カメラの一脚のレビュー:動物撮影時のメリットとデメリット

sim(@ssiR01)です。

野鳥やリス、動物園の動物撮影と動画撮影用に「Velbon カーボン一脚 Geo Pod E76S 6段」を購入し、1ヶ月ほど使ってみたのでレビューします。

メリットとデメリットを中心に書いてみます。

下の写真は一脚にカメラをセットした図です。

 

結論をザックリと

一脚を動物撮影に1ヶ月使ってみた、現在の結論は次のとおりです。

  • 体への負担が劇的に減る
  • シャッターチャンスを逃す頻度は増えるが動物園ではけっこう使える
  • 野鳥撮影では、待ち伏せ撮影以外のシチュエーションでは使えない

 

一脚購入の動機

動画撮影中心に野鳥や動物園を撮影していたら、背中が異常に凝ってしまい、つらくなってしまったのが一脚購入の動機です。

とくに動物園での撮影は半日くらいかけてするので、体への負担は半端ないんですよね。

写真撮影だけならまだしも、動画だと長時間、重たい望遠レンズとカメラをホールドしなくてはいけないので…

なので、体への負担を減らすために一脚に頼ることにしました。

三脚使用も考えましたが、動物園ではまわりの迷惑になるし、野鳥撮影では被写体を見つけても、三脚をセットしている間に逃げられてしまうから採用を見送りました。

 

一脚の機種選定

軽量で、縮長がなるべくコンパクトで、頑丈なものを買うことにしました。

その結果、数日調べまくって選んだのが「Velbon カーボン一脚 レバー式 Geo Pod E76S 6段」です。

お値段は、amazonで16271円でした。

Velbon カーボン一脚 レバー式 Geo Pod E76S 6段

この三脚は、材質がカーボンなので軽量なわりには頑丈だし、たたんだ時の寸法も短めなので撮影現場までの移動の邪魔になりません。

スペックは以下のとおり

  • 材質:カーボン
  • 重さ:658g
  • 縮長:425mm
  • 全長:1540mm
  • 推奨積載質量:5kg

ただし、軽量コンパクトを売りにしているタイプの一脚と比べると重たいし、大きいです。

ですが、僕は重量のある望遠撮影システムを使う前提なので、頑丈さを重視し、ベルボンのGeo Pod E76Sに決めました。

値段は高いですが、長く使うことを考えると、最初からいいものを買う方が断捨離効果が高いので。

なお、一ヶ月使ってみての感想ですが、今のところ欠点は見つかりません。大変満足な買い物でした。

関連用品の購入

この一脚関連用品としては、カメラを取り付けるための雲台と、持ち運び用のケースも合わせて買いました。

雲台

買ったのは「Manfrotto 2WAY雲台 一脚クイックリリースティルトトップ アルミニウム製 234RC」です。

お値段はamazonで3563円でした。

Manfrotto 2WAY雲台 一脚クイックリリースティルトトップ アルミニウム製 234RC

カメラをワンタッチで取り付けられるギミックが付いているタイプの雲台ですが、この機能はいらなかったです。

なので、ネジで直接雲台とカメラを接続するワンランク下の雲台でもよかったですね(笑)

ワンランク下のManfrottoの234という型番の雲台なら、お値段は2082円です。

 

一脚運搬用ケース

僕が買った一脚は無理すればカバンに入るサイズです。

しかし、地面につけて泥のついた一脚をカバンに入れるのには抵抗があるので別にケースを購入しました。

買ったケースは「Velbon 一脚ケース#57 縮長570mmまで対応 380647」です。

お値段はamazonで1109円でした。

Velbon 一脚ケース#57 縮長570mmまで対応 380647

この一脚ケースは、肩紐が長め作られていて、たすき掛けしてちょうど長さです。なので、低山登山の際にも、具合がよさそうです。

ただし、問題が一つあって、一脚に雲台を取り付けた状態では幅が足りず収まりません。

なので、僕は一脚と雲台を分解した状態でケースに入れて運んでいます。

デザインに関してはいたって無難で不満がありません。値段のわりに質感も高いです。

動物園での一脚使用のメリットとデメリット

動物園内での撮影は、一脚使用によるデメリットよりもメリットの方が大きいので、僕は100%一脚を使うことにしています。

以下、動物園内での一脚使用のメリットとデメリットです。

メリット1:体への負担が減る

なんといっても、体への負担がドラスティックに減ることです。

僕は一脚を使い始めてから、背中のひどいコリもなくなりましたし、撮影で体が痛くなることも無くなりました。

1〜2時間くらいで撮影を終える場合は、一脚はいらないかもしれませんが、半日以上撮影する時にはあった方がいいですね。

 

メリット2:撮影時の手ぶれや動画揺れを防止できる

動画撮影は手持ちだと、腕が疲れてカメラをホールドできなくなると画面が揺れ出します。

この画面揺れを防ぐことができるので、長めの動画を撮影したいときには一脚があった方がいいです。

短めの動画であれば、ちょっと気合いを入れて息を止めたりすれば、画面は安定します(笑)

そして、当たり前だけど、一脚を使えば手ブレリスクも激減します。

ただし、写真撮影のみで動画を撮らないのであれば、最近のカメラの手ぶれ補正は強力なので、一脚がなくても失敗は少ないと思いますよ。

 

円山動物園:一脚を使えば、手ぶれが減るので歩留まりも上がります。

デメリット1:シャッターチャンスを逃す

一脚は動物園内を移動する時は、まわりの迷惑にならないように畳んでいるので、撮影可能な状態にするまでにタイムラグが少し生じます。

なので、それが原因で何度かシャッターチャンスや動画撮影のタイミングを逃したことがあります。

例えば、マンドリルは人から見られるのに疲れていたのか、僕が一脚の準備をし始めると気配を察して露骨に背を向けたりされたこともありました(笑)

円山動物園マンドリル

野生動物撮影時の一脚のメリットとデメリット

待ち伏せで撮影するとき以外は、シャッターチャンスをことごとく逃すので、僕は野鳥撮影のときには一脚は使っていません。

僕の場合ですが、野鳥撮影は毎回1〜2時間以内に終えるので、体への負担が少ないことも一脚を使わない理由のひとつです。

以下、野生動物撮影のときの一脚のメリットとデメリットです。

メリット1:体への負担が激減する

動物園の撮影と同様に、体への負担が劇的に減ります。

 

メリット2:写真の手ブレや画面の不自然な揺れを防げる

動物園の撮影と同様に、一脚には手ブレ・画面揺れの防止効果があります。

シジュウカラのように落ち着きのない小鳥でも、逃げないでいてくれれば、一脚ありだと手ぶれ率が少なくて済みます。

円山公園のシジュウカラ:人に慣れているのか逃げない…

デメリット1:シャッターチャンスを逃す

被写体を見つけてから、畳んでいた一脚を伸ばしたりすると、その間に気配を察知され、たいていの場合、逃げられます。

つまり、撮影どころではなくなってしまうということです。

まあ、カメラを向けただけでも逃げられることが多いので、その確率が劇的にアップするということですね。

真駒内公園:オオルリに逃げられる

ただし、撮影ポイントでの待ち伏せ撮影では、手ブレを緩和できるので一脚有りの方が有利でしょうね。

 

まとめ

動物撮影の一脚のメリットを整理すると

  1. 撮影が原因で体に痛みを抱えている人には改善が期待できる
  2. 手ぶれ・画面揺れの防止効果が期待できる

反対にデメリットは次の一点につきます。

  1. 被写体に逃げられる確率が格段に上がる

なので、これらのバランスを考えて一脚を使うと幸せになれますよ(笑)

僕の場合はこんな感じで運用しています。

  • 動物園撮影 → 一脚使用
  • 野鳥撮影 → 手持ち撮影

では

ABOUTこの記事をかいた人

sim(清水了)

動物写真家、ブロガーとして活動中。 諸々の閉塞感を打破するために、20年以上勤めた会社を40代半ばで辞めてフリーになる。 属性は他に、博士(農学:専門は微生物)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。