アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。
今年に入って数回、シマエナガの撮影チャンスがあり、すっかりシマエナガくんの魅力にハマってしまいました。
古来より小さくて可愛いものを愛でてきた日本人の習性としては、ごく自然な流れです。
そこで、この記事ではどうすればシマエナガの魅力的な写真を撮れるかを考察してみることにしました。
光が十分に回っている条件が望ましい
他の野鳥でも同じですが、光が十分に当たっている条件の方が鮮明でわかりやすい写真になります。
色もキレイに出ますしね。
実際に比べてみると、下の写真は今年撮った中で一番明るく撮れたシマエナガくんです。
対して、逆光気味だったり、暗い条件で撮るとシマエナガの白さが十分に表現できず、魅力も半減します。
札幌の野鳥
Long-tailed Tit/シマエナガくん(11/6撮影)逆上がり練習中 pic.twitter.com/uJ8er74LbM
— 清水了📷動物写真家 (@ssiR01) 2017年11月6日
あと、空が背景になってしまうとシマエナガが暗く写ってしまうので、これも同じくシマエナガの白さが十分に表現できず、魅力半減です。
札幌の野鳥
Long-tailed Tit/シマエナガくん(11/10撮影)あまり枝が被っていない写真です。
今日も天候が不安定なので撮影中止です…orzISO 125, 300mm, ƒ/4, 1/1250, -0.7 ev, OM-D E-M1 Mark II pic.twitter.com/vlvNYgFpfg
— 清水了📷動物写真家 (@ssiR01) 2017年11月11日
シマエナガは近くで撮れる
シマエナガは、背の高い木の上の方につくこともあれば、地面すれすれのヤブの中を集団で移動していくケースにも遭遇したこともありました。
そして、シマエナガはシジュウカラよりも警戒心が薄く、近くで撮ってもすぐに逃げることはありませんから、なるべくなら近くで高画質に撮りたいものですね。
下の写真はかなり近くで撮ったのですが、撮影時はカメラに一脚を付けていたので、素早い動きについていけませんでした。
ですので、カメラは手持ち撮影の方がシャッターチャンスに強いです。
丸くなっている姿を撮る
細長い姿よりも丸い姿の方がシマエナガっぽく、可愛らしく見えます。
下の写真はわりと丸く撮れた方ですが、真円には程遠い感じでした。
対してこちらは、細長く撮れた1枚ですが、やはり丸の方が魅力的に見えます。
札幌の野鳥(11/10)
Long-tailed Tit/シマエナガくん動きが速すぎて、反射神経が追いつきません。
ISO 200 300mm, ƒ/4, 1/2000, -0.7 ev, OM-D E-M1 Mark II
他にツグミ、ヒレンジャク、キレンジャク、ミヤマカケスなど pic.twitter.com/YxeZevNF4G
— 清水了📷動物写真家 (@ssiR01) 2017年11月10日
正面顔が魅力的
シマエナガは横顔よりも正面顔の方が圧倒的に魅力的です。
下の写真は正面から撮れたので表情はうまく表現できた思いますが、全体的にシルエットが細長くなってしまいましたね。
対して、下の写真はシルエットは丸に近いですが、横顔なためイマイチ魅力に欠ける写真になってしまいました。
まとめ
以上、今季、魅力的なシマエナガを撮るための戦略について書いてみました。
ザックリまとめると、下のようになります。
- 正面顔を撮る
- 丸くなっている姿を撮る
- 明るく撮る
- 近くで撮る
まだ、納得のいく写真は撮れてませんが、冬の間にいい写真を撮りたいところです。
では