アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。
ソニーのα7RIII(ILCE-7RM3)と超望遠レンズFE 100-400mm F4.5-5.6 OSSを野鳥撮影用に導入したので、実戦レビューをしていきます。
この記事では、吹雪で光量の少ない悪条件で野鳥を撮影したときのAF精度と解像感について紹介します。
もう、特別なことをしなくても、すごく簡単に合焦して撮れちゃうよ。
これはスゴイカメラだわ!
解像度について
被写体までの距離は約2mの至近で、焦点距離400mmノートリの画角はこんな感じです。
ピントはC-AFで簡単に合わせました。なにも難しいことはしていません。鳥の目に合わせて、AFボタンを押しただけです。拡大表示もしていません。
それでどのくらい解像しているかというと、下の画像のとおりです。
ちなみに曇天・日陰・逆光の普段の僕なら撮影をあきらめている悪条件でした。
露出とSSを落としても、ISO2500まで上がってしまいましたからね。
が、さすがフルサイズ機です。
ISO2500まで上げて、上の画像くらいに拡大しても破綻しませんね。
プロがフルサイズ機を使うわけが分かったわ。
吹雪の中のAF性能
さらに悪条件の吹雪の中で野鳥を撮影してみました。
結果は、AFボタンを押すだけで、簡単に合焦しました。雪にピントを持っていかれることもなくて、歩留まりは8割といったところですね。
実際の作例ですが、まずはノートリの画像がこちら。距離10mくらい、吹雪でかなり視界が悪かったです。
でも、C-AFで撮るとしっかり鳥の目にピントが合ってました。
そのトリミングした拡大画像がこちらです。
でも、吹雪の中で鳥の目に簡単にピントが合うってスゴくないかい?
機材の性能は値段に比例するっていうのはホントだったな!
まとめ
α7RIIIの実戦投入2日目にして、性能の高さに感動してしまいました。
まとめると、下のTweetのとおりです。
α7RIIIは実戦投入2日目ですが、吹雪で暗い条件の悪い中で使って見ました。
愛用のE-M1 MarkIIと比べた感想ですが、
1.AFの精度とスピードがαの方が圧倒的によい
2.そのお陰で歩留まりが上がった
3.ISOを高くしてもキレイに撮れた
機材の性能は値段に比例するというのは本当でした^^;— 清水了📷動物写真家 (@ssiR01) 2017年12月26日
カラやヒヨドリのように落ち着きのない鳥が悪条件でここまで簡単に撮れてしまったので、α7RIIIの実力を認めないわけにはいきませんね。
撮影機材
今回レビューに使ったソニーのα7RIII(ILCE-7RM3)と超望遠レンズFE 100-400mm F4.5-5.6 OSSを野鳥撮影セットは、総重量が1967g(カメラ572g+レンズ1395g)の軽量コンパクトな手持ち野鳥撮影システムです。
マイクロフォーサーズ機の野鳥撮影システムにも匹敵する軽さとコンパクトさです。
ちなみにキヤノンやニコンで同じシステムを組むと1kg以上重くなります。AF性能はミラーレス機よりもレフ機の方がいいと思いますけど…
愛用のE-M1 Mark2と比べて、「どちらが初心者向けか?」と聞かれたら、簡単に撮れるのはα7RIII(ILCE-7RM3)の方ですね。
では