アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。
野鳥撮影用に導入したソニーのα7RIII(ILCE-7RM3)と超望遠レンズFE 100-400mm F4.5-5.6 OSSと1.4倍テレコン(SEL14TC)のレビュー記事です。
この記事では、野鳥を撮影するときに絞った方が解像するかどうかを実験してみたので、実際の作例で紹介します。
テレコンなしの場合の絞りと解像度の関係
絞りは、F5.6、F8、F10、F14で比べてみました。
被写体は、撮影距離10mくらいのエゾフクロウです。
結論としては、手持ち撮影では絞っても解像度の違いはわかからないレベルでした。
以下、作例です。
f/5.6
絞り開放から十分に解像しています。
f/8
f/8まで絞ると、解像感がわずかに増したようにも見えますが、違いがわからないレベルです。
f/10
f/8との違いはほとんど識別できませんでした。
f/14
さすがにf/14まで絞るとISOもかなり上がるので、画像がザラザラして良い事は一つもありませんね。
テレコン付きの場合の絞りと解像度の関係
では、1.4倍テレコンを装着した場合の解像度は、絞りで変わるのか見てましょう。
絞りは、f/8、f/10、f/14で比べました。
結論しては、f/10くらいまで絞った方が少しだけ解像感が増す感じがしましたが、劇的に変わるわけでないので、ムリに絞る必要はなさそうです。
以下、実際の作例です。
f/8
絞り開放から十分に解像しています。
f/10
なんとなく、f/10まで絞った方が少し解像しているように見えますが、劇的に解像度がアップするわけではありませんでした。
f/14
f/14まで絞ると、暗い天気ではISOが上がってしまい画質は低下してしまいます。絞りによる解像度アップもみられませんね。
まとめ
野鳥撮影用に導入したソニーのα7RIII(ILCE-7RM3)と超望遠レンズFE 100-400mm F4.5-5.6 OSSと1.4倍テレコン(SEL14TC)を使って、絞りと解像度の関係を調べてみました。
結論としては、室内テストの結果と同じように、「絞り開放から十分に解像するので、絞っても解像度は劇的に変わらない」でした。
なので、この撮影セットでは、絞り値は被写界深度だけを気にすれば良いことがわかりました。
では
このレンズセットは絞り開放から十分に解像するので、絞りは被写界深度だけ気にすればいいと思うな。