アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。
SONYのミラーレスカメラ『α7RIII』と超望遠レンズ『SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 OSS』とテレコン『SEL14TC』を野鳥撮影に約5ヶ月間使い倒してきたので、レビューします。
この記事では、『α7RIII』の野鳥撮影での強みと、『野鳥カメラの証』としての実績を紹介します。
α7RIIIの強み1:望遠性能
『α7RIII』の望遠性能は野鳥撮影には十分です。
遠くの野鳥が手持ちで簡単キレイに撮れます。
オリンパスのプロ用カメラOM-D E-M1 MarkII(換算1680mm)と比べても、α7RIII(換算1120mm)の方が望遠に強かったです。
詳しくは下の記事を参照してください。
上の記事をザックリ説明すると、下のとおり。
α7RIIIで全画素超解像ズームをONにして約25m離れたヤマセミを1120mm相当で撮影したのが下の作例です。
同じ場所からOLYMPUS機で1680mm相当で撮った下の写真を比べてみると、α7RIIIの方がよく解像し、望遠性能に優れていることが一目瞭然です。
この結果を見ると、焦点距離の違いが単純に望遠性能と比例しないことがわかります。
むしろ、センサーの画素数がカメラの望遠性能を飛躍的にアップさせることに注目すべきでしょう。
α7RIIIの強み2:驚きの高解像度
『α7RIII』は、小鳥の羽毛が解像するくらい高画質な写真がとれます。
例えば、下の写真では普段はなかなか解像しないウソの頭髪も見事に解像しました。
α7RIIIの強み3:驚きの高感度耐性
そしてα7R3を使うと、高感度で撮影した写真でも鳥の羽毛が解像します。
下のヤマガラ写真はISO12800で撮影したものです。
詳細は下の記事を参照ください。
α7RIIIの実績:インスタグラムでフィーチャーされる
『α7RIII』を使い始めてわずか2ヶ月で、6枚の写真がインスタグラムのさまざまな野鳥専門メディアからのべ10回以上フィーチャーされました。
その中ひとつである下のヤマセミ写真は、下記の有名野鳥メディアからフィーチャーされ、写真クオリティーの高さが評価されました。
- nuts_about_birds(フォロワー数14.9万人)
- your_best_birds(フォロワー数14.8万人)
- best_birds_of _ig(フォロワー数10.1万人)
- kings_birds_(フォロワー数8.5万人)
- bird_brilliance(フォロワー数6.9万人)
- planetbirds(フォロワー数4.1万人)
つまり、α7RIIIを使えば、ハイクオリティーな写真が短期間で撮れるようになります。
その証拠に、シジュウカラみたいな身近な野鳥でも高品質な写真が撮れてインスタグラムにフィーチャーもされ、「いいね!」が7500件もつきました。
シジュウカラ写真についての詳細は下の記事を参照ください。
*補足、フィーチャー画像はスクショなので画が粗いですが、原画は羽毛のすみずみまで解像しています。
身近な野鳥をキレイに撮れるというのも、初心者にはうれしい性能です。
ミラーレスカメラとしての便利機能
便利機能1:軽量コンパクト
『α7RIII』と超望遠レンズ『SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 OSS』の大きさと重さは、世界最小最軽量の野鳥カメラ「OLYMPUS OM-D E-M1 MarkIIと300mm単焦点のセット」とほぼ同等の軽量コンパクトさです。
僕が野鳥撮影に使っているα7RIIIは、下の3点セットで愛用しています。
- SONYのミラーレス高画素フルサイズ機 α7RIII(ILCE-7RM3)
- SONY 超望遠レンズ FE 100-400mm F4.5-5.6 OSS
- SONY 1.4倍テレコン(SEL14TC)
総重量約2kgの軽量コンパクトな手持ち撮影用のシステムです。ちなみに、キヤノンやニコンで同等のものを揃えると重量が約3kgに増えます。
便利機能2:EVFで補正後の露出を確認できる
電子ビューファインダー(EVF)を覗きながら、露出を確認できるので露出補正が迅速にできます。これは一眼レフにはできない芸当です。
便利機能3:EVFで拡大表示によるピント確認ができる
同様に、電子ビューファインダー(EVF)をのぞきながら、拡大表示でピントが正確に合っているか確認できます。
これも一眼レフにはできない芸当です。
動体撮影ならα9を買った方が幸せになれるかも
飛翔シーンなど高度なAF性能がものを言う撮影をしたい人は、α9やキヤノンやニコンのフラッグシップ機を買う方が賢明かもしれません。
でも、その場合は高画質・高解像な写真をあきらめる必要があります。
まとめ
以上、「α7RIIIは野鳥撮影に使えるか?」について解説してきました。
ザックリまとめると、「高画質な望遠性能」と「インスタグラムでのフィーチャー実績」を考えると、野鳥カメラとして十分に使えるという結論になります。
- 望遠性能
- 高画質
- 高感度耐性
- インスタグラムでのフィーチャー実績
- ミラーレスならでは便利機能
では