sim(@ssiR01)です。
伸び悩むクリエーターのための「努力の方法論」が13人のプロ漫画家との対談形式で、とてもわかりやすく書かれています。
「これは漫画の世界だけではなくて、あらゆる創作活動に通じる法則だ!」というのがボクの感想です。
「伸び悩んでいる人って、そもそも努力のやり方がまちがっている」というのをこの本を読んで強く感じました。
そして、この本の素晴らしいところは「才能や年齢に関係なく、誰にでも実行可能な方法」が書かれているところです。
ちなみにこの本、有名ブロガーのイケダハヤトさんも絶賛しています。ボクは彼のサロンの会員なのですがサロン内でも「ブログにも応用できるから是非読んでください」と司令がありました。実際、読んでみて良かったですよ。
では、この本の内容の紹介をしていきますね。
とくに心に刺さった金言を3種類のカテゴリに分けて要約してみました。
金言1:質より量をこなせ、完成させることが大事
最初から質と量を量を両立させるのは難しいですが、量をこなしていけば質に転化します。
これについては有名ブロガーのイケダハヤトさんも同じこと言ってます。やはり、何かを極めた人の言うことには共通点がありますね。
「未完の名作を何百ページ作るよりも16ページの駄作を何本も描いていけば、だんだん上達してきて16ページのクオリティは上がっていきます。」
「同じ1000ページ描くのでも1000ページの1作品を描くよりは100ページの作品を10本、それより50ページの作品を20本描く方が確実に伸びると思いますね。」
ただ、闇雲にやってもダメで、それに対する回答が次に紹介する「2と3」の言葉です。
金言2.量をこなす時の注意点:適度に負荷をかけろ
ただし、筋トレといっしょでいくら量をこなしても適度に負荷をかけないとパワーアップにつながらないというのがポイント。
「ベストを尽くした1000ページでないと筋力は付きませんよね。腕立て伏せを10回できる人が毎日3回ずつ繰り返して1000回やったとしてもあまり意味がありませんからね。10回できるのであれば、11回、12回に挑戦しないと。その1000ページを目標に描くのですが、自分のベストより頑張った1000ページでないとカウントしてはいけないと思います。」
「たくさん作品を描いている割には伸びがイマイチな方もいます。 楽なところで描いている限りは何枚描いても1枚にカウントしてはいけないと思うんですよね。」
ボクもギターの練習で、毎日新しいこと習得するようにしていたときは上達しましたが、惰性で同じ練習メニューを繰り返すようになってからは全く上達しなくなりましたからね。
やはり、思考停止に陥るようなことを続けても進歩しないということなんでしょう。
金言3.アイデアは天から降ってこない、自分で集めるものだ
よくアイデアの神が降りてきたという表現を見かけますが、それは日頃からの大量のインプットがなせるワザです。アイデアは既存の情報の組み合わせから生まれる!
さしずめ、「インプットなくして、アウトプットなし!」っていうところでしょうか。
「あとアイディアとかネタとかって、思い付かなくてノイローゼになるプロも現実にいますが、僕なんかがみているとアイディアって考えるものじゃありません。やっぱり見つけるもの——というのが実感です。
もともとアイディアはデータの組み合わせなんですよ。普段から、どれだけアイディアの核になるデータを仕込んでいるか。それが勝負です。本当にそうなんですよ。思ってもいないものが変にくっついたときに、新しいアイデアが生まれるわけです。変なことでくっつくというのは、他の全然関係ないものが触媒になっているんです。そんな「化学変化」を起こすには、やっぱり元のデータをたえず仕込んでおいて、いつも扱える状態で頭に保持していないといけないんですね。」
「よく漫画の神様が降りてくるなんてことを言うけれど、データをもっていない人のところには、絶対に降りてきてはくれません(笑)。やっぱり普段から、勉強というか、ネタ仕込みを楽しめないと、長く続けるのは厳しいですね。」
今はいい時代でインターネットを利用するだけでも無料で大量の情報をゲットできます。まあ、身銭を切って得た情報の方が身につきやすいですけどね。
さいごに
結局のところ、創作に限らず物事を続けないことには始まらなくて、そこがスタート地点だということですね。多くの人がこの段階で脱落しますから。
そして、その中からたくさんインプットして、たくさんアウトプットした人にこそ道は開くと法則が本書に書かれていました。
この本自体のボリュームはかなりありますし、内容も濃いです。おそらく、読んだ人によって刺さる言葉も違うと思います。
だからきっと、あなたの心にも刺さる金言がみつかることでしょう!
では