sim(@ssiR01)です。
札幌に移り住んで1年が過ぎました。
果たして、札幌は住みやすい街なのかどうか?
移住1年後の感想をまとめました。
気温は過ごしやすい
夏期の暑さ
夏はそれほど暑くはならないので、冷房なしでも不快ではありません。
気温は最大30度前後まで上がりますが、湿度が低いので不快ではありませんね。うちには扇風機しかありませんが、それで十分過ごせます。
ただし、例外的に暑くなる時は別です。部屋に冷房がないので、夜間暑くてよく眠れないようなこともたまにあります。
なお、この記事を書いている2017年の7月は記録的な暑さでしたが、なんとか夏バテせずに過ごせてます。
冬の寒さ
札幌移住を検討している皆さん、気になるは夏よりも冬の方だと思います。
冬は暖房と住宅の断熱性能が高いので、部屋の中にいれば快適です。
冬の部屋の中の温度に関しては、北海道よりも本州の方が寒いです。(本州出身の人から聞いた話がソース)
外気温についても北海道の道東や道央の他の地域と比べると、寒さは緩い方なので、道民の僕にとってはとても過ごしやすいです。
水道水は不味くはないが、美味しくもない
札幌の水は以前はペットボトル詰めされて市販されていていましたので、不味くはないと思います。
ただ、住んでいる地区によっては多少、味というか匂いに癖があるような気がします。
僕の住んでいる南区では、住みはじめた頃は気になりませんでしたが、上に書いたようにちょっとクセがあるように感じますね。
以前、北区に2年ほど住んでいたときには、そんなふうに感じたことはありませんでしたから。
それでも、普通に炊事や飲料水に使っています。とくに支障を感じたことはありません。
なお、現在は、水道水を美味しくするために浄水器を使っています。
住宅の暖房のタイプは重要だった
僕の住宅は集中暖房で、10月中旬から5月中旬までの間しか暖房が入りません。
つまり、季節の変わり目は部屋がすごく寒くなります。といっても10度くらいですが。
この問題をクリアするには、集中暖房以外の住宅を選ぶしかありませんね。
僕はこの問題に対して、電気毛布(ひざ掛け)でしのいでいます。初期コストもランニングコストも安いので助かっています。
とはいっても、札幌の一般的な集合住宅や戸建ての暖房システムは、灯油かガスか電気ですので、僕のようなケースは稀であることを追記しておきます。
つまり、部屋選びの時に注意すれば十分対処できますよ。
冬のランニングはムリだった
札幌市では冬も着込んでランニングしている人がけっこういます。
つまり、札幌では装備を整えさえすれば、冬のランニングも可能なのです。
でも僕には寒くて冬はランニングを断念しました。時期的は10月上旬くらいです。
汗もかくでしょうからその辺の管理もかなり気をつける必要がありそうですし。
札幌の外れに住むと中心街までの交通費と時間がかかるので、なんとかしたい
僕の住宅は地下鉄駅の直近ですので便利ではあるのですが、札幌市の外れにありますので、中心部まで出ようとすると費用と時間が少し多くかかります。
札幌の地下鉄は初乗りが200円ですので、それと比べると約1.5倍といったところですね。
もし、次に引っ越すとしたら、地下鉄大通り駅もしくは札幌駅まで片道200円圏内のところに住みたいですね。札幌観光をするにも便利そうですし。
地下鉄駅近傍でなくても、同様の金額と時間で中心部行くことができれば、路面電車の停車場近傍でも構わないかな。
下の画像は札幌の路面電車(雪ミク電車)。
先日、札幌の街で見かけた雪ミク電車。2枚目はブレブレになってしまった。たまたまポケットに入っていたコンデジで撮影 pic.twitter.com/Iy6CqHtuGS
— sim (@ssiR01) 2016年12月1日
外食は総じてレベルが高い
札幌では越してくる前も後も外食をたまにしていますが、お店のレベルは総じて高いと感じています。北海道の他の地方都市との比較になりますけど。
どのお店に入っても、フツーに美味しいです。
引っ越して1年間で、僕の中でヒットしたお店ナンバーワンは下の記事に紹介したマーシュ亭の洋食です。このお店の洋食はクオリティ高いですよ!
スイーツも充実している
全国的に有名な北海道のスイーツのお店「六花亭」とその喫茶室が札幌市の各所にあります。スイーツの名店は六花亭の他にも沢山ありますが、六花亭はコスパに優れている点でオススメですよ。
下のケーキとコーヒー(飲み放題)のセットで710円です。
クルマがなくても生活できる
札幌は地下鉄が便利です。
僕は地下鉄駅近傍に住んでいるせいもあってか、生活に不便を感じたことはほとんどありません。
そして、JRも札幌駅を中心に路線が作られているので、北海道の各地方都市に行くにも札幌市民はとても便利な思いができます。
下の写真は札幌駅構内の帯広市行きの特急『スーパーとかち』です。
唯一、運転免許の住所変更続きのために行った警察署は、最寄りの地下鉄駅から片道徒歩30分間ほどと少し遠く感じたくらいでした。
まあ、そんな程度ですね。
クルマがなくても観光できる
地下鉄とJRと路面電車で札幌市内の観光は概ねできそうな感触です。
市内には地下鉄駅近傍に大型の公園がいくつかありますので、ここを見て歩くだけでも退屈しませんよ。
たとえば、
- 大通公園(地下鉄大通駅直結)、
- 中島公園(地下鉄中島公園駅直結)、
- 円山公園(地下鉄円山公園駅徒歩5分)
まだ、観光名所を全部回っていませんが、クルマ所有の必要性はまったく感じません。
もし、クルマが必要な場合はにはレンタカーを利用すれば問題ないでしょうし。
下の写真は中島公園。
大型書店が便利だった
そこそこの人口がある都市じゃないと大型書店がありませんが、札幌市にもちゃんとあります。
一番大きいところが、地下鉄大通り駅近傍にある「ジュンク堂」です。ここが技術書・専門書のラインナップが一番充実しています。
次に、札幌駅エリアの「紀伊国屋書店」「三省堂書店」ですね。
郊外には「コーチャンフォー」という大型書店もありますが、そこはまだ入ったことがありません。
専門書もかなりの品揃えです。技術書関係はやはりリアル本屋さんで中身を確認してからじゃないと、安心して買えませんからね。
大抵の品物をリアル店舗で買うことができるのはやはり安心だ
とくに服や靴関係、サイズ合わせが必要なものはリアル店舗で実物を確認したいところです。
その他、お目当てのものの質感や機能性などに実際に触ってみないと分からないことって多々ありますからね。
その点、札幌だと、大抵の物はリアル店舗で確認できるのはありがたかったです。
北海道の他の地方都市と比べてもこの便利さは段違いですね。
下の記事も、札幌のリアル店舗で実際に相談して購入に至っていますので、札幌クラスの規模の都市だと買い物も安心です。
イベントのお陰で意外と退屈しない
市内中心部の大通公園で定期的にイベントをやっているので、退屈しませんね。
ざっと書き出すと、
- 2月:雪まつり
- 5月:札幌ラーメンショー
- 6月:YOSAKOIソーラン祭り
- 7〜8月:さっぽろ夏まつり
- 9月:さっぽろオータムフェスト
- 12月:ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo、さっぽろホワイトイルミネーション
下の写真は札幌オータムフェスト
野鳥やエゾリスの撮影が市内の公園でできる
野鳥やエゾリスの撮影が地下鉄と徒歩圏内でできてしまいます。
円山公園や真駒内公園が地下鉄&徒歩圏内の有名スポットですが、バスを利用すればさらに多様な撮影スポットに行けてしまいますよ!
仕事の求人の数はあるが、種類は少ない
最後に札幌の欠点をひとつだけ書いておきましょう。
それは仕事の求人についてです。
もともとの求人数はかなりあるのですが、専門職を希望する場合には極端に求人数が減りますね。
北海道は農業と公共事業が基幹産業ですので、致し方ないです。
サラリーマンを希望される方には選択の幅はハッキリ言って狭いですよ。
まとめ
札幌に移り住んで1年目の感想ですが、「総じて住みやすい街」というのが今のところの結論です。
住む際に一番のネックになるのが、お仕事探しと冬期間の運動不足解消で、これをどうするかです。
これさえ、クリアできれば、ずっと住んでいたいと思えるかもしれませんね。
ちなみに今年の冬の運動不足は野鳥撮影で解消するつもりです。
では