アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。
オリンパスの神レンズで便利ズームな『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO』のレビューです。
この記事では、このレンズを使って暗所の動体撮影となる地下鉄をどれくらいの画質で撮れるのかをレビューします。
- 駅構内に突っ込んでくるタイミング
- 駅構内から走り去るタイミング
このような撮影条件では、暗い駅構内で、地下鉄の被写体ブレを防ぐためにシャッタースピードを上げなければならないので、画質が悪くなる可能性が高いです。
この悪条件の中で、オリンパスの神レンズ『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO』でどのような画質の写真が撮れるのかをレビューしました。
撮影機材と被写体
撮影機材
撮影機材は下のとおりです。
カメラボディーはオリンパスのミラーレス一眼のフラッグシップ機を使っています。
被写体
札幌市の地下鉄東西線でわりと人の少ない駅で、撮影テストをしました。
駅に突っ込んでくる地下鉄の撮影
撮影条件
カメラの設定は下のとおり。
- シャッタースピード:1/250秒
- 焦点距離:50mm相当(25mm)
- ISO:2500
- 絞り:f/2.8
- 露出補正:-0.3ev
- ホワイトバランス:オート
- 秒間10コマのL連射モード
- JPEG撮って出し
地下鉄の作例
オートフォーカスはC-AF中央1点です。
遠くから至近距離までAFはとても良く食いついて、連射写真に被写体ブレはありませんでした。
ただし、ISO2500での撮影となったため、画質はそれなりです(下の画像は100kBまでリサイズしてます)。
ノイズの状態をピント面で拡大して確認してみると、高画質とはいえない状態でした。
駅から走り去る地下鉄の撮影
撮影条件
カメラの設定は下のとおり。
- シャッタースピード:1/320秒
- 焦点距離:50mm相当(25mm)
- ISO:5000
- 絞り:f/4
- 露出補正:-0.7ev
- ホワイトバランス:オート
- 秒間10コマのL連射モード
- JPEG撮って出し
地下鉄の作例
まず、オートフォーカスは先程と同様に良く食いついて、連射写真で被写体ブレはありませんでした。
下の作例はweb用にリサイズしたものですが、パット見はISO2500で撮影した上の作例と画質にちがいがないように見えます。
しかし、拡大してみると、ISO2500よりもノイズもひどくなっているのがわかります。
まとめ
以上、オリンパスの神レンズ『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO』で、地下鉄撮影のレビューをしてみました。
結論をザックリ書くと、下のようになります。
- スマホ画面で鑑賞することを前提としたSNS投稿用としては、画質は許容範囲だった
- カメラセンサーの性能が原因で、動いている地下鉄を高画質に撮ることはできなかった
画質をどこまで追求するかだよね。
旅の記録写真やインスタグラム投稿用なら十分に使える画質だけど、フォトコンを前提とした高画質な写真を撮りたい人はもっと明るいレンズを使うか、あるいは、マイクロフォーサーズではなく高感度撮影が得意なフルサイズセンサーのカメラを使った方が賢明かな。
では