アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。
オリンパスOM-D E-M1 Mark2を買ってから2ヶ月、ほぼ毎日野鳥撮影に出撃しています。
この2ヶ月間は『止まり物』を高画質で撮ることに専念していました。
しかーし!
そんな願望を叶えるための機能がE-M1 Mark2に搭載されています。
E-M1 Mark2の一番のセールスポイントになっている『プロキャプチャー撮影』だろ?
そのとおり。
この記事では、E-M1 Mark2で『プロキャプチャー撮影』するための3つの基本設定について紹介するよ!
プロキャプチャー撮影とは?
ちゃんと説明たのむ。
『プロキャプチャー撮影』は、簡単にいうとシャッターボタンを押す前の瞬間に遡って撮影できる機能だよ。
つまり、下の写真でいうと、シャッター押した瞬間にはカメレオンの舌が写ってないよね。
だけど、プロキャプチャーモードだと過去に少しだけ遡れるので、舌が伸びた瞬間の写真も撮れるわけさ。
シャッターボタン半押しから全押しまでの間の最大14コマの画像を記録できる撮影方法です。
そういうこと。
僕としては、下のような羽を広げた瞬間や飛び立つ瞬間を撮影したいと思っているんだ。
止まっているところよりも、絵として魅力的だからね。
そうなんだ。
でも、ミラーレスカメラの進歩で、E-M1 Mark2の『プロキャプチャー撮影』機能を使えば、一般人でも撮影できる可能性が出てきたんだよ!
ちなみに、僕がプロキャプチャーモードを使わずに撮った飛翔シーンは下の写真だよ。
ということは、プロキャプチャーモードを使えば、もっと色んな絵が撮れるってことさ!
プロキャプチャー撮影のための3つの簡単設定
かなり簡単にできるよ。
具体的には次の3項目を設定するだけでOKなんだ。
- 設定1:プロキャプチャーモードにする
- 設定2:AF方式を選ぶ
- 設定3:ターゲットモードを選ぶ
OK!
設定1:プロキャプチャーモードにする
まず、カメラの設定をプロキャプチャーモードにする必要あるよ。
それには、カメラ左上の『HDRボタン』を押すことで設定画面が出てくる。
つぎにリヤダイヤを回して『ProCapL』を選ぶだけ。
これでプロキャプチャーモードが選択できたことになるよ。
設定2:AF方式を選ぶ
つぎにAF方式を選ぶよ。AFにもいろいろな種類があるけど、最初はC-AF(コンティニュアスAF)を選ぶのが無難かな。
シャッターボタン半押ししている間、ピント合わせを繰り返すAF方式。
設定は簡単で、カメラ左上の『AFボタン』を押すことで設定画面が出てくる。
次に、『C-AF(コンティニュアスAF)』をリアダイヤルを回して選べばOK。
設定3:AFターゲットモードを選ぶ
最後にAFターゲットの選択方法やサイズを選ぶよ。
設定方法は簡単で、カメラ右上の『Fn1』ボタンを押せば設定画面が出てくる。
AFターゲットモードは全部で4種類あるんだけど、フロントダイヤルを回せば選ぶことができる。
木々の枝に止まっている野鳥を撮る場合には、『シングルターゲット』が無難かな。
そもそも『シングルターゲット』じゃないと背景にピントを持っていかれやすいからね。
プロキャプチャー設定をC2ダイヤルに記憶させる
このプロキャプチャーの設定を毎回するのは面倒なので、C2ダイヤルに登録しておくと一発で読み出せて便利だよ。
カスタム登録用のダイヤルはC1〜C3まであって、どれでもいいんだけど、初期設定ではC2にプロキャプチャー撮影が登録されているんだよ。
設定の方法は簡単で次のとおりさ!
- メニューボタンを押す
- リセット/カスタム設定(メニューの一番トップにあるよ)
- カスタム登録
- カスタムモードC2登録
- 登録
まとめ
プロキャプチャーモードの設定は次の3ステップできるって憶えておくといいよ。
- HDRボタンを押して、プロキャプチャーLを選ぶ
- AFボタンを押して、AF方式を選ぶ
- Fn1ボタンを押して、AFターゲットモードを選ぶ
細かい応用技や撮影現場でのノウハウはおいおいブログで紹介していくつもりだよ。
では
野鳥といえば、やっぱし『飛翔シーン』を撮りたいぜ!