アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。
野鳥撮影用に導入したソニーのα7RIII(ILCE-7RM3)と超望遠レンズFE 100-400mm F4.5-5.6 OSSと1.4倍テレコン(SEL14TC)のレビュー記事です。
この記事では、野鳥を撮影するときの天候の違いで野鳥の羽毛の解像度がどのくらい違うのかを実際の作例で紹介します。
今回の作例に使った鳥さん
今回の被写体となった鳥さんは、昨年から約1ヶ月間、ほぼ毎日見かけていたけど満足のいく写真が撮れなかったレンジャクです。
約1ヶ月の間、「天候、光、撮影ポジション、被写体までの距離」などを試行錯誤して自分なりの回答を見つけたのでシェアしたいと思います。
まだまだ、改善の余地はあるけど、羽毛の質感がやっと描写できたんだよね。
曇りの日の作例
まずは、ずっと失敗写真を量産していた曇りの日の中距離撮影の作例から紹介します。
被写体までの距離は10mくらいで、順光撮影です。。
ノートリ写真がこちらです。
そして、ヒレンジャクをトリミングして拡大したものが下の作例です。
晴れの日の作例
では、晴れた日に撮った写真と比べてみましょう。
被写体までの距離は上の作例と同じく約10mで、ほぼ順光での撮影です。
まずは、ノートリ写真から。
ヒレンジャクをトリミングで拡大したのが下の作例です。
だから、最近は光が被写体のまわりに射すまで待ってから撮影するようにしているよ。
運良く至近距離に被写体が止まってくれれば、解像するので問答無用で撮るけどね。
まとめ
結論をザックリまとまめると、下にようになります。
「10m程度の中距離なら、晴れた日に被写体に十分に光が回っている状態で撮らないと羽毛まで解像しない。」
レンジャクは特に羽毛が解像しにくい鳥なので、ここまで気を使わないと鮮明な写真が撮れなかったみたいですね。
では
暗い曇りで遠くの鳥を撮っても、塗り絵みたいな写真しか撮れなかったよ。