街歩きや旅のスナップ用に小型軽量な50mm単焦点レンズ『カール・ツァイスLoxia 2/50』を使ってます。
ですが、
「このレンズ、高画素機であるSONY α7RIIIの解像力をどこまで活かせてるのだろう?」
という疑問がいつも頭にありました。
この辺は、Loxia 2/50をα7R3用の標準レンズとして買うのを検討している人も気になるところではないでしょうか?
果たして、『Loxia 2/50』はα7R3の性能に見合ったレンズなのかどうか…
ということで、この記事では『Loxia 2/50』とα7R3で建築物を遠くから撮影したときの解像力を過去に撮った作例から調べてみました。
Loxia2/50で撮った「札幌テレビ塔」の解像度
まずは鉄骨モノの巨大建築物ということで、札幌テレビ塔をLoxia2/50とα7R3で撮影したときの解像を見てみましょう。
まずはノートリ無圧縮の画像から。
詳しいは解像具合はFlickrで見ていただくとして、ザックリ理解しやすいようにトリミングした画像を見てください。
まずは、電光掲示板(Panasonicと書いてある辺り)をガッツリトリミングしてみたのがこちら。
解像具合を解説すると…
- 電光掲示板のドット一つ一つがハッキリ解像している
- 「寄贈」の印字がハッキリ読み取れる
この辺り、高画素機のα7R3の性能を活かせているのではないかと…
つづいて、その下の鉄骨シャフト部分を拡大してみた画像がこちら。
拡大しすぎたので、すこしシャープさに欠けますが、まずまずの解像具合ではないでしょうか?
Loxia2/50で撮った「赤レンガ庁舎」の解像度
次に、札幌の赤レンガ庁舎の作例で壁のブロックの解像具合を見てみましょう。
まずは、ノートリ無圧縮の全体写真から。
そして、中央玄関右上のエリアを拡大したのが、こちらの画像です。
こちらも若干シャープさに欠けますが、ブロックの一つ一つがハッキリ分かる辺りから判断して、十分に解像しているといえます。
Loxia2/50で撮った「札幌駅JRタワー」の解像度
最後に札幌駅JRをタワーの壁面タイルの解像具合を見てみましょう。この作例ではマイクロフォーサーズ機の作例とも比べてみました。
まずは、loxia2/50とα7R3で撮った全体像です。
これがどのくらい解像しているのかを見るためにJRタワー上部壁面タイルを拡大してみたのが、こちらです。
場所は窓大きさが変わるあたりところを拡大しました。
壁面タイルの継ぎ目がかろうじて視認できるレベルですが、タイルが剥がれた所はハッキリと分かりますね。
距離にして100m以上離れているので、驚きの解像力ではないでしょうか?
ちなみにもっと近くからマイクロフォーサーズセンサーのオリンパスOM-D E-M1 Mark2とM.zuiko ED12-40 f2.8 proレンズで撮った写真を同じく拡大したのがこちら。
マイクロフォーサーズセンサーでは20m以上近くから撮ったにもかかわらず、壁面タイルはまったく解像できてません。かろうじて、タイルが剥がれた所が分かる程度です。さきほどのloxia2/50とα7R3の解像力の高さにビビりますね。
でも、ノートリで使えばパット見かなりシャープに見えるので、マイクロフォーサーズでも旅スナップとしては申し分ないです。
まとめ
以上が、「Loxia2/50は、α7R3の解像力に見合ったレンズなのか?」を調べた結果です。
結論としては、スナップとしては十分すぎるくらいの解像力をみせてくれたので、僕としては合格点をあげたいです。
むしろ、このレンズはマニュアルフォーカス専用のため、ピントがガチで合ってるかどうかを気にした方が写真の解像力が上がります。
このレンズの欠点をあえて上げるとすると、同じくマニュアルフォーカス故にとっさの瞬間を切り取るのが苦手な点です。
ということで、結論をまとめると、次のようになります。
「Loxia 2/50は、コンパクトさと解像力が程よくバランスしたα7R3に適したレンズ」
では