野鳥撮影の方法とLightroom設定の解説【背景がキレイなコゲラ写真】




アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。

インスタグラム投稿写真の解説記事です。

この記事では、僕がインスタグラムに投稿した野鳥写真を撮影した方法とLightroom設定の紹介をします。

今回の作例は下のように、キレイな背景で撮れたコゲラくんです。

野鳥写真の撮影方法

撮影した時の状況をザックリまとめると下のような感じです。

撮影時の状況
  • 時間帯=朝7時台
  • 場所=近所の公園
  • 野鳥を見つけた方法=鳴き声
  • 野鳥がとまっていた場所=地上1〜2m
  • 撮影場所の明るさ:かなり暗い日陰
  • 被写体との距離=5〜6mくらい

この時点で、構図はすでにイメージできていたので、後は背景がイメージどおりになるように立ち位置を変えながら撮影しました。

この時に撮った背景のバリエーションをいくつか載せておきます。

コゲラ背景バリエーション

野鳥撮影で背景をキレイに写すコツ/空抜けさせない方法

2018年9月23日
“sim”
イメージした構図は、ありがちな真横から撮影したものだよ。

今にして思うと、構図の引き出しが多ければ、1回でバリエーションに富んだ写真が撮れたかもしれません。

“サル君”
鳥を発見してから、構図をじっくり考える余裕はないからな。

 

野鳥写真のLightroom設定

はじめに「JPEG撮って出し」と「Lightroom補正後」の写真を比べてみましょう。

コゲラLightroom補正前後

それほど激しく補正しているわけではないので、パット見違いが分かりにくいかもしれません。

原画は日陰で撮影したこともあって暗かったので、明るめに補正しています。

“サル君”
とくに原画は顔とお腹が暗いよな。

肝心のLightroomの設定は下のとおりです。

コゲラLightroom設定
“sim”
ハイライトを下げて、シャドウを上げるいつもパターンだよ。この方法で補正すると、写真の印象が柔らかくなる感じがするね。

他は、「色温度」と「色被り補正」で発色を自然なイメージに近づけました。

さらにインスタグラムのアプリ付属のエフェクターで少しだけ補正を加えています。

最後にもう一度、インスタグラム投稿画像を載せておきます。

“sim”
フワフワした印象になるように補正したつもりだよ。

なお、この時は至近距離からの撮影でしたので、ISO2000での撮影にも関わらず羽毛まで解像していました。

まとめ

以上、『背景がキレイなコゲラ写真の撮影方法とLightroom補正の設定』を紹介しました。

まとめると、下のようになります。

まとめ
  • 撮影位置をマメに変えてみると背景のバリエーションが増える
  • Lightroom補正はハイライトを下げて、シャドウを上げると羽毛の柔らかさが強調される
“サル君”
立ち位置を変えるときは、静かにゆっくり移動しないと、野鳥が驚いて逃げるから注意してね。
“sim”
なお、ミラーレス一眼だと一眼レフと違ってファインダーで見えている画像がそのまま写真になるから便利だよ。

では

撮影機材

参考までに、僕の撮影機材も紹介しておきます。

僕は次の3点セットで撮影しています。

使ったカメラとレンズ
  1. カメラボディ:SONY α7R3
  2. 超望遠レンズ:SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
  3. 1.4xテレコン:SONY SEL14TC

高画素フルサイズセンサーのカメラボディに、400mm相当の超望遠レンズ、1.4xテレコンのセットです。さらに全画素超解像ズーム(デジタルズーム)で2倍の画角にしているので、1120mm相当の焦点距離で撮影しています。

“sim”
なお、今回の作例はテレコンなしなので、800mm相当の焦点距離での撮影になるよ。
a7RIIIサムネ

SONYのミラーレスカメラ『α7RIII』は野鳥撮影に使えるか?

2018年3月12日

SONYFE100-400+a7R3



ABOUTこの記事をかいた人

動物写真家、ブロガーとして活動中。 属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。 【問い合わせ】Twitterアカウント宛にDM 願います。 【注意】野鳥の撮影場所についてのご質問はご遠慮願います。