インスタグラムでフィーチャされたヒヨドリ写真の解説(2)




アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。

インスタグラムに投稿した野鳥写真のうち、フィーチャーされた『ヒヨドリ』写真の紹介と解説記事です。

ヒヨドリ写真がフィーチャーされたのは今回でなんと2回目です。

この記事では、インスタグラムにおけるヒヨドリの被写体としての魅力にせまります。

“サル君”
ヒヨドリって日本では身近すぎて野鳥撮影の被写体としてみられてないよな。
“sim”
グローバルな視点でみると、ヒヨドリは珍鳥なんだよ。

日本とその周辺にしかいないから、インスタグラムに投稿すると意外とウケるんだよね。

インスタグラムでフィーチャーされたヒヨドリ写真

今回フィーチャーされたヒヨドリ写真もクローズアップ写真です。

“sim”
ヒヨドリは警戒心の強い鳥だから、いい背景・いい構図でなかなか撮らせてくれない。

必然的にクローズアップ狙いの撮影が多くなるんだよね。

 

フィーチャーしてくれた野鳥メディア

今回、ヒヨドリ写真をフィーチャーしてくれたのは、フォロワー数7万人のbird_brillianceです。

“sim”
ついたコメントを読んでいると、ディテール羽毛の美しさを褒めるものが多かったね。

なので、フィーチャーされた理由としては、単に生物写真としての情報量の多さが見る人にインパクトを与えたようです。

“サル君”
この辺は使っている高画素カメラ『SONY α7RIII』の得意分野だな。

 

ヒヨドリの魅力

ヒヨドリは国際的にはレアな鳥

ヒヨドリは欧米にはいません。

ヒヨドリの分布域は、日本、サハリン、朝鮮半島南部、台湾、中国南部、フィリピンの北部にしか分布していません。しかも、日本以外のエリアでの生息数は少ない(ウィキペディアより)。

つまり、グローバルな視点でみるとヒヨドリは珍鳥なんです。

“サル君”
その証拠にインスタグラムの野鳥写真のフィーチャーメディアでは、ヒヨドリの写真をほとんど見かけないよ。

 

羽毛をクローズアップすると面白い

ヒヨドリの被写体としての魅力は、ズバリ羽毛パターンの美しさです。

“sim”
ヒヨドリは体がそこそこ大きくて、クローズアップがサマになる鳥なんだよね。

たとえば、これがレンジャクだと、羽毛のキメが細かすぎるのと、色彩が単調でクローズアップでは絵になりにくいんだよ。

そして、ヒヨドリの羽毛は解像しやすいので、近距離で撮影できれば高画素のカメラを使わなくても解像できます。

下のヒヨドリ写真は、マイクロフォーサーズセンサーのカメラ(約2000万画素)で撮影したものですが、羽毛はバッチリ解像しています。

 

撮影時の状況とクロップ方針

5m以内の至近の枝に止まったけど、日陰で部分的に木漏れ日が当たっていて、背景もイマイチ、鳥単体では絵になりにくい状況でした。

“sim”
まあ、いつもパターンですよ(笑)

そのため、クローズアップ写真にする前提で、シングルAFと拡大表示を使ってガチピンで撮影しました。

至近距離撮影と高画素カメラの利点を活かすみたいなスタンスです。

どのくらいクロップしたのかは、下のとおり。

 

まとめ

以上、インスタグラムでフィーチャーされたヒヨドリ写真の解説でした。

ヒヨドリは日本の野鳥カメラマンからは敬遠されていますが、海外では珍鳥なためインスタグラムでは有望な被写体です。

みなさんも、ご自慢のヒヨドリ写真をインスタグラムに投稿してみてはいかがでしょうか?

もしかすると、フィーチャーされるかもしれませんよ。

では

補足

以下、使用機材です。



ABOUTこの記事をかいた人

動物写真家、ブロガーとして活動中。 属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。 【問い合わせ】Twitterアカウント宛にDM 願います。 【注意】野鳥の撮影場所についてのご質問はご遠慮願います。