YZF-R1の維持費:他のバイクと比べてどうか?




YZF-R1のようなリッターSSバイクの購入を検討されている方の中には、維持費も車両価格と比例して高いとお考えの方もいるのではないでしょうか?

オーナーの実感としては他のバイクよりも維持費が高いとは思いません。今回は過去27年間に乗ってきたバイクと比べて、どうだったのかについて書いておきたいと思います。

 

結論

ぼくの実感として、維持費として最もウェートが高い費目は、なんといってもタイヤとガソリンです。この辺を考慮するとYZF-R1の維持費は他の大型バイクと比べてさほど変わらないというのが僕の出した結論です。

以下に参考として、バイク維持費の主な費目と消耗品としてのガソリン(燃費)とタイヤのライフについて書いておきます。

昔の乗っていたバイクは記録が残っている訳ではないので、ぼくの記憶を頼りに書いてありますことをご了承願います。

 

維持費の費目

参考までに以下に主な維持費の費目を並べてみましたので、これから新たにバイクを購入される方は検討材料にされるとよいかもです。ただし、車検や保険料など他のバイクと共通のものは除きます。

ぼくR1は今年で3年目ですが、タイヤ、オイル・オイルフィルター以外の消耗部品で交換したものはまだありません。

1.主な消耗品

ざっくり書き出すとこんな感じでしょうか。ほかに洗車道具などのバイク用品が入りますがこれは車種が変わっても同じでしょう。

  1. ガソリン
  2. タイヤ
  3. オイル ・オイルフィルター
  4. チェーン・スプロケ
  5. プラグ
  6. バッテリー
  7. ブレーキパッド

 

2.修理費(経年変化による故障:転倒時を除く)

国産バイクを新車購入すると、この辺はまず心配いらないと思います。国産外車と言われているKawasakiのバイクに長く乗っていたぼくがいうのだから間違いないです。ホンダやヤマハだとさらに安心だと思います。

国産中古ですと、ハズレを引くと修理費を含めた車両価格は、新車購入よりも高くつくことがあります。ぼくの場合、FZ400Rがそうでした。エンジン腰上オーバーホールの重症でしたから…

外車は覚悟が必要です。あくまでも自分の経験談や人から聞いている話のレベルですが…。

それと外車は部品代が高いのが痛いですね。僕はDUCATIの中古に2年ほど乗っていましたが、修理費だけで20万円を軽く超えました。ショップにも問題があったと思いますが…

 

ガソリン代(燃費)

燃費については、ぼくのR1の場合、リッター20km近く走りますので今まで乗ったバイクの中では悪くない方です。

過去に乗ったバイクの中で一番燃費が悪かったのが、Kawasakiゼファー1100で最高15km/L、一番良かったのがKawasaki W650で30km/Lです。他のバイクはというと次のような感じです。

1位 Kawasaki W650:25〜30km/L

2位 Kawasaki ZZR1100D:20〜25km/L(走り方で変わりますが、ぼくの場合はこのくらいでした)

3位 DUCATI M900S4:25km/L(燃費は良いですがトラブルが多く、修理代で随分もってかれました)

4位 YAMAHA FZ400R:20km/L(記録が残っていませんが、このくらいだったと思います)

5位 YAMAHA YZF-R1(2012):18〜20km/L

6位 YAMAHA DT200R:最高18km/L(2ストバイクでしたので、とにかく燃費が悪くガス欠も経験しました)

7位 Kawasaki ゼファー1100:最高15km/L(オイル交換時に入るオイル量は一番多く、またプラグもツインプラグでしたのでこの辺の維持費は他のバイクよりも高かったです)

 

タイヤ代

今は昔と違ってスパースポーツタイプのバイク用でなくても、タイヤはハイグリップ思考でライフが短いとのバイク屋の親父が言っていました。

実際、僕が乗っていたレトロバイクのW650の純正タイヤが1シーズン持たなかったのには驚きました。それと比べると、ライフとタイヤ単価を考慮した場合にR1がとくにタイヤ代が高い印象は受けないです。

R1のタイヤライフについては、現在履いているMICHELIN Pilot Road 3 (ミシュラン パイロット ロード スリー)に変えてからですが、6000km走ってもまだ溝が残っており1シーズンは持ちました(追記:実際、北海道で2シーズン持ちましたよ)。ちなみに純正のパイロットピュアはアクセルをなるべく開けないようにして1シーズン持ちました

以下、タイヤのライフの長い順にならべてみました。タイヤ価格も違いますので、「ライフが長い=維持費安い」ではありません。乗り方やタイヤの銘柄によってライフは変わってきますので、あくまでも参考値ということで…

  1. ゼファー1100:当時のバイアスタイヤはグリップが悪かったですが、2シーズン持ちました。
  2. YZF-R1:1シーズン以上もっています(ミシュラン)。
  3. M900S4:だいたい1シーズンくらいでしょうか。意外とライフ長いなあという記憶があります。
  4. DT200R:1シーズンでライフを終えました。
  5. ZZR1100:1シーズン持つかどうかです。ぼくの走り方だとだいたい5000〜6000kmでライフを終えました。タイヤメーカーはブリジストンを多く履きましたね。
  6. W650:純正タイヤ自体はグリップが良く安いのですが、ライフが短く、ぼくの走り方ですと1シーズン持ちませんでした。おまけにチューブタイヤでしたので、チューブも交換する場合には工賃なども含めるとハイグリップラジアルと費用が変わらなかったような…。タイヤメーカーはダンロップです。メッツラーを履いたこともありましたが、タイヤライフは北海道で1シーズンです。

(FZ400R:当時極貧でタイヤの溝がなくなっても乗っていましたのでデータなしです)

 

さいごに

大型バイクの維持費を考える場合には、燃費、タイヤ代、修理代の3点を念入りに調べておくと後で困らないです。

R1に4シーズン乗りましたが、維持費は他の大型バイクと比べて高くはなかったですよ。

ただし、僕の場合はツーリング用のラジアルタイヤを履いていましたので、スポーツ用のハイグリップラジアルを履くとタイヤライフも短くなり、維持費も高くなることに注意が必要です。

では



ABOUTこの記事をかいた人

動物写真家、ブロガーとして活動中。 属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。 【問い合わせ】Twitterアカウント宛にDM 願います。 【注意】野鳥の撮影場所についてのご質問はご遠慮願います。