sim(@ssiR01)です。
生命保険や医療保険に月1万円以上は払ってますが、これってホントに必要なんでしょうか?
僕は20代のときに生命保険に入りましたが、有名投資漫画の「インベスターZ16巻」を読んで生命保険についてますます疑念を深めました。
だって、よく考えると「みんな入ってるから僕も入った方が安心!」みたいな安直で無思考な理由で生命保険に加入しましたからね(汗)
なので、いったんゼロベース考え直して、生命保険を断捨離することにしました。
生命保険の解約返戻金に税金はかかるのか?
生命保険の場合、掛け捨てでなければ解約時にもらえる「解約返戻金」あります。
なお、解約返戻金と解約年齢の一覧表は保険屋にリクエストすればもらえるので、早めにもらって把握しておいた方がいいですよ。
僕の場合は一定の加入年数を超えると払った保険料よりも解約返戻金が多くなるので、その時まで待って解約する予定です。
その時の解約返戻金を計算すると、僕の場合で約330万円です。
で、その「解約返戻金に税金がかかるのか?」ですが、解約返戻金は所得税の一時所得なのでかかります。
だけど、大抵の場合は税金を払わずに済むようです。
一時所得の計算はつぎのとおり
一時所得の金額=(解約返戻金-払込保険料合計額-50万円)☓1/2
要約すると、次のケースでは税金を払う必要はありません。
- 解約返戻金よりも払込保険料の合計が多い場合
- 「解約返戻金ー払込保険料の合計金額」が50万円以下の場合
医療保険は必要ない?
インベスターZの16巻本編や巻末の保険のプロの「後田亨」氏のコラムを読む限り、「医療保険は無理して入り続ける必要はない」というのが僕の出した結論です。
「実際、保険会社の内勤で保険の仕組みを理解している人ほど、医療保険に入りたがらない。給付金で入院費用を賄おうとすると。コストが高くつくと知っているからです。」
巻末の保険のコラムより
実際、僕が契約している保険屋さんは「いろんなケースを見ているので加入し続けることをすすめる」といってましたが、インベスターZを読むと「ホントにそうなの?」って思えてくるんですよね。
国の高額医療制度で代用できる?
ひとつに国の高額医療制度のお陰で、100万円程度の貯蓄があれば民間の医療保険に加入していなくても大丈夫だからです。
「ガンになっても多くの場合、必要なお金は100万円程度」:巻末の保険のコラムと漫画本編より
仮に高額医療制度が崩壊したとしても、現在の契約でその補完はできないようです。晩年の医療保障についても同様ですね。
詳しくは、インベスターZの16巻もしくは巻末コラムを担当した後田亨氏の「生命保険は入るほど損?!」を読んでみて下さい。
医療保険に解約返戻金はある?
医療保険は基本、掛け捨てなので解約返戻金はありませんが、僕の契約には解約返戻金がついてました。
ただし、払込保険料の合計額よりも解約返戻金が多くなることはありませんし、加入期間が長くなるほど赤字になる計算です。
ということで、僕は医療保険については早急に解約する方向で検討しています。
今年解約すれば、解約返戻金は40万円ほど戻ってきますので、積立投資などで貯金しておいた方が良さそうです。
生命保険も必要ない?
冷静に考えて、生命保険が役に立つシチュエーションは僕になさそうなので、解約返戻金がプラスになった段階で解約する予定です。
では「生命保険が役立つシチュエーションってどんな?」については、インベスターZ16巻の巻末コラムで保険のプロのコメントがわかりやすいです。
保険はお金を用意する手段のひとつ。
たとえば、自立していない子供がいる家庭で、働いているのが世帯主だけの場合、子供が独り立ちする前に世帯主が亡くなってしまったら、残された家族には生活費や教育費など大金が必要になります。
一般に子供が小さいうちにその後の生活に必要なお金をすべて貯蓄できているケースは少ないでしょう。遺族年金や勤務先からの弔慰金などで賄えない場合、死亡保険への加入を検討していいと思います。
私には子供がいないので保険に加入していませんが、もし子供がいたら、20年くらい、掛け捨ての死亡保険に入るでしょうね
巻末の保険のプロ「後田亨」氏のコラムより
もっと、詳しく知りたい人は、「インベスターZ16巻」か後田亨氏の著書「生命保険は入るほど損?!」を読んでみてください。
まとめ
で、結論です。
生命保険の断捨離ですが、僕は次のようにすることにしました。
- 医療保険は解約手続きを申し込みました
- 死亡保険は解約返戻金の額が、払済保険料よりもプラスになった時点で解約
- 医療保険の解約返戻金は資産運用に回すことにしました
インベスターZ16巻の巻末コラムに書かれていた「お金の流れだけ見ると、保険はギャンブルと変わりません。幸運に賭けるか、不幸に賭けるかの違いでしょう」が本質をついていて妙に心にのこりました。
では