アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。
この記事では僕が愛用しているオリンパス『OM-D E-M1 Mark2』の野鳥撮影時の設定についてまとめました。
おもに次の2点について僕がカスタマイズした設定のみを解説します。
- レバー・ボタン類の機能割当
- スーパーコンパネ内の初期設定
デジタルテレコンのボタン設定
『デジタルテレコン』はよく使う機能なので、物理ボタンですぐにON・OFFできるように設定しています。
ボタンの割当はレンズについている『L-Fn』ボタンに割り当てています。
撮影時は、レンズを常に左手で支えているので、瞬時にON/OFFすることができますよ。
『デジタルテレコン』というのはオリンパスのミラーレスカメラ独自の機能で、デジタル補完により2倍の画角で撮影できる機能です。
例えば、600mm相当のレンズを使っていたとしても、デジタルテレコンをONにすれば2倍の1200mm相当の画角で撮影できてしまうんです。
デジタル補完なので「画質的にどうなんだ?」と思う人もいるでしょうが、あとでトリミングするくらいなら、最初からデジタルテレコンで撮った方が画質は確実に上です。
なので、僕はよく使っている機能なんです。
親指AF設定
『親指AF』も重宝している機能で、『AEL/AFL』ボタンにこの機能を割り当てています。
ちなみに、AFは常時『C-AF』モードで撮ってます。
カメラの方でも、このボタンに親指AFを割り当てる前提でメニュー内の設定が組まれています。
初期設定では、シャッターボタンがAF(オートフォーカス)機能を兼ねていますが、AFポイントを中央1点にしていると、瞬時に撮れるのは日の丸構図の写真だけになる欠点があります。
なので、構図の自由度を上げるために別のボタンにAFロック機能を割り当てるというのが親指AFで、中級機以上の機種であれば、どのメーカーでも設定できるようになっています。
実際に親指AFを使い始めてからは構図の自由度だけでなく、ガチピンで撮れる確率がアップした気がしますよ。
設定の仕方はオリンパスのwebサイトに詳しいです。
拡大表示のボタン設定
拡大表示機能は、マウント横上側ボタンに割り当てています。
『拡大表示』機能は、ガチピン写真を狙ってとりたいときには重宝する機能です。
下のシジュウカラくんも『拡大表示』機能でガチピン写真を撮ってます。トリミングしまくってこの鮮明さなので、この機能のありがたさがお分かりいただけると思います。
オリンパスのカメラの場合だと最大14倍まで拡大して、電子ビューファインダー(EVF)内で目視確認することができます。
例えば、下に実例を載せておきますが、このくらいに拡大できてピント合い加減を確認できます。
『拡大表示OFF』
『拡大表示ON』
ピーキング表示のボタン表示設定
『ピーキング表示』機能も、マウント横のボタンに割り当てています。
『ピーキング表示』機能は、ピントが合っている箇所をカラーで強調表示できる機能です。
例えば、下のように、赤色の強調表示でピントが合っている箇所をEVF内で直接確認できます。
でも、最近、この機能はあまり使ってないです。拡大表示だけで十分な気がしてますので、このボタンには別の機能に割り当てるかもしれませんね。
プロキャプチャーモードのダイヤル割当
野鳥の飛び出し撮影のチャンスがあるときには、瞬時にプロキャプチャーモードを呼び出せるようにしています。
例えば、下の写真はプロキャプチャーモードで撮ったものです。
具体的には、モードダイヤル『C2』にプロキャプチャーモードの設定を入れてます。
プロキャプチャーについては過去記事に詳しいので参照してください。
【関連記事】ヤマセミの飛び込み撮影:OM-D E-M1 Mark 2のプロキャプチャー
白飛び・黒つぶれ予防の設定
鳥の細部の階調が飛ばないように、設定2つばかりしています。
- コントラスト=−1
- シャドウ=+2、ハイライト=−2
カラー設定
そして、カラー設定は一段鮮やかになる設定に変えています。
まとめ
以上、僕が野鳥設定のときに『OM-D E-M1 Mark2』でカスタマイズしている設定でした。
意外と初期設定のまま使っているボタンが多いですが、特に不自由は感じません。
今後、これらの設定は随時最適化していく予定です。
では