【野鳥撮影】SONY α7RIIIの望遠性能のメリットとデメリット【ヤマセミの場合】

アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。

SONY α7RIIIは、4240万画素のフルサイズセンサーを搭載しているお陰で、他のカメラよりも遠くのものを鮮明に撮ることができます。

つまり、望遠性能が2000万画素クラスのカメラよりも高いわけですが、実用面で死角はないのでしょうか?

この記事では、α7RIIIの望遠性能について、遠距離撮影が定番のヤマセミ撮影から分かったメリットとデメリットをまとめました。

“サル君”
結局、α7RIIIの望遠性能は野鳥撮影では実用的だったのか?
“sim”
ヤマセミ撮影の場合には20〜30mの距離から顔アップやバストアップのクローズアップ写真が撮れるけど、背景のノイズが少し気になるね。

使用機材

ヤマセミの遠距離撮影では、400mmレンズに1.4倍テレコンを装着し、さらに全画素超解像ズーム(2倍)を使って、1120mm相当の焦点距離で撮影しています。

以下、僕が使っている機材になります。

α7RIIIの望遠性能のメリット

α7RIIIのメリットは、大砲レンズを使わなくても、手持ち撮影用の軽量レンズで遠距離からクローズアップ写真が撮れることです。

他の高画素センサーの一眼レフカメラにはない、全画素超解像ズーム(x2)で画素の損失無く2倍ズームできる点も利点です。

下の写真は最近撮った中で、一番高画質にとれたヤマセミです。

撮影距離は25〜30mでした。

上のヤマセミ写真の詳細な撮影条件とトリミング方法は下の記事を参照してください。

SONY α7RIIIの望遠性能はいかほどか?野鳥写真のクロップ事例

 

α7RIIIのデメリット

α7RIIIのデメリットは、トリミング耐性が高すぎるため、ついつい余計にトリミングしてしまうことです。

そして、トリミングのしすぎで発生するデメリットは、背景のノイズが目立つようになることです。

たとえば下の作例。

この写真は、1120mmをさらにAPS-Cモードでクロップしているので、画角としては1680mm相当です。

撮影距離は25〜30m、天候は晴れです。

この条件で撮影した写真をノートリで使う分には、ノイズもさほど気になりません。

しかし、クローズアップのためトリミングをしていくと、背景ノイズが目立ってくるので要注意です。

実際にインスタグラムに投稿したのが下の写真ですが、このくらいのトリミングでもノイズが少し気になりますね。

“sim”
被写体のヤマセミ自体は解像感が損なわれるギリギリでトリミングをやめたけど、背景のザラザラ感は残ってしまったよ。

さらに近い20mの距離から撮った写真はこちらになりますが、やはり背景のノイズは目立ちますね。

この写真の詳細な解説は下の記事を参考にしてください。

インスタグラムでフィーチャーされた野鳥写真の解説/ヤマセミ/いいね!3700件ついたよ

“sim”
レタッチなしでクローズアップ写真として使うなら、背景ノイズが気にならない程度にトリミングを控える必要があるね。

 

背景ノイズはレタッチで修正できる

トリミングによるクローズアップで生じる背景ノイズはレタッチで軽減することができます。

レタッチの方法は別の機会に記事にするとして、下の写真が実際に背景をPhotoshopのボカシツール『フィールドボカシ』でレタッチした作例です。

撮影距離は25m、天候晴れです。

上の写真の解説は下の記事にかいてありますので、参考にしてください。

どんな野鳥写真がインスタグラムでウケるのか?/10回フィーチャーされたヤマセミ写真から分かったこと

 

まとめ

野鳥のクローズアップ写真を自然な状態で撮るには至近距離から撮るしかないのですが、α7RIIIを使えば、遠くからの撮影でクローズアップに近い写真を撮ることができます。

ただし、この方法だと大きくトリミングすることになるので、どうしても背景ノイズが目立ってしまうのが欠点。

背景ノイズはフォトレタッチで軽減できますが、そこは熟練したレタッチテクニックがないとキビシイです。

“sim”
というわけで、毎日レタッチの練習をしているけど、熟練の域に達するには独学では時間がかかりそう。

それなりにリソースを割く必要があるね。

では

ABOUTこの記事をかいた人

シミズサトル

動物写真家、ブロガーとして活動中。 属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。 【問い合わせ】Twitterアカウント宛にDM 願います。 【注意】野鳥の撮影場所についてのご質問はご遠慮願います。