MacのiTunesでストレージ空き容量を増やす方法/Appleに聞いてみた




アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。

うちのiMac、2TBもあった内蔵ストレージが残りわずかでピンチです!

そこで、容量食いの原因の1つであるiTunes内の音楽データにメスを入れることにしました。

方法は以前に書いた写真データの記事とほぼ同じです。

必要なものだけローカルストレージに残し、利用頻度の少ないものは外付けストレージに移す作戦。

しかし、iTunesも、写真アプリと同様にデータ移行の方法を間違えると、閲覧・再生ができなくなってしまうので注意が必要なのです。

この記事では、iTunesを使って、失敗することなく、音楽データの整理を行って、Mac内蔵ストレージの空き容量を増やす方法を、アップルケアサポートに電話して教えてもらったので紹介します。

音楽データが原因でMacのストレージが不足気味の人の参考になれば嬉しいです。

“sim”
お気に入りの曲や音声って意外と少ないんだよね。なので、お気に入り以外は外付けに保管することにしたんだ。

 

Mac内蔵ストレージの空き容量を増やす方法の概略

今回行うiTunesデータの整理で、Macのローカルストレージの空き容量を増やす方法はつぎのとおり。

  • 全iTunesデータは外付けハードディスクに保存する
  • Mac内蔵ストレージには必要最低限の楽曲とMusic Videoのみを残す。

さしあたり、43GB(約3300曲+MV14本)を、約18GB(約1200曲+MV2本)まで削りましたが、まだまだ圧縮できそうです。

“サル君”
1200曲もお気に入りがあるって、頭おかしいだろ。もっと削れ!

 

バックアップに使う外部ストレージの種類

結論から書くと、ポータブルハードディスクがコスパが良く、いざという時のモバイル性能も優れているのでオススメです。

実際、バックアップ用iTunssライブラリをUSB3.0接続の外付けポータブルHDに保存して、それをiTunesで使ってみた体感速度はローカルのFusion Driveと変わりません。

“sim”
さしあたっては、高価なSSDや大容量SDカードを買わなくて済んだわ。

つまり、予算を最小限に抑えたいのであれば、外部ストレージはポータブルハードディスク(USB3.0接続)で十分という結論になります。

ちなみに僕がバックアップに使っているのは、WDのポータブルハードディスク(2TB)です。ご参考までに。

“サル君”
SSDやmicroSDカードのコスパがもっと良くなれば、そっちの方がモバイルには適しているんだよな。

ノマド生活をしている高城剛は200GBのmicroSDカード10枚を外付けハードディスクの代わりに使っているしな。

だけど、容量単価はハードディスクの10倍高いから手が出ないな。

 

Mac内蔵ストレージの容量を増やすの手順

アップルケアサポートに電話して、教えてもらった具体的な手順は下のとおりです。

1.「iTunes」フォルダーをまるごと外付けハードディスクにコピー

(1)ファインダー内の「ミュージック」をクリック、「iTunes」フォルダーをクリック、歯車マークのメニューから「項目をペースト」をクリックする。

(2)外付けハードディスク(下の図ではWD2TB)を選択(クリック)して、歯車マークのメニューから「項目をペースト」をクリックする。

(3)外部HDに保存した「iTunes」ライブラリの名称を内蔵HD内のものと区別しやすいように変項する。僕はライブラリ名の後ろに日付を追記しました(下図)。

 

2.ローカルストレージのiTunes上で不要なものを削除

ミュージック画面で使用頻度の少ない曲やアルバムをDeleteキーで削除していきます。

僕の場合は、「厳選したお気に入りの楽曲」と「英語学習用の音声」のみを残すつもりです。

 

日々のiTunsデータの管理方法

新しい楽曲や音声をiTunesに取り込むときには、外付けHDと内蔵ストレージの両方の「iTunesライブラリ」に取り込みましょう。

そして、内蔵ストレージに取り込んだ楽曲を凄く気に入ればそのまま保存し、気に入らなければ削除するようにすれば内蔵ストレージを少ない容量で運用できます。

内蔵ストレージのiTunesライブラリは「日常ユース」

外付けHDのiTunesライブラリは「楽曲データベース」としての位置づけです。

“sim”
要するに、日々増え続ける音楽データをローカルに貯め込まない仕組みづくりが重要なんだよな。

 

補足)「iTunes」ライブラリの切替方法

いったんiTunesを終了し、「option」キーを押しながらiTunesを起動するとライブラリの選択画面があらわれます。

つぎに目的の場所に保存されている「iTunes 」フォルダーを選択して、「開く」をクリックすればOK。

下の図では、外部HDにある「iTunes」ライブラリを選択しています。

 

重要!iTunesの音楽データ管理上の禁止事項

iTunes>iTunes music>「Musicフォルダ」内に格納されているiTunesの音楽データファイルを直接削除すると、iTunes上でライブラリを正しく認識できないなどのトラブルの原因になります。

なので、楽曲や音声ファイルの削除は必ずiTunes上でするようにしましょう。

  • 参考1)ファインダー>ミュージック>iTunes>iTunes music>Musicフォルダに音楽データが保存されている。場合によっては、「iTunes Media」フォルダではなく、「iTunes Music」フォルダが使われていることもあります。
  • 参考2)iTunes 8.2.1 以前では、ほとんどのコンテンツが「iTunes Music」フォルダに保管されていました。iTunes 9 以降では、コンテンツは「iTunes Media」フォルダに保管されています。
“sim”
ファインダー上で、iTunesの楽曲データを削除したりするとトラブルの元になるから「絶対やめて下さい」とアップルケアサポートからキツく言われたよ。

まあ、僕の場合、Macの写真アプリで前科があるからね(笑)

 

まとめ

以上、iTunesで、Mac内蔵ストレージの容量不足を解消する方法の紹介でした。

ポイントは内蔵ストレージと外付けHDにそれぞれiTunesライブラリをつくり、以下のように運用することです。

  • 大量の音楽データは外付けHDに保存して、データベースとして使う
  • 日常で視聴する音楽データのみを内蔵ストレージに保存する

iTunesの音楽データが原因でMacのストレージが不足気味の人の参考になれば嬉しいです。

では



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動物写真家、ブロガーとして活動中。 属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。 【問い合わせ】Twitterアカウント宛にDM 願います。 【注意】野鳥の撮影場所についてのご質問はご遠慮願います。