sim(@ssiR01)です。
この本とDVDはオートバイの最速記録に挑戦し、見事に世界記録をつくった老人バート・マンローの実話です。
バイクに乗る方もそうでない方もバート・マンローの生き方には学ぶべき点が多いはず。
年齢を言い訳にチャレンジすることを無思考に諦めてはダメって話。
バート・マンローって何者?
ニュージーランド人。
1967年、ボンネビル・フラッツで自ら改造したバイクに乗り、1000cc以下のオートバイ世界最速記録を作った人。
そのときの彼の年齢は、なんと63歳!
その彼の挑戦の様子は映画化され、アンソニー・ホプキンス主演の映画「世界最速のインディアン」(2005年)として上映されてます。
挑戦することに年齢は関係ない
みなさんは年齢を言い訳にやりたいことを諦めていませんか?
そんな人はバート・マンローの人生を知れば、きっと勇気がもらえるはずです。
バート・マンローの情熱は尽きることがなく、63才でオートバイのスピード世界記録に挑戦するために単身アメリカに渡っており、その挑戦は彼が亡くなる直前まで続きました。
彼がいかに逆境にあったかを羅列すると、日和っている自分が恥ずかしくなります。
- 年金暮らしでアメリカに渡航するお金も借金して作った
- 心筋梗塞で医者にバイクに乗ることを禁止されていた
- 貧乏なのでバイクの改造は自作パーツ
- 他人からバカにされるほどの年代ものの古いバイクで世界記録をつくった
- 審査員から出場停止を言い渡されるほどの貧乏装備(バイクやウエア)
- 家族からは愛想をつかされ、一人暮らし
…とこんな風に書き出すとキリがないほどの恵まれない条件で世界記録に挑戦し、成し遂げています。
物事にハマること
バート・マンローの人生は物事にハマってに何かをなし得ることの何たるかを私達に教えてくれます。
驚くべきは彼のバイタリティです。一日のうちの起きている時間のほとんどを、大好きなバイクの改造に費やしています。しかも高齢で!
そして、数え切れないほどの失敗を経験しています。
彼の小屋の棚には失敗作のエンジンパーツが山のように飾られています。しかも誇らしげに!
「どれだけの時間と情熱をやりたいことに注げるか?」
これに全てはかかっていることを彼の人生から学ぶことができます。
- 中途半端は価値を産まない
- 簡単にできることに価値はない
マイク・マクマナスは、「人生で投資できるものは時間と情熱だけだ」というような言葉を残していますが、バート・マンローはまさに地でそれを実践していますね。
夢をもつことは生きる上で大事なことだ
また、バート・マンローは「夢を持たない人間はキャベツだ」と語っています。
おそらく、栽培されるだけの意思をもたない存在というようなニュアンスだと思いますが、これも心に残る一言です。
キリストも人は「人の生くるはパンのみに由るにあらず」と言っているように、夢とか希望は人生を豊かにしてくれますよね。
さいごに
バート・マンローのような人生を送れたら、さぞかし幸せだろうなと思います。
この本を読了した後は、思わず何か大きなことにチャレンジしてみたくなりますよ。
書籍の方は、読書が苦手な方には少々読みにくいと思いますので、そういう方は、DVDの方から見ることをオススメします。