アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。
オリンパスの神レンズ「 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」の『動物園』でのメリットとデメリットを現場に行って調べてきたのでレビューします。
画角はたしかに狭かった。
だけど、ピンポイントな性能のお陰で普通とは違った写真撮影が楽しめたよ!
このレンズを動物園で使った場合の長所と短所をまとめると下のようになった。
◯メリット
- 動物の顔アップの描写が鮮明すぎて感動するレベル
- 猿山のサルでもかなり大きく撮れる
◯デメリット
- 画角が狭すぎて、動物の体全体を写すのはぼぼムリ
- 記念撮影にはまったく向いていない
M.ZUIKO 300mm F4.0 PROレンズとは?
オリンパスの300 mm PROレンズって、どんなレンズなんだ?
オリンパスのミラーレスカメラOM-Dシリーズのために作られたプロ用途の超望遠の単焦点レンズだよ。
軽量コンパクトで、機動力の高さが他のレンズにない魅力。
カメラボディと合わせて、2kgしかないからね。
被写体としては、どんなものがあるんだ?
基本的に遠くから撮るためのレンズだから、
野鳥や昆虫、その他野生動物や飛行機などを撮るのに適しているよ。
僕は野鳥やエゾリス撮影専用に使ってる。
プロ用途のレンズというからには、写りはイイのか?
条件さえ良ければ、描写はメチャ鮮明で感動できるレベル。
下の作例では小鳥の羽毛まで細かく描写できてるだろ。
今回は、動物園では、このレンズがどんな感じで性能を発揮できるのか実験しに行ってきたんだ。
動物園で威力を発揮するシーン
ぶっちゃけ、動物園ではどんなシーンで威力を発揮したんだ?
今回、行ってきた札幌の円山動物園では、猿山とチンパンジーの屋外ステージが良かったよ。
この300mm PROレンズでは被写体がかなり大きく撮れて満足だった。
1.4倍テレコンやデジタルテレコンを使えば、顔を画面全体に写すこともできるくらい。
下に300mmPROレンズで撮った猿山の作例を載せておくよ。
これが、40-150mmPROレンズだと、下の作例くらいの大きさにしかとれない。
たしかに、迫力が違うな!
でも、トリミングすればイイんじゃないのか?
いやいや、解像感がぜんぜん違うから、300mmPROの方が断然きれいに見えるよ。
値段が倍くらい違うだけのことはあるね。
これについては次のコーナーで詳しく説明するよ。
ドアップの描写が鮮明!
じゃあ、顔アップになるようにトリミングした写真を比べてみよう。
まずは、300mm PROレンズ(換算600mm)の方から。
つぎに40-150mm PROレンズの望遠端(換算300mm)で撮った写真をトリミングしたのを載せるけど、細部の鮮明さがぜんぜん違うでしょ!
たしかに全然、鮮明さが違う。
300mmPROレンズだと、顔に生えている産毛まで写ってるね!
40-150mm PROレンズも神レンズと言われてるけど、
300mm PROレンズは遠くの被写体を鮮明に写すのが得意なレンズで、プロの昆虫写真家や動物写真家が愛用しているよ。
値段も約30万円と高いけど、十分に見合う価値があるね。
動物全体を撮るのはムリ
デメリットはないのか?
もちろん、ある。
猿山のサルと鳥以外の被写体は、画角が狭すぎて体全体を写せない。
めっちゃトンがった性能だな。
まあ、野鳥が撮れるくらいだから、ペンギンの顔だって、こんなに鮮明かつ表情豊かに撮れるよ。
動物園の動物相手なら、体のパーツを鮮明に写すのは朝飯前ってことね。
まとめ
まとめると、オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROを動物園で使った時のメリット、デメリットをまとめるとこんな感じになります。
◯メリット
- 動物の顔アップの描写が鮮明すぎて感動するレベル
- 猿山のサルでもかなり大きく撮れる
◯デメリット
- 画角が狭すぎて、動物の体全体を写すのはぼぼムリ
- 記念撮影にはまったく向いていない
結論としては、アイデアさえあれば動物園では面白い写真が撮れることがわかったよ。
では
オリンパスの300 mm PROレンズって、超望遠の単焦点レンズだろ?
動物園じゃ、画角が狭すぎないか?