アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。
僕がInstagramに投稿している野鳥写真を、有名な野鳥キュレーションアカウントの『eye_spy_birds』にフィーチャーしてもらえました!
この記事では、Instagramでフィーチャー(Feature)された写真のいったい何が良かったのかについてまとめてみました。
Featureされた野鳥写真
下のヒレンジャクの写真が『eye_spy_birds』にフィーチャーしてもらえました。
こちらがオリジナルの投稿です。
この写真は、もともと空抜けのせいで画質があまり良くなかったので、Instagram投稿を控えていた写真です。
日課の撮影で収穫がなかった日に「じゃあ、過去写真から何か投稿するか…」ということで投稿したものです。
フィーチャーで得たメリット
『eye_spy_birds』は代表的な野鳥関係のキュレーションメディアの一つです。
クリエーターやアーティストを応援するのが目的のアカウントだと説明書きにのっていますね。
フィーチャーされるメリットは、Twitterのリツイートと同じで、自分のアカウントへの流入が増えるのと、フォロワーが増える点です。
ちなみに今回はフィーチャーでは、「いいね!」はいつもの2倍、コメントは5倍以上、フォロワー数は10%以上増えました。
フィーチャーに必要な要因を考えてみた
Instagramのフィーチャーは、Twitterのリツイートと同じように、望んでしてもらえるわけではありません。
では、「フィーチャーしてもらうには何が必要なのか?」について少し考察してみました。
指標はフォロワー約5万人の『eye_spy_birds』のアカウントでついた『いいね!』の数です。
『eye_spy_birds』でフィーチャーされた写真につく「いいね!」は1300〜7000件で、2000件前後の写真が多いです。
そして、僕の投稿についた「いいね!」数は3917件です。
では、他の作品と自分の作品の「いいね!」数の違いから考察を進めていきます。
解像度は必要か?
『いいね!』の件数から判断すると、必ずしも高画質・高解像度は必要ないという結論になります。
今回、フィーチャーされた僕の写真は解像感・画質ともにハッキリ言って良くないです。とくにノイズが背景に目立つのが気になります。
では、他の人の写真はどうか見てみると、高画質だから『いいね!』たくさん付くわけではないんですよね。
例えば、下の写真。めちゃんこ高画質・高解像度ですね。でも、『いいね!』は2159件と平均的な数に収まっています。
つまり、フィーチャーされるためには、必ずしも大砲レンズとフルサイズ一眼で撮影された高画質・高解像の写真は必要はないと結論づけられますね。
構図の良さか?
では「構図なのか?」ということになりますが、構図を卒なくまとめるだけでは『いいね!』数は思ったほど伸ないというのが、僕の出した結論です。
例えば、下の写真は、惚れ惚れする構図バランスですが、『いいね!』も2524件と平均的で飛び抜けた数を獲得するには至っていません。
色彩のインパクトか?
わかりやすい要因としては、色彩のインパクトは『いいね!』数に影響しているように思えます。
例えば、下の作例。鳥のボディ色のブラックと、目のレッドがキレイです。背景との色のバランスもすばらしいです。『いいね!』数も3856件と平均以上の数を獲得してますね。
他の作品でも同じ傾向がみられるので、色彩のインパクトは『いいね!』の件数に直結するようです。
僕の写真も、今回は「ナナカマドの赤」と「雪の白」と「空の青」のコントラストが多少なりとも影響したのかもしれません。ただし、色味はあまり良くないですけど^^;
閲覧者への共感か?
あと、僕が一番感じたのが、「見た人の想像力を掻き立てるストーリー性が写真にあるかどうか?」という点です。
僕がこの写真を投稿しようと思った動機が、「空中に浮いた赤い実」と「嘴を大きく空けたキレンジャク」から、いくつかの状況が頭に浮かんで面白いかな?と思った点です。
つまり、この辺りが原因で写真を見た人に共感を与えたのが一番の要因かなと思います。
少ないシャッターチャンスをものにするのに必死だったからね。
まとめ
つまり、まとめると、Instagramで写真をフィーチャーされるには、次の5つが必要だと結論しました。
- 共感を呼ぶストーリ性
- 色彩のインパクト
- 必要最低限の画質・解像度
- 必要最低限の構図バランス
- フィーチャーされるためのタグ付け
この仮説が当たっているのがどうかは、今後の撮影で検証してみるつもりです。
では
撮影機材(おまけ)
世界最小最軽量の野鳥撮影システムを使っています。
いわゆるオリンパスのマイクロフォーサーズ・ミラーレスカメラです。これにオリンパスの照準器を付けて使ってます。