【便利ズーム】オリンパスM.ZUIKO 12-40mm F2.8 Proは食レポ料理写真でも優秀だった




アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。

オリンパスの神レンズ『M.ZUIKO ED 12-40mm F2.8 Pro』は超望遠撮影を除けば万能に使えるので手放せないレンズの一つです。

【参考記事】オリンパス 12-40mm F2.8 PROレビュー:便利ズームとして使えるか?

でも、このレンズを使って、「どのくらい簡単にクオリティの高い写真が撮れるのか?」気になりますよね。

今回、これを証明するために「食レポ」を撮影のテーマに選んでみました。

“sim”
メシが美味そうに撮れるかどうかは誤魔化しにくいからね。

この記事では、この神レンズを使って、室内証明が暗い洋食店でどのくらい「素早く」「美味しそう」に撮れるのか?を紹介します。

この記事で作例としたメニューは洋食店では定番の次の2品。

  • 豚カツ
  • ハンバーグ
“サル君”
料理の美味さの描写は直接人間の本能を刺激するから、メシをどれだけ美味そうに撮れるかでレンズの性能がわかると思うよ。

撮影機材

レンズ

オリンパスの神レンズ「ED12-40mm F2.8 pro」で、暗い室内の物撮りが得意なレンズです。その理由は次のとおり。

  1. F値2.8通しの明るいレンズ
  2. 最短撮影距離が20cmで接写が得意
  3. 最大撮影倍率が0.6倍相当で被写体を大きく撮れる

ちなみにサイズは、Ø69.9×84mm382gと、f2.8通しの大三元レンズとしては、ありえないくらい軽量コンパクトです。

 

カメラボディ

オリンパスのミラーレス・フラッグシップ機で、手ぶれ補正が優れています。つまり、暗い室内での物撮りも得意なカメラです。

洋食店と撮影条件

今回、作例を撮影した洋食店は札幌でイチオシの人気店『マーシュ亭』です。激混みなので、ゆっくり撮影なんてできません。

【参考記事】札幌が誇る洋食店「マーシュ亭」のとんかつ定食/この美味さで税込みたったの1000円ですぞ!

だから、撮影に要した時間は料理が出されてから1分以内です。

“sim”
せっかくの美味しい料理が冷めてしまっては勿体無いし、撮影には時間をかけなかったよ。店に迷惑だしね。

豚カツ

洋食店の定番メニューです。

まずは定食の全体像は楽勝で撮れます。24mm相当の広角から使えるレンズなので難なく座席に座ったまま撮れました。

下の作例は広角端を使うまでもなく、30mm相当の画角で全体が入りました。

オリンパスのカメラは手ぶれ補正が強力なので、シャッタースピード1/60秒でも余裕です。

ISO500, 15mm (30mm相当), 0ev, f/2.8, 1/60, 画像補正なし, 150kbにリサイズ

“sim”
豚カツを美味しく写すためには、「肉のジューシーさ」「ころものパリパリ感」「特性デミグラスソース」が上手に撮れないとダメだよ。

これらは望遠端の80mm相当で写した下の拡大写真で十分に表現できています。

ISOは1000以上まで上がりましたが、画質の極端な劣化はみられません。

ISO1000, 40mm (80mm相当), 0ev, f/2.8, 1/80, 補正なし、140kbにリサイズ

トリミングして拡大した画像がこちら。あふれる肉汁コロモのパリパリ感がリアルに描写できています。2400万画素のボディを使っているので、このくらいのトリミングは余裕です。

“sim”
ズームレンズなので、座席に座ったまま好きな画角に拡大できるから素早く撮影できるよ。

 

ハンバーグ

続いてハンバーグ定食です。

ハンバーグの全体像だけでも美味しく見えるように撮れました。

“sim”
ISOは1000まで上がっちゃったけど、画質劣化は気にならないレベルだったよ。

ISO1250, 34mm (68mm相当), 0ev, f/2.8, 1/60, 補正なし、126kbにリサイズ

ハンバーグを割った画像が下で、「中の肉汁」と「デミグラスソースの美味そう感」が表現できています。

下の写真は、f/4まで絞って被写界深度を少しだけ深くしてあります。シャッタースピードは1/20秒まで落としましたが、手ブレ補正のおかげでブレませんでした。

ISO800, 30mm (60mm相当), 0ev, f/4, 1/20, 補正なし、183kbにリサイズ

さらにこの画像をトリミングしたのが下の写真ですが、暗い店内でも「あふれる肉汁」と「デミグラスソースの粒子の細かい脂分」「湯気」も描写できて、美味しそうです。

“sim”
このレンズは近接撮影であれば、トリミング耐性も強いね。

 

まとめ

以上、オリンパスの万能神レンズ『M.ZUIKO ED 12-40mm F2.8 Pro』で撮った食レポ写真の紹介でした。

結論としては、この神レンズを使えば、屋内でも料理を簡単に素早く美味しそうに撮れることがわかりました。

“サル君”
さすがプロ用レンズだけあって、料理の描写力もスゴイね。

何気なくサクッと撮っただけで、美味しそうに見えるからオドロキだよ。

“sim”
プロ用といってもマイクロフォーサーズ規格だから、他メーカーと比べるとお値段はかなり安めだし、軽量コンパクトなんだよね。

ということで、暗い屋内の料理写真もキレイに撮れるし、コンパクトサイズの標準ズームなので、旅行に1本だけ持っていくレンズとしても有力候補です。

では

カメラボディ

オリンパスのミラーレス・フラッグシップ機で、手ぶれ補正が優れています。つまり、暗い室内での物撮りも得意なカメラです。



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動物写真家、ブロガーとして活動中。 属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。 【問い合わせ】Twitterアカウント宛にDM 願います。 【注意】野鳥の撮影場所についてのご質問はご遠慮願います。