【良書】「いい写真」はどうすれば撮れるのか?【レビュー】誰にとってが大事って話




アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。

『「いい写真」はどうすれば撮れるのか?ープロが機材やテクニック以前に考えることー』が、思いのほか良かったのでレビューします。

この本は、「最近、いい写真が撮れてないなぁ」「なんか写真を撮るのが楽しくなくなった」と感じている人にとっては、スランプ脱出のヒントになるかもしれません。

“sim”
この本では、僕が写真を撮るときに頭の中でモヤモヤしていた事が言語されていて、スッキリしたよ。

僕の場合は、「誰にとっていい写真なのか?」を深く考えさせられたね。

“サル君”
ほかにもコラムでプロ写真家業界の諸事情が書かれていて、おもしろく読めた。

 

誰にとっていい写真か?

「誰にとっていい写真を撮りたいのか?」を撮影前にイメージしておかないと、意味不明な写真を量産してしまいがちです。

これが、この本の一番最初に書いてあったことです。

“サル君”
つまり、一番重要なことね。
“sim”
ぼくの場合は、インスタグラムを中心に活動をしているので、そこで好まれる写真を撮るのがミッションだよ。

でも、このことに気付いたのはほん3ヶ月ほど前で、それまでの写真は自己満足でしかなかったわけですorz…

家族、友人、インスタグラム、Twitter、ブログ、商業写真、写真集と、最終的なアウトプット先が違えば、当然撮るべき写真も違ってきますからね。

たとえば、僕は野鳥が被写体ですが、生物写真(資料)として撮るならディテールが鮮明な写真を撮らなくてはいけないので、被写界深度の浅い体の一部がボケた写真はNGです。

なぜなら、この場合は生物としての形態を正確に伝えなくてはいけないからです。

でも、アートしてならボカシもOKなんだよね。

まずは、この「誰にとっていい写真を撮りたいのか?」をハッキリさせないことには始まらないのだということが、この本を読むことで再確認できました。

「自己満足でいいじゃない」と言う人もいるかもしれません。

でも、人間には承認欲求があるので、誰かに認められるとモチベーションもアップします。

なので、「誰にとっていい写真を撮りたいのか?」は、かなり大事だと思いますね。

 

この本で解説されている写真ジャンル

撮影の心構えのようなことが、プロ写真家の視点で主な写真ジャンルごとに解説されています。

ここでは、そのジャンルだけを紹介しておきましょう。

  • 風景
  • 物撮り
  • 食レポ
  • ポートレート
  • スポーツ
  • 夜景
  • 雨の日の撮影
  • モノクロ写真
“サル君”
写真+簡単な説明で書かれているので、サクッと読めるよ。

 

コラムがおもしろい

この本で、オススメなのがオマケで書かれている6つのコラムです。

このコラムはプロ写真家の業界事情などがリアルに書かれていて、エンタメとして読んでも面白かったです。

ここでは代表的なコラムのタイトルを紹介しておきます。

  • 報道と広告の写真家は全く別の職業
  • なぜ、プロカメラマンはニコンとキヤノンを使うのか?
  • うまく撮れないのは青信号
  • 写真を撮るとは「残すこと」

他2つほど

 

まとめ

以上、簡単ですが、『「いい写真」どうすれば撮れるのか?ープロが機材やテクニック以前に考えることー』の紹介でした。

“sim”
この記事では、僕の心に刺さった「誰にとっていい写真か?」にフォーカスして紹介しました。

それ以外にも多岐に渡っていい事が書いてあるので、写真を上手くなりたい人は手にとってみて損はないと思うよ。

では



ABOUTこの記事をかいた人

動物写真家、ブロガーとして活動中。 属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。 【問い合わせ】Twitterアカウント宛にDM 願います。 【注意】野鳥の撮影場所についてのご質問はご遠慮願います。