アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。
この記事では、ソニーEマウント用の超望遠レンズFE 100-400mm F4.5-5.6 OSSの野鳥撮影で鮮明に写る絞り値について、室内テストで比べてみました。
そこで、野鳥カメラマンがレンズを買うときに気にする次の2つの疑問に答えるために室内テストをしたわけです。
- 絞り開放から十分に解像するのか?
- それとも少し絞った方が鮮明になるか?
絞らなくても実用レベルだよね。
撮影機材
ソニーのα7RIII(ILCE-7RM3)と超望遠レンズFE 100-400mm F4.5-5.6 OSSの組み合わせで、絞り値(f値)と写真の解像度の関係を調べてみました。
撮影条件
野鳥撮影で多用する600mm相当の画角にするために、α7RIIIのAPS-Cモードで撮影しました。
600mm = 400mm(レンズ望遠端)☓1.5倍(APS-Cモード)
ちなみにAPS-Cモードでの記録画素数は1800万画素だよ。
シャッタースピードは1/60固定で
絞り値(f値)は、5.6(絞り開放), 6.3, 7.1, 8, 9, 10, 11で比べました。
被写体とトリミング枠
被写体は、iPhone大のBluetoothスピーカーfoxL DASH4の金網部分と、そこに乗っているホコリです。
これらの解像具合で実用絞り値を判断しました。
なお、実際の作成に載せた画像は下の写真の黄色枠の部分をトリミングして拡大したものです。
絞り(f値)と解像度
結論からいうと、ソニーの超望遠レンズFE 100-400mm F4.5-5.6 OSSは新しいだけあって、とても優秀です。
絞り開放から十分に解像していました。
単焦点レンズには負けると思うけど、ズームレンズにしてはメチャンコ優秀だよね。
以下、実際に絞りを買えて撮影した画像です。
f/5.6(絞り開放)
f/6.3
f/7.1
f/8
f/9
f/10
f/11
まとめ
以上、まとめると、ソニーの超望遠レンズFE 100-400mm F4.5-5.6 OSSは絞り開放(f/5/6)から十分に解像するので、野鳥を撮るときは、これまでの室内テストの結果を合わせて、次のような設定をベースにすることにしました。
- 絞り:f/5.6固定(絞り開放)
- ISO:鳥を大きく写す場合ISO400以下、トリミングをあまりしない場合ISO1000以下
- SS:なるべく早く
では