初音ミクのオーディオデータ編集:Melodyne・Cubase VariAudio・Logic Flex を比べてみた




初音ミクなどのVOCALOID歌声のオーディオデータを加工するアプリケーション3種を比べてみました。

 

比較したアプリケーション

  1. CELEMONY / MELODYNE EDITOR 2
  2. Cubase / VariAudio
  3. Logic X / Flex

 

CELEMONY / MELODYNE EDITOR 2

2017年現在ではバージョンアップしてMelodyne4が発売されています。

1.他のアプリケーションできることは全部できる

Cubase / VariAudioとLogic X / Flexでできることは全部できます。

ただし、DAWのプラグインとして使ったときはかなり動作が重く、Cubaseの場合には頻繁に落ちます。なので、いつもはスタンドアローンで使っていますね。

【参考記事】初音ミクのピッチ調整(3)Melodyne

 

2.MELODYNEでしかできないこと

ポリフォニック(和音情報)を検出し編集できます。Cubaseでも少しできますが、Melodyneの比ではありません。

下の図はある楽曲のwavファイルをメロダインで読み込んだものですが、楽曲を構成する音が和音であっても詳細に検出・加工できます。これをMIDIとして保存することも可能。

僕は耳コピに役立つのではないかと密かに期待しています。

参考記事:Melodyneで耳コピ :耳に頼らずにアプリの力で耳コピ・採譜できるか?

 

Cubase / VariAudioとLogic X / Flexの比較

1.CubaseとLogicで共通してできること

  1. オーディオデータからのノート(音符)の検出
  2. ピッチ(音程)の調整と平坦化(ケロボイス化)
  3. ノートの検出感度はCubaseの方が上

 

2.Cubaseでしかできないこと(Logicと比べて)

Logicでは個別のノートの検出感度が悪くて、自動検出できないノートも多々あります。この辺の精度はCubaseの方が上ですね。

機能的にCubaseでできて、Logicでできないことは主に下の2項目です。

  1. ノート(音符)の分割と長さ調整
  2. ノートのクオンタイズ

【参考記事】初音ミクのピッチ調整(1)Cubase VariAudio

 

3.Logicでしかできないこと(Cubaseとくらべて)

Logicではオーディオデータからノートさえ検出できれば、かなり細かく調整できます。

主なところでは下の3項目ですが、他にも細々と調整可能です。詳しくは個別記事で。

  1. ノートのボリューム調整
  2. ノートのフォルマント調整
  3. ノートの前後のピッチカーブの微調整

【参考記事】初音ミクのピッチ調整(2)Logic XのFlex Pitch

 

さいごに

詳細は個別記事を読んでいただきたいのですが、僕がボーカロイドの調教に実用的だと感じたのはLogicとMelodyneです。

ニュアンスを微修正するのであれば、LogicのFlexで十分ですし、本格的にゴリゴリと調教するのであればMelodyne一択になりますね。

僕はというと、ほとんどLogicのFlexで済ませています。



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sim

動物写真家、ブロガーとして活動中。 属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。 【問い合わせ】Twitterアカウント宛にDM 願います。 【注意】野鳥の撮影場所についてのご質問はご遠慮願います。