Macの写真アプリでストレージ空き容量を増やす方法/Appleに聞いてみた




アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。

なんと、2TBもあったiMac 4Kのローカルストレージが残り20%を切っている!

そこで、容量を多めに食っている写真を必要なものだけローカルストレージに残し、利用頻度の少ないものは外付けストレージに移すことにしました。

しかし、写真アプリではデータ移行の方法を間違えると、写真の閲覧・編集ができなくなってしまうので注意が必要です。

この記事では、失敗することなく、写真データの整理を行って、ローカルストレージ空き容量を増やす方法を、アップルケアサポートに電話して教えてもらったので紹介します。

写真データが原因でMacのストレージが不足気味の人の参考になれば嬉しいです。

“sim”
僕はadobeのLightroomCCも持っているけど、写真管理の実行速度はMac写真アプリの方が圧倒的に速いから「写真アプリ」を愛用しているんだ。

 

空き容量を増やす方法の概略

写真整理によって、Macのローカルストレージの空き容量を増やす方法はつぎのとおり。

  • 全写真データは外付けハードディスクに移動する
  • Macローカルストレージには必要最低限の写真のみを残す。

ローカルストレージ内の写真ライブラリに残すのは、日常の作業で使う画像のみでです。僕の場合は、厳選されたブログ用素材画像と制作予定の写真集用の画像のみとしました。

“サル君”
基本、データはローカルに置いておかないってことやな。使うかどうかわからんデータは外付けストレージで十分だしな。

 

バックアップに使う外部ストレージの種類

結論から書くと、ポータブルハードディスクがコスパが良く、いざという時のモバイル性能も優れているのでオススメです。

実際、バックアップ用写真ライブラリをUSB3.0接続の外付けポータブルHDに保存して、それを写真アプリで使ってみた体感速度はローカルのFusion Driveと変わらないです。

“sim”
さしあたっては、高価なSSDや大容量SDカードを買わなくて済んだよ。
ちなみに僕の日々の写真処理量を書いておくと、1日平均1000枚撮影し、その中から平均20枚程度を保存して他は捨てている。写真サイズ(jpeg)を平均7MB/枚とすると、1年で51GB増える計算になる。余裕を見ても1年で100GB、10年で1TBの容量だから、TB以上の容量のハードディスクを買っておけば今後10年は使える。

つまり、予算を最小限に抑えたいのであれば、外部ストレージはポータブルハードディスク(USB3.0接続)で十分という結論になります。

僕がバックアップに使っているのは、WDのポータブルハードディスク(2TB)です。ご参考までに。

ストレージ空き容量を増やす手順

Macのローカルストレージの空き容量を増やす方法として上記の方法で間違いないかをアップルケアサポートに電話確認した後に、具体的な手順を教えてもらったので、以下にまとめておきます。

①写真ライブラリを外付けHDへコピー

ファインダー上で「ピクチャ」内の「写真ライブラリ」を選択し、歯車マークから「写真ライブラリをコピー」をクリック。

つぎに、外付けHDを選択し、歯車マークから「項目をペースト」でコピーする。

コピー後、右クリック→「名前を変項」でライブラリの名称を分かりやすく変項する。僕の場合はバックアップの日付を追記しました。

*外付けHDはMac OS 拡張(ジャーナリング)でフォーマットしてある必要があるので注意

②ローカルの写真ライブラリから不要な写真を削除

基本、日常作業に使うデータのみをローカルの写真ライブラリに残して、他はすべて削除する。操作方法は写真を選択して、Deleatキーを押すだけです。

③「最近削除した項目」内に残っている写真をすべて削除

この操作がなかり重要です。②のように写真アプリ上で写真をDeleatしても、「最近削除した項目」内に復帰できるように30日間は保存されているからです。

なので、ストレージの空き容量を確保するためには、「最近削除した項目」をまめに削除するようにしましょう!

“サル君”
この操作で完全に削除しないと、ストレージがあっというまに不足気味になるよ。なんせ約1ヶ月分の全写真が残っているわけだからな。

 

補足)写真データの日々の管理

日々撮影する写真は外付けHDの写真ライブラリに取り込む

基本、ローカルストレージに写真を貯め込まないようにするために、写真データの取り込みは外部HD内の「写真ライブリ」で行います。

①外付けHDの写真ライブラリの起動の仕方

単に外付けHDにある「写真ライブラリ」ファイルをダブルクリックするだけでOKです。

同様に、ローカルストレージの「写真ライブラリ」に切り替えるときも、一旦写真アプリを終了させてから同様の方法で起動すればOKです。

②毎日撮影する大量の写真の管理

外付けの「写真ライブラリ」に取り込み、そこで一時選抜をしてほとんど捨てる。さらに需要なものだけをローカル写真ライブラリに追加するとスマートです。

“sim”
要するに、日々増え続ける写真データをローカルに貯め込まない仕組みづくりが重要なんだよな。

動画データの管理

たまに撮る動画データは外付けHDに保存しましょう!最近のスマホやデジカメは動画を簡単に撮れますが、それらはデフォルト設定でMac写真アプリに取り込まれます。

結構、容量を食うのでローカルに置いておかない方が賢明です。

 

重要!Mac写真アプリのデータ管理上の禁止事項

「写真ライブラリ」>「パッケージを表示」で個別の写真データを可視化することができます。

しかし!!!

ここで個別の写真を削除したり名称変更したりすると、写真アプリで認識できなくなるので注意が必要ですぞ。

なお、中身をいじらずに外部にコピーする分には問題はありません。

“sim”
以前、勝手に可視化した写真ライブラリをいじってしまって、大惨事を招いたことがあるよ(笑)

 

まとめ

以上、写真アプリで、Macのローカルストレージの容量不足を解消する方法の紹介でした。

ポイントは以下の2点です。

  1. 大量の写真データはローカルストレージに置かないで、外付けHDに保存する
  2. 写真アプリの「最近削除した項目」内に残っている写真もまめに削除する

写真データが原因でMacのストレージが不足気味の人の参考になれば嬉しいです。

では



ABOUTこの記事をかいた人

動物写真家、ブロガーとして活動中。 属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。 【問い合わせ】Twitterアカウント宛にDM 願います。 【注意】野鳥の撮影場所についてのご質問はご遠慮願います。