守りに入った瞬間に成長は止まり後退が始まる from 羽生 善治 著/決断力【本紹介】

sim(@ssiR01)です。

ちょっと硬い内容ですが、人生の参考になりそうな名言がたくさん書かれていてオススメです。

勝負の世界でトップを争っている羽生さんの頭の中を覗くことができる一冊。

以下、僕の琴線にふれた箇所をいくつかご紹介しておきます。

 

机上の勉強は実戦を経験しないと理解できない

「勉強したことを活かすには、実戦を経験しないといけない」と、これまた多くの自己啓発書に書かれていることが、ここでも強調されていました。

これは、経験的にも宇宙の法則のごとく真理に近いことが実感できています。ですので、反省も兼ねて、最近は机上の勉強よりも先に実戦をするように心がけています。

私たちはとかく膨大な量の情報や知識に埋もれがちだ。定跡を生かすにも、情報におぼれるのではなく、まず、〝自分の頭で考える〟ことが先決だと思っている。

どんなに机上で勉強、分析しても、実戦でやってみて「失敗した」「成功した」経験をしないと、理解の度合いが深まらない

 

守りはリクスだ

守りに入った段階で成長はそこで止まるそうです。それどころか後退が始まると…

オッサンになるにつれ、気がつくと守りに入って冒険を避けるようになってきたので、大いに反省しているところではあります。

守ろう、守ろうとすると後ろ向きになる  新しいものを取り入れるときは経験がないほうが、拒否反応がないのですっと入っていける。また、怖がらないから危ない橋でもどんどん渡れる。非常に大事な要素である。

勝負の世界では「これでよし」と消極的な姿勢になることが一番怖い。組織や企業でも同じだろうが、常に前進を目ざさないと、そこでストップし、後退が始まってしまう

スクラップ・アンド・ビルド(破壊と創造)という言葉がある。米長先生のように、破壊することから新しいものは生まれるのだ。盤上で将棋を指すときは創造的な世界に進む、一回全部をガチャンと壊し、新しく違うものを最初からつくるぐらいの感覚、勇気、そして気魄でいたほうが、深いものができるのではないだろうか。  守ろう、守ろうとすると後ろ向きになる。守りたければ攻めなければいけない。私は、自分の将棋は常にそうありたいと思っている。

 

趣味では味わえない奥深さ

好きなことを趣味として楽しむのいいかもしれませんが、プロとして極めるとさらに奥深い世界をみることができるそうです。

凡人では、そこまで到達するのはムリでしょうが興味をそそられますね。

僕はというと、趣味は変に欲を出さずに単純に楽しむことだけに専念するように心がけています。

もともと職業研究者でストイックに物事を追求する習性があるので、趣味くらいは無心に楽しみたいというのが本音ですね。

プロになると「一番楽しかった将棋が一番苦痛になってくる」といわれる。 確かに、プロになれば趣味としての楽しさがなくなり、当然、苦しみも出てくる。だが、趣味としていたら多分知ることのなかった将棋の奥深さを味わえるということもある

 

さいごに

この本、内容的にも文章も少し硬くて読みにくいと感じる人もいるかもしれません。

しかし、勝負の世界でトップ争い人の頭の中を覗けるのもこの本の魅力なので、少しでも興味を持てたら読んでみるのもいいでしょうね。

下にこの本の目次を載せておきますので、ご興味をある方は本購入の参考にしてみて下さい。

以下、目次(の抜粋)です。

第1章 勝機は誰にもある
・知識は、「知恵」に変えてこそ自分の力になる
・経験は、時としてネガティブな選択のもとにもなる
・勝負では、自分から危険なところに踏み込む勇気が必要である
第2章 直感の七割は正しい
・データや前例に頼ると、自分の力で必死に閃こうとしなくなる
・決断は、怖くても前に進もうという勇気が試される
・常識を疑うことから、新しいアイデアが生まれる
第3章 勝負に生かす「集中力」
・深い集中力は、海に深く潜るステップと同じように得られる
・人間はどんなに訓練を積んでもミスは避けられない
・感情をコントロールできることが、実力につながる
第4章 「選ぶ」情報、「捨てる」情報
・パソコンで勉強したからといって、将棋は強くなれない
・創意工夫の中からこそ、現状打破の道は見えてくる
・将棋上達法ー近道思考で手に入れたものはメッキが剥げやすい
第5章 才能とは、継続できる情熱である
・才能とは、同じ情熱、気力、モチベーションを持続することである
・「真似」から「理解する」へのステップが想像力を培う
・プロらしさとは、力を瞬間的ではなく、持続できることだ

ABOUTこの記事をかいた人

sim(清水了)

動物写真家、ブロガーとして活動中。
属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。
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