アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。
カールツァイスの50mm単焦点レンズ『Loxia 2/50』が桜撮影で使えるか?をレビューしました。
この記事では、『Loxia 2/50』をSONY α7RIIIに装着して、桜を撮影してきたので、作例とともに『Loxia 2/50』の実用性を紹介します。
絞った方がシャープな絵になるけど、ボケがキレイなので絞り開放で撮りたくなるレンズだね。
使用機材と被写体
撮影機材
撮影機材は下のとおりです。
- レンズ:カールツァイス Loxia 2/50
- カメラボディー:SONY α7RIII
- ストラップ:PeakDesign ピークデザイン スライド ブラック SL-BK-3
桜全体を撮った作例
絞り開放で画面全体が花で埋め尽くされるような構図で撮ったのが下の作例です。
写真を拡大してみると分かりますが、背景の桜は下のようにキレイな円形ボケになります。
ただし、枝は2線ボケになって少々煩くなるので、ボケを使うときは注意が必要ですね。
桜をどこまで接写できるか?
Loxia 2/50の最短撮影距離45cmまで寄って下くらいの大きさです。ご覧のようにノートリでは桜の花びらを大きく写すことはできません。
でも、トリミングで下の作例ぐらいまでは拡大できます。虫が花についているのが見えますね。
トリミング画像の画質的にはweb用途で問題なく使えるレベルかな。
すこし気になった点としては、このレンズはマニュアルフォーカスのためガチピンで撮るのは慣れるまで時間がかかることです。
上の写真もおそらくガチピンではありません^^;
トリミングによる構図づくりもできる
賛否両論あると思いますが、4200万画素の高画素センサー搭載『SONY α7RIII』で撮影すれば、少々のトリミングでは画質はビクともしません。
例えば、下のような構図で撮影した後に建物の看板が大きく見えるようにトリミングしても、画質的にはまったく問題なしです。
このようにトリミングしても画質的の劣化が気にならないレベルでした。web用途ではビクともしません。
Loxia 2/50の使い所
ハッキリ言って、遠景パンフォーカス写真であればスマホでも下の作例のようにそれなりに撮れてしまいます。
では、この50mm単焦点の明るいレンズ『Loxia 2/50』の使い所はどこなんでしょうか?
おそらくは、今回使った作例のように前ボケや後ろボケを活かした写真で価値が発揮しやすいのだと思います。
まとめ
以上、50mm単焦点レンズ「ZEISS Loxia 2/50」とSony α7RIIIで桜を撮影したレビューでした。
50mmの標準レンズなので良く見かける画角での撮影はできてしまいますが、ボケをコントロールすればスマホ写真や標準ズームレンズとは違う独創的な写真が撮れそうな予感します。
高画素センサー搭載のα7RIIIによるトリミング耐性の強さも撮影の自由度を高めてくれました。
マニュアルフォーカスというのも味わい深くて良かったよ。
では