アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。
インスタグラム投稿写真の解説記事です。
この記事では、僕がインスタグラムに投稿した野鳥写真を撮影した方法とLightroom設定の紹介をします。
今回の作例は下のように、キレイな背景で撮れたコゲラくんです。
野鳥写真の撮影方法
撮影した時の状況をザックリまとめると下のような感じです。
- 時間帯=朝7時台
- 場所=近所の公園
- 野鳥を見つけた方法=鳴き声
- 野鳥がとまっていた場所=地上1〜2m
- 撮影場所の明るさ:かなり暗い日陰
- 被写体との距離=5〜6mくらい
この時点で、構図はすでにイメージできていたので、後は背景がイメージどおりになるように立ち位置を変えながら撮影しました。
この時に撮った背景のバリエーションをいくつか載せておきます。
今にして思うと、構図の引き出しが多ければ、1回でバリエーションに富んだ写真が撮れたかもしれません。
野鳥写真のLightroom設定
はじめに「JPEG撮って出し」と「Lightroom補正後」の写真を比べてみましょう。
それほど激しく補正しているわけではないので、パット見違いが分かりにくいかもしれません。
原画は日陰で撮影したこともあって暗かったので、明るめに補正しています。
肝心のLightroomの設定は下のとおりです。
他は、「色温度」と「色被り補正」で発色を自然なイメージに近づけました。
さらにインスタグラムのアプリ付属のエフェクターで少しだけ補正を加えています。
最後にもう一度、インスタグラム投稿画像を載せておきます。
なお、この時は至近距離からの撮影でしたので、ISO2000での撮影にも関わらず羽毛まで解像していました。
Japanese Pygmy Woodpecker/ コゲラくん
久しぶりに近くから撮らせれくれました。
縦構図の全体像を見たい人はインスタを覗いて下さい。https://t.co/rlSR3SDswIISO 2000, 560mm, 0.3 ev, ƒ/8, 1/250
🔭SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 OSS + SEL14TC
📷SONY α7RIII pic.twitter.com/Uswf2VbkxK— Satoru Shimizu📷動物写真家 (@ssiR01) 2018年9月11日
まとめ
以上、『背景がキレイなコゲラ写真の撮影方法とLightroom補正の設定』を紹介しました。
まとめると、下のようになります。
- 撮影位置をマメに変えてみると背景のバリエーションが増える
- Lightroom補正はハイライトを下げて、シャドウを上げると羽毛の柔らかさが強調される
では
撮影機材
参考までに、僕の撮影機材も紹介しておきます。
僕は次の3点セットで撮影しています。
- カメラボディ:SONY α7R3
- 超望遠レンズ:SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
- 1.4xテレコン:SONY SEL14TC
高画素フルサイズセンサーのカメラボディに、400mm相当の超望遠レンズ、1.4xテレコンのセットです。さらに全画素超解像ズーム(デジタルズーム)で2倍の画角にしているので、1120mm相当の焦点距離で撮影しています。