アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。
この記事では、「OLYMPUSのミラーレスカメラ『OM-D E-M1 Mark2』で野鳥写真が撮れるのか?」について、Instagramに投稿した作例を使って紹介します。
結論としては、インスタグラマーにとって十分キレイな写真が撮れます。
6m以内の近距離撮影
目安としては、6m以内で撮ることができると羽毛まで解像します。つまり、かなり鮮明な絵にになります。
下のゴジュウカラの作例は、背景もキレイに溶けて、ピントも目にだけ合って、カッコよく撮れた野鳥ポートレートです。
下のヤマガラの作例は、さらに至近で撮れたので、羽毛が怖いくらいまでに解像しています。
10m前後の中距離撮影
野鳥撮影で、一番多いシチュエーションが10mくらいの距離感ではないでしょうか?
羽毛もある程度解像するので鮮明な野鳥写真も撮れます。
下のカケスの作例はちょうど10mくらいの距離で撮ったものですが、鳥のディテールまで描写することができました。
下のキセキレイの作例も落ち葉を背景にキレイに撮れたものです。
やはり、ムリなトリミングは禁物だね。
20m以上離れた遠距離撮影
野鳥までの距離も20m以上離れると、僕は鮮明に撮るを諦めます。
このくらいの距離になると、E-M1 Markと300mm単焦点レンズの組み合わせでは、鳥の目や羽毛をクッキリ撮るのはムリだからです。
でも、一枚の絵としては、そこそこキレイなものを撮ることはできます。
例えば、下のヤマセミの作例は距離25mくらいのものですが、画質や解像感の悪さは感じられません。
しかし、ムリなトリミングで鳥を大きく見せようとすると、下の作例にようにピンボケっぽい写真になるから注意が必要です。
Instagramでフィーチャーされる写真も撮れた
そして、Instagramでフィーチャーされたのも、E-M1 Markと300mm単焦点レンズで撮った写真です。
ちなみに、有名Instagramアカウントの「eye-spy-birds」でフィーチャーされた写真は、下の作例です。
まとめ
以上、OM-D E-M1 Mark2の野鳥撮影についてまとめると、次のようになります。
- ムリなトリミングをしなければ、かなり鮮明な野鳥写真を撮ることができる
- Instagramでフィーチャーされる写真を撮ることができる
ですが、究極のクオリティーで写真を撮りたい人には、高画素フルサイズ機のα7RIIIをオススメします。
では
機材説明:OLYMPUS/OM-D E-M1 Mark2
機材構成
僕が使っているのは以下の4点セットです。テレコンは画質が落ちるので使わない場合が多いです。
- カメラボディ:OM-D E-M1 MarkII
- 超望遠レンズ(単焦点):M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
- 1.4倍テレコン:MC-14
- 照準器:OLYMPUSドットサイト照準器 EE-1
*照準器は最初に専用ブラケットといっしょに揃えることをオススメします。
重量
重量はテレコンなしで1844g、テレコン付きでも1949gと2kgを切る軽さが魅力です。
- カメラボディ:574g
- 超望遠レンズ(単焦点):1,270g
- 1.4倍テレコン:105g
焦点距離
焦点距離は、1.4倍テレコンとデジタルテレコン(デジタルズーム2倍)の組わせで次の4通りが選べます。
- 600mm(テレコンなし/デジタルテレコンOFF)
- 840mm(1.4倍テレコン装着/デジタルテレコンOFF)
- 1200mm(テレコンなし/デジタルテレコンON)
- 1680mm(1.4倍テレコン装着/デジタルテレコンON)
この結論は、高画素フルサイズ機SONY α7RIIIの究極のクオリティーを知ってしまった今でも変わらないよ。