YZF-R1はセンターアップ式のマフラーを採用していますが、実際のところ排熱はどうなのか考察してみました。
純正ヒートガードの断熱効果は高い
住んでいる地域の気温に大きく左右されると思いますが、僕が住む北海道ではよほど気温が上がらない限り不快な思いをしたことはありません。
これはマフラーについているヒートガードがしっかりと機能しているためだと考えられます。
これがついているお陰でシートバッグも安心して装着できます。おそらくヒートガードがないと、積載中に荷物がズレてマフラーに接触したりすると、シートバッグが熱で溶けてしまうでしょうね。
社外マフラーと交換する時の注意点
純正マフラーのヒートガードはこの辺りも考慮して設計されているようです。
社外マフラーはというと開発予算の規模がメーカーとはおそらく雲泥の差があると思うので、快適さも含めたトータルバランスは純正には及ばないと考えるのが妥当でしょう。
しかし、バイク乗りの名言である「乗りやすくするのがチューニングであり、乗りにくくするのがカスタム」だとすると、あえてピンポイントの性能を狙って社外マフラーへの交換もバイクの楽しみ方としては間違ってはいません。
社外品の後付マフラーだと内側に絞りこまれていますので、シートバッグが溶ける可能性は少ないと思いますが、ライダーのおしりは排熱の影響をかなり受けると予想されます。とくに停車時など。この当たりはカスタムする場合には覚悟が必要になるかもしれませんね。
純正マフラーの隠れたメリット
純正マフラーのメリットはもうひとつあります。ヒートガードを止めているネジ部に荷物積載用フックを取り付けることができる点です。これについては、必要かどうかの問題もありますが今現在以上に積載の必要が生じたときにはフックを取り付けようと考えています。
さいごに
純正マフラーは良く出来ていて、重量も軽く社外品と交換しても軽量化の恩恵はほとんど受けることができないです。
この辺は一昔前のバイクとは大違いですね。
音についてもYAMAHAのWebサイトでクロスプレーン型R1のエグゾーストノートを公開しているくらいですので、なかなか官能的なサウンドを奏でてくれます。さすが楽器メーカーです。
このように、最近のSSの純正マフラーは出来が良いので、社外品との交換メリットは微妙ですね。
しかし、繰り返しになりますが、趣味の乗り物ですのでカスタムするのは正しいバイクの楽しみ方の一つであることに違いはないでしょう。