野鳥撮影で画質の良い写真を撮るために実践している4つのこと

アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。

日課の野鳥撮影で、僕が常に気にしていることがあります。

それは、画質や解像感の良い写真を撮ることです。

今回はそのために僕が実践していること・考えていることをまとめました。

はじめに内容をザックリと説明すると、こんな感じ。

“サル君”
やっぱ、撮るからにキレイに撮りたいよな。

アンタは実際、どうしてるわけ。

“sim”

僕が画質のために実践していることは、シンプルで、次の4つ。

この記事では、この4つのポイントについて解説するよ。

  1. 被写体に光が良い角度で十分に当っている
  2. なるべく近くで撮る
  3. ISO感度をなるべく下げる
  4. 被写体が映える背景を選ぶ

画質のよい野鳥写真とは?

“サル君”
ところで、『画質』ってどういう意味なのさ?
“sim”

要するに、キレイな写真ってことさ。

例えば、野鳥でいうと、次のような感じかな。

  • 羽毛の一本一本まで細かく描写できている
  • 明暗の階調が豊かで、明るい部分の白飛びや暗部の黒つぶれがない
  • 色彩の階調も豊かに描写
  • 立体感が描写されている
  • ノイズが少ない
“サル君”
といわれてもピンと来ないから、具体例たのむ!
“sim”

OK!

じゃあ、僕がいつも参考している写真家の作例を載せておくよ。

“サル君”
おお!

細かいところまで、メチャクチャ鮮明だな!

“sim”

ちなみに僕がこれまで撮ってきた野鳥写真で一番解像しているのが下の写真ね。

かなり画質良く撮れたと思うけど、上の写真家の写真には遠く及ばないんだよね。

“サル君”
たしかに違うな!

この写真家とアンタの違いは何なんだ?

“sim”

まあ、技術的な差もあるけど、カメラの性能差もかなりあるかな。

僕としては、カメラの性能は置いておいて、自分のシステムで画質を追求しているところだよ。

上を見たらキリがないからね。

“サル君”
じゃあ、アンタが画質の良い写真を撮るために工夫していることを説明してくれ!
“sim”

OK!

被写体に光が良い角度で十分に当っていること

“sim”

きれいな写真を撮るために、一番気にしなきゃいけないことは光なんだ。

“サル君”
どゆこと?
“sim”

簡単にいうと、暗いところよりも明るいところ方が画質のいいキレイな写真撮れるってことさ。

たとえば、下の写真は木陰で暗いところにいたヤマセミを撮ったんだけど、あまり解像していないし、画像がザラザラしてノイズが目立っているだろ。

“サル君”
たしかに上の写真家の足元に及ばない写真だな!
“sim”

だけど、光が十分当っている場所で撮ると、描写力も上がったキレイな写真が撮れるんだよ。下のヤマセミの写真がそうさ。

“サル君”
じゃあ、具体的にはどうすればいいんだ?
“sim”

答えは簡単さ!

暗い場所の写真は撮らない!

“サル君”
それだけ?
“sim”

そして、日向の写真を撮る時は、太陽の向きを意識すればいいんだよ。

たとえば、僕が撮影する早朝の時間帯は、被写体が北西の方角に位置するように撮影すると、順光の良い光が当たるんだよね。

なるべく近くで撮る

“sim”

あと、被写体の野鳥を遠くから撮るよりも、近くで撮った方が当然、解像した画質のいい写真がとれるよ。

“サル君”
作例たのむ!
“sim”

たとえば、遠くから撮った写真と近くでとった写真ではこれだけ解像感に違いが出るよ!

“サル君”
たしかに、近い方が羽毛の一本一本まで鮮明だわな。

で、具体的にどうすれば野鳥を近くで撮れるわけ?

“sim”

答えはシンプルで、自分から野鳥に近づかないこと。

野鳥から近寄ってくるのを待つしかないね。

“サル君”
じゃあ、警戒心の強い鳥を近くで撮りたいときはどうすればいいんだ?
“sim”

ブラインド(テント)貼るしかないね。

ブロの写真家はみんなそうしてるよ。

ISO感度をなるべく下げる

“sim”

これはカメラの設定の話になるんだけど、

ISOを感度をカメラの常用設定領域でなるべく低くするとノイズが減って画質がよくなるよ。

“サル君”
なるほどな。

でも、朝方や曇の日なんかは、暗いからISOをそんなに下げれないだろ。

そんなときは、どうすればいいんだ?

“sim”

たとえば、シャッタースピードを遅くしたり、絞り値と露出を低くすると、ISO感度を幾分低くできるよ。

写真の設定って、これらのパラメータの組み合わせで選ぶしかないからね。

“サル君”
なるほどな。

今度、試してみるわ。

“sim”

実際の作例を上げておくと、下の写真のコゲラ君はISO3200で撮影したものだから、画質がノイズでザラザラして、解像感もイマイチだろ。

“sim”

でも、こっちの作例はISO1250まで下げただけで、かなり解像して画質が良くなっているのがわかるると思う。

“サル君”
なるほど、たしかにISOを下げた方が鮮明な写真になるな!

“sim”

こんな感じで、ISOは画質を良くするための重要なパラメータなんだ。

被写体が映える背景を選ぶ

“sim”

さいごに、これは画質とは関係ないんだけど、写真を撮る時に絶対注意しなくてはいけないことを教えるよ!

“サル君”
なんだ、それは?

気になるから、早く教えろ!

“sim”

答えは、背景だ!

被写体の野鳥が映える背景にしないと、どんなに高画質な写真を撮ってたとしても、失敗写真になってしまうんだ。

1つ背景が悪い作例を出しておくよ。

“sim”

この写真のカワガラスは、背景が川だと保護色になって、被写体がぜんぜん目立ってないだろ?

“サル君”
たしかに、分かりにくい写真だな(笑)

“sim”

でも、上の3つの条件は全部クリアしているんだよ。

つまり、光、被写体までの距離、ISO値をね。

でも、背景がダメなだけで、なんだか良くわからない写真になってしまった作例だよ。

じゃあ、良い作例も載せておこうか。

“サル君”
たしかに、背景を考えて撮ると、分かりやすい写真になるな!

“sim”

まあ、背景の重要さは、プロ写真家も言っていることだから、とくに注意した方がいいよ!

“サル君”
なるほど、背景って大事なんだな!

よくわかった!

まとめ

“サル君”
じゃあ、まとめ行ってみよう!

“sim”

僕が画質のために実践していることは次の4つ。

  • 被写体に光が良い角度で十分に当っている
  • なるべく近くで撮る
  • ISO感度をなるべく下げる
  • 被写体が映える背景を選ぶ
“サル君”
今回はキレイにまとめたな。

“sim”

実にシンプルだろ!

もっとも、これは基本テクニックだから、応用技についてはおいおいブログで紹介していくよ。

では

撮影機材(おまけ)

世界最小最軽量の野鳥撮影システムを使っています。

いわゆるオリンパスのマイクロフォーサーズ・ミラーレスカメラです。

ABOUTこの記事をかいた人

sim(清水了)

動物写真家、ブロガーとして活動中。 諸々の閉塞感を打破するために、20年以上勤めた会社を40代半ばで辞めてフリーになる。 属性は他に、博士(農学:専門は微生物)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。