野鳥カメラとしてのOM-D E-M1 MarkIIは、SONY α9やα7RIIIよりも使いやすいのか?

アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。

愛用してるカメラOM-D E-M1 MarkIIのサブ機として、フルサイズのミラーレス一眼が欲しくなりSONYショップで話を聞いてきました。

結論としては、野鳥カメラとしてのOM-D E-M1 MarkIIは『唯一無二』であり、SONYのα9やα7RIIIでは決して代替できないこと機能があることが良くわかりました。

この記事では、OM-D E-M1 MarkIIでぼくが当たり前のように使っている機能が、SONYのカメラでも使えるのか?についてまとめました。

調べた主な機能としては、次の3つです。

  1. デジタルテレコン
  2. EVFでの拡大表示とピント合わせ
  3. 焦点距離
“sim”
実はOM-D E-M1 MarkIIをメンテナンスに出したいんだけど、その間に使うカメラが欲しかったりするんだよね。

でもフルサイズ一眼+400mmクラスの超望遠レンズの組み合わせだと、70〜100万円クラスの投資になるから、その価値があるのかが知りたかったんだ。

“サル君”
普段E-M1 MarkIIで使っている機能が、SONYのカメラでも使えるのか気になるところだよな。

デジタルテレコンと全画素超解像ズーム

OLYMPUSのデジタルテレコンは、解像感を保ったまま画角2倍にできる便利機能です。つまり、600mm相当のレンズでも1200mm相当の画角で撮影できてしまいます。画質もほとんど劣化しません。

“sim”
簡単に画角を変えられるので多用している機能だよ。

対してSONYにも同じような機能があって、全画素超解像ズームがOLYMPUSのデジタルテレコンに相当します。こちらも画質を保ったまま画角2倍にできます。

ただし、これらの決定的な違いはAF方式にあります。

OLYMPUSの場合はシングルAFとC-AFが可能で、AFポイントも自由に選べますが、SONYは中央1点のシングルAFのみです。

実際に撮影現場でSONYのαを使っている人に相談してみたら、「全画素超解像ズームはほとんど使わなくなってしまった」とのことでした。

“サル君”
たぶん、使い勝手が良くないんだろうな。

EVFでの拡大表示とピント合わせ

ガチピン写真の歩留まりを上げるために多用している機能に「拡大表示でのピント合わせ」機能があって、OLYMPUS機では最大14倍まで拡大できてしまいます。ボタン操作一つで、電子ビューファインダ内で拡大→合焦ができてしまうのはミラーレスならではです。

対してSONYのαシリーズでも、ファンクションボタンにピント拡大機能を割り当てることはできますが、最大拡大の初期倍率はわずか4.7倍です。これってカスタマイズでさらに拡大できるかは不明ですね。ショップ店員さんも把握していませんでした^^;

“sim”
フルサイズを手持ち前提で使うとなると、レンズは100-400mm+テレコンに限定されるんだよね。

つまり、OLYMPUSのシステムと比べると望遠は弱くなるんだよな。

“サル君”
それでピント拡大倍率が少なければ、使い勝手も悪そうだよな。

追記:ソニーに問い合わせてみた

ピント拡大機能については、ショップ店員さんは把握してなかったため、ソニーにwebで直接質問してみました。その回答を下に載せておきます。

結論からすると、ソニーのα9やα7RIIIには野鳥カメラとして十分なピント拡大機能があることがわかりました。

「カスタムキー」設定をおこなうことで、任意のボタンに「ピント拡大」の機能を割り当てて、ご利用いただくこともできます。

ピント拡大機能を使用している際、マルチセレクターの中央を押すことで、拡大倍率を以下の順で、変更することができます。

  • ILCE-7RM3: [×1.0]→[×6.2]→[×12.4]
  • ILCE-9 : [×1.0]→[×4.7]→[×9.4]

焦点距離

マイクロフォーサーズとフルサイズの比較なので、どうしてもマイクロフォーサーズが有利になります。

実際、手持ちで使えるシステムを比較するとこんな感じです。

  • OLYMPUS:600mm相当(300mm, f/4単焦点レンズ), 最大840mm相当(f/5.6, 1.4倍テレコン)
  • SONY:400mm(f/5.6ズームレンズ), 最大560mm(f/8, 1.4倍テレコン)
“sim”
これにデジタルテレコンの使い勝手を加味するとOLYMPUSが断然有利になる。
“サル君”
SONY α7RIIIだと、画素数が多いからトリミングが強そうだよな。

E-M1 MarkIIの2037万画素に対して、α7RIIIは4240万画素だから、単純計算で2倍解像度が高い計算になる。

画素数を考えると、α7RIIIに限り焦点距離の不利はトリミング耐性でカバーできるかもしれませんが、実際に使ってみないと分かりませんね。

ただし、プロの野鳥写真家の教えによると、野鳥写真はノートリ前提で構図を考えて撮る方がいいそうです。


そうなると、α7RIIIのような高画素は必要ないのかもしれません。

まとめ

以上、僕が野鳥撮影で重視しているポイントを、E-M1 MarkIIとSONYのα9/α7RIIIで比較してみました。

結論としては、E-M1 MarkIIの良さはα9/α7RIIIでは代替できないことがわかりました。

しかし、フルサイズ機にはマイクロフォーサーズ機では実現できない基本性能の高さ、例えば、高感度撮影や画質、ボケ感があるのは確かです。

プロは例外なくフルサイズ機を使っていることだし、正直なところ一度使ってみたいというのが本音です。

しかし、「高額投資に見合ったリターンが得られるのか?」という点で決心が付きませんね^^;

ということで、今しばらく悩みます。

では

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sim(清水了)

動物写真家、ブロガーとして活動中。
属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。
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