材を使わなくでも実現できます。
以下、そのノウハウを書いた記事です。
【参考記事】初心者のための野鳥の羽毛を解像させる撮影方法
でも、20m以上離れた遠くの鳥を高解像に撮るには、下の記事のように高性能な機材が必要になります。
【参考記事】野鳥ミラーレス対決/SONY α7RIIIとE-M1 MarkII/両方持ってるので比べてみたよ
インスタグラムのススメ
僕は、野鳥撮影をはじめるならインスタグラムを同時にはじめることを勧めます。
理由は単純で、自分の写真をマメに発表する機会をもつと、写真の上達スピードが飛躍的にアップするからです。
同時に、同好の士の作品を毎日目にすることで、元気をもらえたり、モチベーションもアップします。
そして、インスタグラムを勧める最大の理由は、『フィーチャー』という簡易コンペシステムの存在です。
というわけで、わかりやすい実績がお手軽につくれるインスタグラムを強くオススメします。
以下、インスタグラムを楽しむノウハウについた記事です。
- 初心者のための野鳥撮影の楽しみ方:インスタグラム投稿の5つのメリット
- インスタグラムの無料公式データ分析ツールのススメ/5つのメリット
- 野鳥撮影の初心者がインスタグラムで失敗しないための5つの方法
- 初心者が目標としたい野鳥写真をインスタグラムで探すときの3つのポイント
- 初心者が野鳥インスタグラムでフォロワー1000人に増やすための5つの戦略
- 初心者がインスタグラムで野鳥写真の品質を上げるための7つ方法
野鳥撮影のマナー
日本野鳥の会のwebsiteに、マナーが書いてあるので読んでおきましょう。
まあ、場所が特定できるような情報はインターネットに書き込まない方が賢明だね。
まとめ
今後もこの初心者カテゴリーの記事を増やしていく予定です。
予定では、季節ごとの野鳥の探し方、写真品質を維持する方法、フォトレタッチの方法などの記事を増やしていくつもりです。
では
このページの記事の内容を知っていれば、お金と時間もムダにしないで済んだと思うよ。