アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。
野鳥撮影用に導入したソニーのα7RIII(ILCE-7RM3)と超望遠レンズFE 100-400mm F4.5-5.6 OSSのレビュー記事です。
この記事では、ソニーの高画素フルサイズミラーレス一眼カメラ「α7RIII」で、どこまで鳥の羽毛が鮮明に描写できるかを実際の作例を使って紹介します。
はじめに
僕がお手本にしているインスタグラマーの投稿写真を最初にシェアしておきます。
この人はメチャンコ鮮明な野鳥写真を撮って、いつも有名野鳥アカウントにフィーチャーされている有名人です。ちなみにこのカメラマンの使用機材はEOS 5D Mark4と500mmF4です。
僕は手持ち機材での野鳥スナップが撮影スタイルなので、上のインスタグラマーのような大砲レンズと同じクオリティの写真を撮るのはハッキリ言ってムリです。
でも、可能な限り彼に近いハイクオリティな写真を撮りたいと思って日々試行錯誤しています。
では、早速、α7RIIIでどこまで小鳥の羽毛を鮮明に写せるのかレビューしていきます。
ハシブトガラの羽毛(近距離)
2mくらいの近距離で撮影した作例で解像感を見てみます。
まずは、APS-Cモードで撮影したノートリ写真はこちらになります。
背中の羽毛を拡大してみると、解像度・鮮明さとも十分でした。上の有名インスタグラマーのカワセミ写真よりも解像しています。
ゴジュウカラの羽毛(近距離)
こちらも距離2m程度の近距離で撮影したゴジュウカラの作例です。ISOは2500と高めです。
まずは、焦点距離400mmで撮ったノートリ写真です。(画像サイズはweb用にリサイズしてます)
一番ピントが合っていたお尻の部分を拡大してみると、解像感・鮮明さは十分すぎるレベルに見えます。上の有名インタグラマーのカワセミ写真と同等レベルですね。
ちなみに顔の部分のInstagram投稿写真はこんな感じです。
ヤマガラの羽毛(近距離)
撮影距離4mくらいのヤマガラで見てみます。
撮影日は雪降の早朝と暗い悪条件で、ISOも2000と高めです。
まずは、焦点距離400mmノートリの画像(web用にリサイズ)がこちら。
これを解像度が破綻しない程度に拡大してみると、この悪条件でも羽毛はそれなりに解像しているのがわかります。
むしろ、よくぞここまで解像したと褒めるべきだろうね。
シマエナガの羽毛(中距離)
つぎに木のてっぺん付近に止まったシマエナガで見てみます。
撮影距離は7〜8mくらいでしょうか。
400mmノートリの画像(web用にリサイズ済み)でこのくらいの小ささです。
それを解像感が破綻しない程度に拡大してみたのがこちらです。
まとめ
結論としては、ソニー「α7RIII」は撮影条件さえ良ければ、Instagramの有名野鳥カメラマンと同等レベルの解像感で撮影できることがわかりました。
愛用のマイクロフォーサーズ機では、こうはいかなかったので、「α7RIII」を使うことで写真のクオリティアップが期待できます。
撮影機材
今回レビューに使ったソニーのα7RIII(ILCE-7RM3)と超望遠レンズFE 100-400mm F4.5-5.6 OSSの野鳥撮影セットは、総重量が1967g(カメラ572g+レンズ1395g)の軽量コンパクトな手持ち野鳥撮影システムです。
マイクロフォーサーズ機の野鳥撮影システムにも匹敵する軽さとコンパクトさです。
ちなみにキヤノンやニコンで同じシステムを組むと1kg以上重くなります。AF性能はミラーレス機よりもレフ機の方がいいと思いますけど…
愛用のE-M1 Mark2と比べて、「どちらが初心者向けか?」と聞かれたら、簡単に撮れるのはα7RIII(ILCE-7RM3)の方ですね。
α7RIIIはAFが優秀ですからね。
では