sim(@ssiR01)です。
最近、オリンパスのミラーレス一眼中級機のOM-D E-M5 Mark IIを買って使ってみたら予想外に良かったので、その辺について書いておきます。
ミラーレス一眼は換算50mmの単焦点レンズのみというマニアックな仕様で買いました。理由は利便性よりも趣味性を追求するためです。
ですので、標準ズームレンズのあるEOS Kissはこれからも使うだろうと考えていたのですが、実際にミラーレス一眼を使ってみると予想に反してEOS Kissの出番は無くなることが容易に想像されました。
いったい、何がそんなに良かったのか?
まだ、液晶保護フィルムが注文中で外では使っていませんので、屋内での使用に限定したレビューを書きました。
ちなみに買ったのはコレです。
小さいは正義!
EOS Kissよりもふた回りくらい、本体もレンズも小さいです。横幅はどちらもiPhone6と同じくらいですが、レンズを装着したときの大きさは段違いですね。
コンデジと比べても、本体サイズだけならほぼ同じというコンパクトさです。
オリンパスのミラーレスはセンサーサイズがマイクロフォーサーズ規格のため、一般の一眼レフよりも小さいこともあって、レンズも非常にコンパクトです。
さすがにポケットには入りませんが、肩掛けバッグに入れて歩くのに苦にならない大きさですね。
5軸手ブレ補正バンザイ
僕の買った機種「ODM E-M5 Mark II」の手ブレ補正機能は現行の高級一眼レフを含めてトップクラスの性能を誇ります。すばらしいです。
この辺はジェットダイスケさんの動画に詳しいので、そちらをご覧いただければ。
ぼく自身も実際に撮影してみて、絞り(F値)を最大の22にしてシャッタースピードを1/10秒の屋内撮影でも手ブレが全く生じませんでした。スゴイ!
物理ダイヤルで設定が楽しくなる
コンデジだと機械式の操作ダイヤルが付いていませんので設定しようという気になれません。
しかし一眼レフも中級機以上になると物理ダイヤルが最低2個は付いているので、絞りやシャッタースピードやISO感度などの諸々のファクターを直感的に操作することができるのです。
今回買った、OMD E-5MKIIには物理ダイヤルが2個付いています。ちなみにEOS Kiss X3には一個です。
技術の進歩は速い
カメラの手ぶれ補正やその他の便利機能については日進月歩で技術が進んでいるので、7年前に買ったEOS Kissと現行機種を比べるのはあまりにも無慈悲ですが、買って良かった思えます。
ただ一つ不満を上げるとすると、電子ビューファインダーの色味が肉眼で見たものとは異なる点です。この辺もあと数年もすれば改善されるのでしょうが…
背景はボケるか?
結論から書くとかなりボケます。単焦点レンズを使用の場合ですが、絞り(F値)を変えて撮影した作例をいくつか載せておきます。
明るい単焦点レンズを使っているので当然といえば、それまでですが、コンデジやEOS Kissの標準ズームレンズよりもボケ方は強いですね。
以下、絞りを開放(F=1.8)から徐々に絞っていった作例です。背景の青いLEDライトの直径でボケの程度が分かると思います。
なお、ISO感度はぜんぶ800です。
絞り=ƒ/1.8、シャッタースピード=1/1600秒
左目にピントを合わせているのですが、被写界深度が浅いせいか、右目がすこしボケています。
絞り=ƒ/2.8、シャッタースピード=1/640秒
このくらいの絞りだと顔全体にピントが来ている感じですね。
絞り=ƒ/3.5、シャッタースピード=1/500秒
絞り=ƒ/5、シャッタースピード=1/250秒
絞り=ƒ/10、シャッタースピード=1/80秒
絞り=ƒ/22、シャッタースピード=1/10秒
この辺まで絞ると背景がかなりハッキリしますが、完全なパンフォーカスまではいかないですね。
まとめ
今まで持っていたカメラには無い次の3つの性質は写真を撮ることへのハードルを下げてくれるばかりか、趣味性を高めてくれそうです。
- 手ぶれ補正
- コンパクトであること
- 直感的に各設定値を調節できること
コンデジだと、オートでの撮影しかしなくなることが目に見えていますので、趣味性を追求するとレンズ交換ができて、物理ダイヤルをカリカリ回して設定できる一眼タイプが欲しくなります。
しかし、一眼レフはレンズもボディーも大きいので可搬性に難があります。もはや旅行に持っていこうとは思える大きさではないです。
そこで、マイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼という選択です。このシステムは性能とコンパクトさを両立できるので、旅行にもちょっとした近所の散歩にも持っていこうという気になれるところが凄いですね。
付属品が揃ったら北海道観光を兼ねて、撮影して歩く予定ですので、都度レビューしていきます。
では