sim(@ssiR01)です。
堀江貴文氏の「君はどこにでも行ける」を読むことで「世界と日本の見方」が変わります。
この本では、世界中を旅してきた堀江氏の視点で各国・各地域の特徴が日本の主要都市と比較しながら語られています。
そして、そこには多くのビジネスのヒントが隠されていました。
でも、堀江氏の他の本に比べたら文体がちょっと硬くて読みにくかったかな。
高城剛氏もハイパーノマドとして国際感覚の重要性を本やwebで主張していますが、堀江氏とは少し視点が違います。
それと堀江氏の方が具体的でわかりやすかったです。
違う人間が書いているので当然ですけど、この辺の違いは高城剛ファンが読んでも楽しめると思いますよ。
日本はもうアジアNo.1ではない
悲しいかな日本はアジアの多くの国々に経済的にも活気の点でも完全に負けています。
世界第二位の経済大国だったのは昔の話。
そのことを自覚を自覚しないといけないようです。
かく言うボクも、この本を読むまでは「日本人というだけで大きな既得権益をもって生まれてきた!」「日本人でラッキーだった!」とずっと思いこんでいましたからね。
実際、中間層の生活水準はアジアの国々に追い越されようとしていることがこの本を読んでよくわかりました。
日本は移民に対して過剰反応を示すお国柄ですが、もうアジアの人々が日本に移民として来るメリットはほとんどないようです。
つまり、自国あるいは日本意外のアジアの国々の経済成長が目覚ましいので、わざわざ経済が停滞している日本にくるメリットがないということです。
アジアが熱い、そして次はアフリカだ
…と、それくらい現在のアジアの活況はすさまじいことがこの本を読むと実感できます。この活況をビジネスに利用しないのは損じゃないかさえと考えちゃいますね。
では、具体的にどんなビジネスがいいのでしょうか?
この本を読む限りでは、アジアの富裕層を対象にした飲食業や観光業にチャンスがありそうです。とはいっても一般人にはなかなかハードルが高そうですけど。
ただ、そんな状況を頭の片隅にインプットしておくのは悪くないです。
グローバルな視点でみると、経済の中心は今後アジアになることは間違いないようです。そして、次はアフリカだと… ホリエモンもビットコインと銀行の事業で参入を計画しているとか…
とはいっても東京の交通インフラや食べ物のクオリティは世界トップクラス
これも事実です。
東京の鉄道のダイヤグラムの正確さは世界に誇れるものです。
また、クオリティーの高いグルメがこんなに安く食べるのは東京だけとも書かれています。
だからこそ、近頃はアジアの富裕層が日本に殺到しているというのも理解できました。モチロン家電や他のモノも同じです。
他にもアジアの玄関口になるであろう福岡やガラパゴス的にクロウズドな京都の観光地としての魅力にも本書では迫っていましたよ。
さいごに
かなり読み応えのある本です。堀江さんの他の本よりも若干難しいかなという印象を受けましたが…
しかし、一読の価値はありますね。
ボクは世界を俯瞰的にみることの大切さや、これからビジネスや人生のサバイバルを考えるなら、むしろそれは必須じゃないかと強く感じました。
これから、国際ニュースの見方が変わりそうです。
では