初音ミクのピッチ調整(2)Logic XのFlex Pitch




初音ミクのピッチ調整で「Logic XのFlex Pitch」を試用してみました。

このLogic Pro X付属のオーディオ編集機能がボーカロイド調教にどのくらい使えるのかをザックリと紹介します。

結論としては、「微調整をするにはこれで十分」、「凝った調声をするならMelodyneかボーカロイドエディターでの編集が必要」となりました。

 

今回行ったこと

1.ピッチの修正

VOCALOIDエディターから出力したオーディオデータはピッチが結構ずれています。下にズレているパターンが多いです。Flex Pitchを使うとこれを簡単に修正することができます。一括修正も部分修正も思いのままです。

 

2.オーディオ編集を6種類ほど

Logic XのFlex Pitchを使うとオーディオから検出されたノートの回りについている6個のポチポチマークをマウスで動かすことにより、6種類の編集が簡単にできます。

 

手順

以下に手順をお示しします。

1.オーディオデータ化した初音ミクの歌のリージョンをダブルクリックします。

13

2.下の図のようにオーディオトラックの編集画面がでてきます。

51

3.このとき、必ず下の図の右上のようにトラックを選択しておいて下さい。

17

4.下の図の左上の紫色のねじりコンニャクみたいなアイコンをクリックすると、Flexをオンにするか聞いてくるので、すかさず「フレックスをオンにする」ボタンをクリックします。

38

5.すると下の図のような画面に変わります紫色アイコンの横のFlex time…のプルダウンメニューをクリックして「Flex Pitch」を選びます。

26 36

6.下の図のようにオーディオデータからノートが検出されます。

57

7.各ノートをクリックすると、ノートの回りに6個の丸印があらわれます。それぞれをクリックして動かすと様々なオーディオ編集ができます。

42

以下、編集例です。

ピッチドリフト(前側)

28

動かすとこんな風にピッチカーブを変化させることができます。

56

(2)ファインピッチ

38

上下に動かすとピッチ高低を自在に修正できます。いわゆるピッチ修正です。

54

ピッチドリフト(後ろ側)

45

動かすとこんな風にノート後ろ側のピッチカーブを変化させられます。

07

ゲイン

53

下の図のように各ノートの音量レベルを調整できます。

21

ビブラート

02

ビブラートの程度や完全に下の図のように平坦化すればケロ声化させることができます。

42

フォルマント

以下、フォルマントについてのMellodyneの解説の引用です。

フォルマントとは、あるサウンドの周波数スペクトルのうち、基音の音高に関係なく常に同じ周波数帯に現れるピークのことをいいます。 フォルマントによって、それぞれのサウンドの音色は特徴付けられています。フォルマントをシフトさせる(ずらす)ことにより、男性の声を女性の声に変化させるなどの面白い効果を得ることができます。

08

 

さいごに

こんな風にLogic Pro Xの基本機能だけでオーディオデータをかなり編集することができます。これをボーカロイドの調教に応用する場合には、ちょっとした調声程度であれば十分な機能といえますね。

もっと凝った調声をしたい場合には、専用アプリのMelodyneやボーカロイドエディターの方が簡単にできます。

 



ABOUTこの記事をかいた人

sim

動物写真家、ブロガーとして活動中。 属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。 【問い合わせ】Twitterアカウント宛にDM 願います。 【注意】野鳥の撮影場所についてのご質問はご遠慮願います。