キレンジャク写真の解説と撮影方法:構図よりも鳥の表情がウケた作例




アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。

僕の撮影スタイルはお散歩スナップです。公共の交通機関で行ける都市公園で、手持ち用の軽量コンパクトな撮影機材で野鳥撮影を楽しんでいます。

このシリーズ記事ではそのようなスタイルで撮影した野鳥の写真と撮影方法について、事例ごとに解説します。

今回は、構図はイマイチでしたが、鳥の表情がウケてInstagramで評判が良かった『キレンジャク』写真について解説します。

 

野鳥のInstagram投稿写真

この写真のキレンジャクの表情は、一見怒っているようで、よく見ると可愛らしいものです。

「いいね!」は記事執筆時点で638件も付きました。

“サル君”
しかし、構図としては、背景が汚く、枝被りで、Instagramでは100%フィーチャーされない写真だな。

 

撮影方法をザックリと説明

この写真は、他の野鳥を撮影している最中にたまたま近くにとまったキレンジャクを数ショット撮影したものです。

ファインダーを覗いだ瞬間に、背景が良くなく、オマケに枝が胴体に大きく被っていたことがわかったので、Instagramでのフィーチャーはあきらめました。

そのため、カメラの解像テストと割り切って、解像重視の設定での撮影です。

つまり、シャッタースピードはギリギリまで遅くして、ISOはなるべく低く画質優先としました。

おかげで、羽毛は隅々まで解像して、写真自体のクオリティは確保できた感じです。

鳥の表情は数種類撮れた中で一番インパクトが大きそうなものをチョイスした結果、Instagramではなかなかの反応の良さでした。

“サル君”
鳥の表情って大事なんだな。

 

撮影機材

“sim”
いちおう、僕の使っている機材を紹介しておきます。

野鳥撮影用に使っているのは、下の3点セットです。

  1. SONYのミラーレス高画素フルサイズ機 α7RIII(ILCE-7RM3)
  2. SONY 超望遠レンズ FE 100-400mm F4.5-5.6 OSS
  3. SONY 1.4倍テレコン(SEL14TC

総重量約2kgの軽量コンパクトな手持ち撮影用のシステムですよ〜。ちなみに、キヤノンやニコンで同等のものを揃えると重量が約3kgに増えます。

a7RIII

 

まとめ

今回のキレンジャク写真からは、構図は悪くても鳥の表情がおもしろければ、見る人の感心を惹くことができることがわかりました。

もっとも、構図や背景が良ければ、なお良いですけど^^;

“sim”
逆に構図に欠点がなくてもピンと来ない写真もたくさん見かけるので、野鳥写真を撮るときには表情も大事にしなくてはいけないことが学べたよ。

では



ABOUTこの記事をかいた人

動物写真家、ブロガーとして活動中。 属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。 【問い合わせ】Twitterアカウント宛にDM 願います。 【注意】野鳥の撮影場所についてのご質問はご遠慮願います。