初音ミクのピッチ調整(3)Melodyne




初音ミクのピッチ調整で「Melodyne」を試用してみました。

結論としては、「かなり直感的にオーディオデータを調整できるぞ」という感じです。ただ、あまりにいろんなことが出来てしまうために使いこなすのに時間がかかるのも事実です。

この記事は、Melodyneのチュートリアル動画を参考にしてボーカロイドに落とし込み、それを防備録的にまとめたものです。そのときに生じたトラブルや注意点なども書いておきます。

 

今回行ったこと

1.ピッチの修正

VOCALOIDエディターから出力したオーディオデータはピッチが結構ずれています。これをMelodyneで修正してみました。

 

2.ピッチの平坦化

ビブラートの揺れの程度の調整や、ピッチの揺れを完全に平坦化していわゆるケロ声を作ることができるのでやってみました。

 

手順

手順を以下にまとめましたが、操作は非常に簡単です。

 

1.注意事項

Melodyneをプラグインとして使う場合、トラックの一番上にインサートエフェクトとして入れて下さい。

Logicの場合はミキサー画面から下の図のようにMelodyneを選択して差し込んで下さい。

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一番上にMelodyneを挿してください。

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Cubaseの場合はインスペクターからもミキサーからもインサートできます。インサートの仕方は他のエフェクト(EQやComp)と同じです。

Logic Pro X Ver.10.3.0ではMelodyne2.0をプラグインとして使うと動作が不安定になります。なので、スタンドアローンで使うか、素直にMelodyneをアップグレードしましょう。Melodyne2.0からだと1万円くらいでアップグレードできますよ。

 

2.オーディオデータを取り込む

Melodyneをインサートしたときや、ダブルクリックすると下の図のようなメロダイン編集画面が出てきます。

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この画面の大きさの変更はLogicの場合は少し厄介です。下の図のように右下の薄いグレーの四角い部分をマウスで動かすことによってのみ可能です。

Cubaseの場合は普通に画面の端をマウスで動かすだけでできました。

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3.データのメロダインへの取り込み

左上あたりにある「転送ボタン」押してオレンジ色に点灯させた状態で、DAWの取り込みたいトラックを再生して、メロダインに録音させて下さい。

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MIDIからのいきなり取り込みの場合にはMIDI(ソフトウエア音源)を再生しながら「転送ボタン」押すととデータが取り込まれます。

このときの注意事項ですが、CubaseでVOCALOIDエディター(ボカキュー)のインスツルメントトラックを再生して転送ボタン」で取り込むと、もとのVOCALOIDエディターのデータが壊れました。

肝心のデータの壊れ方ですが、細かく子音分割した箇所の子音が他のノートの場所に勝手に移動してしまい、子音が発音されない状態になりました。

そのため、VOCALOIDエディターをお使いの方は、いったんオーディミックスダウンしてから、Melodyneに取り込んだ方がいいです。

 

4.メロダインに録音後の編集

メロダインにデータが取り込まれると下の図のようになります。この時、任意ノートをマウスで上下に動かすことによりピッチ調整ができます。

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また、下の図のように、画面右上の「ピッチを補正」ボタンを押してスライダーを動かすことにより、ピッチ修正をすることもできます。

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任意のノートをマウスで選択したり、右クリックで様々なメニューを出して編集します。

例をいくつか紹介しましょう。

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ビブラートの程度やケロ声化させるときはこのピッチモジュレーションをつかいます。

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ビブラート極大化

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ピッチの平坦化(ケロボイス)

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ノートのフォルマントの調整

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ノートの音量調整

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発音タイミングの調整

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ノートの分割

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さいごに

ざっと紹介しましたが、Melodyneを使うとオーディオデータの編集がかなり細かいところまで出来ます。つまり、ボーカロイドの調教にも使えるということです。

ボーカロイドの調教はボーカロイドエディターでも出来ますが、操作感がお世辞にも直感的とは言えないです。Melodyneだと直感的に調声することができますよ。

ただし、動作が重いアプリケーションなので、DAWのプラグインとして使うよりもスタンドアローンとして使った方が快適ですね。

では

 



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sim

動物写真家、ブロガーとして活動中。 属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。 【問い合わせ】Twitterアカウント宛にDM 願います。 【注意】野鳥の撮影場所についてのご質問はご遠慮願います。