初音ミクのピッチ調整(1)Cubase VariAudio




初音ミクのピッチ調整で「Cubase VariAudio」を試用してみました。

はたして、ボーカロイドの調教に使えるのか?

 

今回したこと

1.ピッチの修正

VOCALOIDエディターから出力したオーディオデータはピッチが結構ずれています。VariAudioを使うとこれを簡単に修正することができます。

2.ピッチの平坦化

ビブラートの揺れの程度の調整や、ピッチの揺れを完全に平坦化していわゆるケロ声を作ることができます。

しかし、単にピッチを平坦化したからといって有名ボカロPの曲のようなケロボイスにはなりませんでした。コーラスなどの合わせ技が必要になりますね。

たとえば、これのようにするにはそれなりの苦労がともないますね。

 

手順

手順を以下にまとめましたが、操作は非常に簡単です。

1.CubaseからのVOCALOIDエディター・Vsqxファイルのオーディオファイルの出力

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2.出力したいトラックの選択を忘れずに

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3.出力したオーディファイルをダブルクリック

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4.VariAudioでのピッチ編集

現れたサンプルエディター画面の左側メニュー中程のVariAudioをクリックし、その中のメニューの一番上ににある「ピッチ&ワープ」右側の矢印マークをクリックするとノートが検出されてピッチを編集可能になります。

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5.ノートのピッチがズレていて、それを修正したいとき

編集したいノート(単独、複数あるいは全部)を選択してピッチを正しい音程に修正できます。

(1)VariAudioメニューのピッチをクオンタイズ

下図のように青色バーの長さ(初期値ゼロ)を調整することにより、選択した図中の黒いノートのピッチの調整を100%行うのか任意のレベルにするのかを選べます

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(2)マウスポインターで調整

選択したノートをドラッグしながら動かすこともできます。「Shift」を押しながら動かすと微修正が可能です。

 

6.ピッチをオリジナルに戻したいとき

VariAudioメニューのリセットで調整したピッチ等を元の状態にもどせます。

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7.ピッチの揺れ具合を調整したい:ケロ声化やビブラートの程度の変更

(1)ピッチの平坦化

下図のように青色バーの長さ(初期値ゼロ)を調整することにより、選択した図中の黒いノートのピッチの調整を100%行うのか任意のレベルにするのかを選べます

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(2)マウスポインターで調整

選択したノートのピッチの線をドラッグしながら動かすこともできます。「Shift」を押しながら動かすと微修正が可能です。

8.ハサミツールでノートを任意の位置で切って編集することもできます

 

さいごに

CubaseのVariAudio、一見、なんでもできそうな印象ですが、ボーカロイドの調教については微修正くらいに考えておいた方がいいかもしれません。

ピッチの修正はかなりのところまでできます。ノートさえ検出していれば、ズレたピッチは全部修正することができますね。

ですが、ボカロ調教で利用できそうな機能はこれだけです。

ビブラートの振れ幅も調整できますが、微修正程度の効果しかないでしょう。ケロボイス化するために完全にフラットにするというのは使えそうですが、かなり限定的な用途になりそうです。

本格的にボーカロイドのオーディオデータを加工したいのであれば、Melodyneのような専門アプリの出番になるので、そこまでしない人にとってはCubaseのVariAudioがちょうど良いのでしょうね。

 



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sim

動物写真家、ブロガーとして活動中。 属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。 【問い合わせ】Twitterアカウント宛にDM 願います。 【注意】野鳥の撮影場所についてのご質問はご遠慮願います。