僕がアウトドアジャケットをタウンユースに愛用するには理由があります。
機能性の高いアウトドアジャケットは快適そのもので、一度着てしまうとテクノロジーのかけらも感じられないデザインだけの服にお金をかけようと思わなくなるからです。
デザインだけが取り柄の服は流行が変われば用済みになってしまいますからね。
機能性の高いオーソドックスなデザインの服であれば流行に関係なく長く使えます。
そんな愛用の春秋用ノースフェイス製ジャケットも使用10年でかなりくたびれてきました。
なので、アップデートすることに。
用途は春〜秋用のタウンユースと旅行用で、軽量・高機能なアウトドアジャケットを探すことにしました。
ネットショップを徘徊して物色するも、よく分からなかったので札幌市内のアウトドアブランドのショップで店員さんにオススメを聞いてきました。
追記(2017年4月5日):再度、ノースフェイスの店舗にお邪魔し、別の店員さんに同じ質問してオススメを聞いてきたので追記しました。
アウトドアジャケットに求める機能
僕は本格的なアウトドアに使うことはないので、街歩きと旅行がおもな用途になります。
今回、購入予定のジャケットに求める機能は次の5点。
- タウンユースに耐えられるデザイン
- 春〜秋にかけて着れる
- 軽量コンパクトに収納・携行できる(100g〜300g程度)
- スタッフバッグ付き
- 防風・防湿・防寒
これらをショップ店員に伝えて、オススメのジャケットを教えてもらいました。
来店したアウトドアブランド・ショップ
リアルテンポに行く前のオンラインショップで下調べした段階で、mont-bellとpatagoniaはデザイン的に好みに合わず脱落しました。
なので、実際に来店したのはノースフェイスとColumbiaです。
ノースフェイスで薦められたジャケット
次の2つを薦められました。ともに200g台の軽量パーカーでスタッフバック付き。
- スワローテイルフーディー
- ベンチャージャケット
- クライムライトジャケット
なお、クライムライトジャケットは透湿防水性のゴアテックス素材を使っていて、ベンチャージャケットよりもタイトに着ることができます。
スワローテイルフーディー
いわゆるウィンドブレーカーで、防水性・透湿性・撥水性に優れていて、軽量なジャケットです。そのかわり防水性はありません。お値段は17,280円(税込)
結局、来店2回目でショップ店員さんイチオシのこのジャケットを購入しました。
①機能性
防風性・透湿性・撥水性に優れます。そして軽量、160gしかありません。
前面ポケットの裏地がメッシュになっていて、ベンチレーション機能に優れます。
②快適性
着心地のサラサラ感は今回試着したジャケットの中では一番でした。
ジャケットの裏地はメッシュになっていたり、肌にまとわり付きにくい素材になっているので、着心地が素晴らしいです。
なので、汗ばむ季節や真夏でも、Tシャツの上に羽織ることが可能。
そして、素晴らしく軽いです。
軽い着心地がこんなに快適とは!
③携帯性
重量わずか160g!
今回試着したジャケットの中で最軽量です。
そして、フード裏のポケットにジャケットを収納することが可能。このシステムのお陰でスタッフバッグを断捨離できました。
収納時は15cm☓23cmのサイズになります。
④デザイン
下のベンチャージャケットに近いデザインです。タウンユースでも違和感まったくないです。
ベンチャージャケット
防水ジャケットなので、突然のゲリラ豪雨でも安心。タウンユースにも使えるデザイン。お値段17,280円(税込み定価)。
①機能性
使っている素材は、防水・防風素材のHYVENT® Clear D(2.5層)です。そして、防水ファスナー採用。透湿性もゴアテックスほどではありませんが有しています。
防水性を重視しているため、透湿性能に多くを期待してはいけません。
湿気の多い季節には蒸れる可能性あり。
僕はレインウェアーとしての機能までは求めていないので、オーバースペックではありますね。
②快適性
肌触りのよいビーズ加工を施した透明ラミネートフィルム・Clear-D採用。
実際、試着してみて肌触りがとても良かったです。
サラサラしている感じですね。
そして、薄い!
実際に着用してみると、すごく軽く感じるけど頼りなさは全くなかったです。
③携帯性
重量わずか230g!携行用のスタッフバッグ付き
ストライクジャケットの100gには敵いませんが、その分、作りがしっかりしているので、デイリーユースにも安心です。
④デザイン
今回、実際に試着して見て歩いた中で、デザイン的に一番タウンユースに向いているのがベンチャージャケットでした。タウンユースメインに使ったとしても違和感なく使えそうです。
このジャケットは、シルエットが都会的な印象でしたね。
着心地もいいので、長期の旅行でも活躍しそうです。
クライムライトジャケット
ゴアテックス採用の高機能ジャケット。お値段も張ります。定価32400円!
①機能性
防水・透湿・防風性のゴアテックス素材を使っています。ゴアテックスは釣りなどでは馴染みの深い高機能素材です。
僕もかつてはフィッシングウェアとしてゴアテックス素材を愛用していました。
当然ファスナーも防水タイプ。
シルエットはベンチャージャケットよりも細めで、風によるバタつきを抑えています。
②快適性
防湿素材のゴアテックを採用している点で、ベンチャージャケットより上です。
ただし、素材の質感はゴアテック特有のゴワゴワ感があって好みの分かれるところ。
③携帯性
重量270gで、ベンチャージャケットよりも少し重いです。その差40gなので誤差の範囲ではありますが(笑)
スタッフバッグも付いてきますが、素材がベンチャージャケットよりゴワゴワしているので畳んだときに小さくなるか少し心配ですね。
④デザイン
タウンユースにも使えないことはないですが、ベンチャージャケットの方が癖がないです。
クライムライトジャケットは登山用に作られたものなので一歩譲る感じですね。
カラーバリエーションはベンチャージャケットよりも豊富です。
Columbiaで薦められたジャケット
Columbiaで薦められたのは次の2つ。機能性はノースフェイスより劣りますが、その分お値段が1万円台と安いです。
- ヘイゼンスタンダードジャケット
- タイムトゥートレイルジャケット
このうちスタッフバッグが付いているのは1のみです。
Columbiaの春物ジャケットはノースフェイスよりもデザイン・機能ともにタウンユース寄りです。
ヘイゼンスタンダードジャケット
Columbiaのオンラインショップのジャケット部門のトップに載っているジャケットなので、春物ジャケット代表という位置づけなのでしょう。
お値段11880円(税込み)と今回薦められたジャケットの中で最安ですが、際立った特徴がない分、もっとも無難な選択といえますね。
①機能性
撥水性です。透湿・防水機能の素材ではありません。
タウンユースであれば必要十分な機能です。
②快適性
試着した感じですが、多少ゴワゴワしていますが、快適に着用できました。
③携帯性
340g、スタッフバッグ付き。ノースフェイスと比べると重いですね。携行性はギリギリ合格ラインです。
④デザイン
ノースフェイスのジャケットよりも着た感じゆったりしていました。取り立てた特徴があるわけではないので、日常ユースには自然に溶け込みそうです。
タイムトゥートレイルジャケット
ストレッチ素材の快適な着心地のアウトドアジャケット。お値段14040円(税込み)。ジャージっぽい質感のためアウターとしても中間着として使えます。
比較的、タイト目な着心地でした。
①機能性
撥水性、ストレッチ素材。
防水・透湿素材ではありません。
防湿性はベンチレーションで確保できます。
ただ、コレ単体での防寒性・防風性についてはお店で話を聞いたかぎりでは期待しすぎない方がよさそうです。
②快適性
ストレッチ素材で柔らかい着心地。今回薦められた中で一番着心地が良かったです。
③携帯性
304.5gと軽めですが、スタッフバッグは付属しません。携行する場合には別途スタッフバッグを買う必要があります。
④デザイン
着心地のいい素材なので、デイリーユースでは一番活躍しそうです。もちろん旅行などでも同様ですね。
さいごに
1時間ほどショップで店員さんと話をしたり、試着したりして上記5つのアウトドアジャケットまで絞り込みました。
どのような機能を求めるかで、選ぶジャケットが違ってきます。
僕は軽量でコンパクトに収納可能なウィンドブレーカーが欲しかったので、ノースフェイスのスワローテイルフーディーを買いました。
近いうちに詳細レビューを書く予定です。
では
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