オススメ本「嫌われる勇気」のレビューです。
内容はタイトルからは想像できない高尚な内容の本で、いわば哲学書です。それゆえ、危機感のない方には眠い内容かもしれません。ぼくは、とても心が飢えているときに読みましたので大きな影響をうけました。
すでにAmazonなどに多くのレビューが掲載されていますので、ぼくがレビューするまでもないのですが、忘備録として記事にしておきたいと思います。
本書は哲学書ですが、哲人と青年の対話形式で話が進む構成をとっているので比較的わかりやすいです。難しい専門用語もでてきません。
幸福な人生を送るための5つの秘訣
幸福な人生を送るための秘訣がいくつか提案されています。ぼくは一読しただけですので、全部は覚えていませんが、印象に残ったものをいくか書いておきたいと思います。
- 幸福になるための方向性の判断指標は「他者貢献 」である。
- 承認欲求は捨てるべきである。
- 課題の分離:自分が判断すべき課題と他者が判断すべき課題を分けて理解すべきだ。
- 正しい共同体感覚を持たなくてはならない。
- 今を精一杯生きることが大切だ。
他にも、「なるほど〜!」と思わせる名言が沢山でてきます。
自分の課題が明らかになる
「今まで、自分がしてきた判断や行動は正しかったのだろうか?」という疑問に納得のいく回答を与えてくれました。結果として、自分に自信が持てるようになりました。
ぼくの場合、アドラー心理学が提案するキーワードの幾つかはすでに実践できていて、自分はアドラー心理学的に正しい生き方をしてきたのかと自己確認できたので親近感が持てましたね。
一番実践が難しいと思ったのは上に書いたうちの5番目「今を精一杯生きる」ことです。
これは理屈ではわかるのですが、では「実際にどうすれば良いのか?」、方法がわからないがために今も苦労しています。
方法が適切でないと結局、長続きしないことが今までの人生で証明されています(笑)
そこで、これを解決する方法論が書かれている本がありましたので別記事でご紹介したいと思います。