アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。
6月に買ったOM-D E-M1 Mark2ですが、先日撮った写真を整理していると、赤く輝くドットが写真に写り込んでいるではないですか!
しかもどの写真もすべて同じ場所に…
これは、デジカメでよくある画素欠損トラブル(ホットピクセル)というやつです。
ということでオリンパスのサービスステーションにカメラを持ち込んで話を聞いてました。
画素欠損トラブルの症状
僕のカメラのトラブル症状
- 赤いドットが背面液晶と写真に映り込む
- 赤い点はすべて同じ場所
- 写真には写るときと写らないときがある
背面液晶でみえる画素欠損
レンズキャップをした状態で背面液晶をみると、下の画像のようにハッキリと赤い点が写っているのが確認できます…orz
撮影写真に写る赤い点
で、この状態で撮影した写真にも画素欠損の赤い点はしっかりと写っています。
拡大しないとわからないレベルですが、ハッキリと写っています。
野鳥写真に写っていた画素欠損
すべての写真に写り込むわけではありませんが、結構な確率で画素欠損の赤い点が写っていました。
オリンパスサービスステーションで対処法
オリンパスに電話してみたら、持ってきて下さいということだったので、実際に行って話を聞いてきました。
保証期間内でも送料は自己負担
まず、買ってから一年以内であれば、修理は無償になります。
しかし、修理センターへの送料は自己負担になるので、注意が必要です。
持ち込みであれば送料は取られませんので、交通費との差額を検討しつつ、持ち込むか送るか決めたらいいと思いますよ。
画素欠損はどういう時に起きやすいのか?
画素欠損の赤く輝く点ですが、色は赤にかぎらず、白であったり、緑だったりすることもあるそうです。
で、この画素欠損がどういう時に起きやすいか?というと、
長時間電源をONにした状態、つまりセンサーが熱をもつと発生しやすいそうです。
それで対処方法ですが、オリンパスから次の3つを提案されました。
- ピクセルマッピング(応急処理)
- 画素欠損調整
- ISユニットの交換
では順に説明していきます。
ピクセルマッピング(応急処置法)
画素欠損の場合に最初にすることは、ピクセルマッピングです。
これは、カメラ内のプログラムで実施可能なので、自分でもできます。
E−M1 markII の場合だと、次の手順でできますよ。
- メニューボタンを押す
- >歯車マーク
- >J1
- >ピクセルマッピング
所要時間は数分です。
これで画素欠損(ホットピクセル)が消えれば、しばらく様子見(経過観察)を勧められます。
ちなみに多くのお客さんは預かり修理をせずに、ピクセルマッピングでの応急処置を繰り返し、いい加減うんざりしてから修理に出すそうです。
画素欠損調整
しかし、画素欠損が頻繁に再発する場合には、預かり修理が必要になります。
次に行うのは画素欠損調整です。
この方法はオリンパスの修理センターでソフトウェア的に行う調整です。
でも、この操作をしても改善されない場合もあるとのことです。
ISユニットの交換
そして、画素欠損調整でも改善されない場合は、最後の手段「ISユニットの交換」です。
つまり、センサー部分を丸ごと交換するという方法です。
ただし、これをしても交換したユニットがハズレだと、画素欠損が生じ、以下、無限ループになると言われました。
まとめ
今回は、ピクセルマッピングで画素欠損が消えたので、預かり修理をせずに様子を見ることになりました。
この「画素欠損のトラブルには根本的な対処方法がない」というのが、オリンパスの見解だそうです。
だけど、冷静に考えてみると、20万円以上もするフラッグシップ機の画素欠損が直せるかわからないというのは、どうしたものかと思いますね。
仕事で使っている人だと致命的なのではないでしょうか。
もし、直らなければ、僕は発狂すると思います(笑)。
ここらへんが、キヤノンやニコンなどの大手メーカーとの信頼度のちがいなのかもしれませんね。
キヤノンユーザーだったころはトラブルとは無縁だったのに…
では