ダニエル・コイルの「才能を伸ばすシンプルな本」に書かれていた練習法を参考にしてギター練習をやっているのですが、これが何気に良いです。
ギターの練習はハードスキル習得の訓練だ
この本によると、楽器の練習は「ハードスキルを身につけること」になるそうです。このためは次のようなことが書かれていました。
注意深く、ゆっくりと、ていねいにミスを修正するのがポイントだ。言いかえると、注意深い大工のように作業ををするということである。
ハードスキルの習得には正確な動作ができるようにスローテンポの訓練が有効だ
また、次ようなことも書かれており、楽器の練習に応用できると思いました。
ハードスキルを学ぶときは、正確に測定しながらゆっくり行う。1回にひとつの単純な作業を行い、繰り返しによって完璧に仕上げてから次に進もう。特に最初はミスを発見し、修正することを心がけよう。
楽器の練習ですが、最初は教則本をとりあえず終わらせようと思って技術が身につかない状態で先に進めていましたが、これが良くなったようです。
それで、ギターの練習法を次のように変えてみました。それは、テンポ150の練習曲をテンポ110まで落として、ゆっくりだけど正確にミスなく弾けるようにすることです。
スローテンポの練習方法だと、今まで誤魔化していた箇所が浮き彫りになる、つまり問題点が抽出できます。さらに、それを改善する場合にも、テンポが遅いのでやりやすいのです。
ピアノ練習もこれに習っています。
さいごに
この方法は演奏技術の上達具合を実感できるのも良いです。しばらく続けてみて大きな変化があった場合には記事にしてみたいと思います。
元ネタの本のリンクを貼っておきます。この本、結構良いです。なにか新しい技術を習得しようしている方でうまくいっていない方は一読の価値があると思いますよ!