Logic Pro X のシンセ、Alchemyで「シャーっ」ていうホワイトノイズな効果音をつくる

sim(@ssiR01)です。

Alchemy(アルケミー)っていうは、Logic Pro Xのバージョン10.2から新たに実装されたシンセサイザーです。

これがなかなかスゴイ可能性を秘めていて、いつも勉強させていただいているSleepfreaks(スリープフリークス)のYouTube動画でも絶賛されていました。

で、今回はAlchemyを使って、「シャーっ」て効果音を作ってみたので解説します。

 

こんな効果音を作ったよ

“サル君”

あ〜ん、「シャー」っていっても、どんな効果なんだよ?

イメージ沸かん!

“sim”

「シャーっ」ていうホワイトノイズ音が徐々に減衰していくような効果音だよ。

じゃあ、実際にAlchemyでつくった効果を置いておくから聴いてみてくれ。

 

 

Alchemyの初期設定をリセットする

“サル君”

じゃあ、早速、やり方教えてくれ。

“sim”

それじゃ、最初にAlchemyのデフォルト設定を消してくれ。

手順は、次の2ステップできるよ。

  1. AlchemyのメニューバーのFileボタンをクリック
  2. Clearをクリックで設定がキレイに消える
スクリーンショット 2016 06 22 19 03 58

 

オシレーターの設定

“sim”

次にオシレータの設定をするよ。

“サル君”

オシレーターってなんだ?

“sim”

オシレーターは音のピッチ(高低)を調整する部分だよ。

ちなみに、Alchemyの設定をリセットした状態では、オシレーターはSAW(ノコギリ波)になっているはず。

そして、Alchemyに搭載されている4個のオシレーターのうちAのみが点灯(ON)になっているはず。

ホワイトノイズはこの状態で作っていくんだよ。

スクリーンショット 2016 06 22 19 09 41

 

ホワイトノイズの設定

“sim”

今回のように、ホワイトノイズを使った効果音をつくるときには、シンセサイザーのオシレーター(ピッチ調整を担当する部分)を「切」、ノイズを「ON」にするんだ。

その方法を説明していくよ。

《ホワイトノイズとは?》

「サー」とか「シャー」とかいった効果音のことだよ。

オシレータータブのAをクリック

“sim”

まず、Alchemyに搭載されている4つのオシレーターのうち、アクティブになっているオシレータAの設定をするよ。

それにはまず、画面左側の「A」タブをクリックすると、下の図の赤枠の設定画面が現れる。

スクリーンショット 2016 06 22 19 18 08

 

オシレーターをOFF(消灯)、NOISEをON(点灯)にすればOK

“sim”

この設定画面で、次の3ステップで設定完了さ。

  1. OSCILLATOR→OFF(消灯)
  2. NOISE→ON(点灯)
  3. ホワイトノイズを選択

これで「シャー」というホワイトノイズの出来上がり。

つづいて音を加工していくよ。

スクリーンショット 2016 06 22 19 22 46

 

音色を作る

“sim”

次に、自分好みの音色をつくっていくよ。

大きく音色が変化するパラメータは次の3つで、これを調整すればいいんだ。

  1. FILTERの種類
  2. Cutoff(カットオフ)
  3. Res(レゾナンス)

実際に設定を変えながら好みの音を探していくだけ。

今回は、ザックリと方法を説明していくよ。

 

フィルターの設定

“sim”

まず「フィルターの設定」で、フィルターの種類を選ぶよ。

ちなみに、フィルター音色を設定する部分。

早速方法だけど、FILTERのスイッチをON(点灯)にする。

スクリーンショット 2016 06 22 19 39 43
“sim”

FILTERの種類はたくさんあるけど、ホワイトノイズの場合は、LP(ローパス)かBP(バンドパス)の中から選ばないと変な音になるよ。

今回はいろいろ試して「BP2 Bee」を選んだ。

フィルターの設定はこれで完了さ。

スクリーンショット 2016 06 22 19 43 55

 

カットオフの設定

“sim”

つぎに、カットオフ(Cutoff)の設定だ。

Cutoffは特定周波数以上の音をバッサリとカットして、音をこもらせることができるよ。

Cutoffのノブをグリグリ回してみると音の変化が体感できるから試してみてね。

スクリーンショット 2016 06 22 19 55 24
“sim”

実際、ここはテキトーでもいいんだけど、

今回はここにモジュレーション(音にゆらぎを与えること)をかけて、カットオフによる音色を時間で変化させるように設定してみましたよ。

その方法も非常に簡単で、次の2ステップで完了さ。

  1. カットオフのノブを右クリック
  2. 出てきたプルダウンメニューから好みのモジュレーション(今回はAHDSR)を選ぶ
スクリーンショット 2016 06 22 19 57 35
“sim”

補足だけど、モジュレーションの設定は下の図のとおり。

スクリーンショット 2016 06 22 20 05 16
“sim”

あとは、選んだモジュレーションのパラメータを設定するだけ。

今回は「AHDSR」を選んだので、音を再生させながら好みになるようにいじってみたよ。

AHDSRは、Aがアタック、Hがホールド、Dがディケイ、Sがサステイン、Rがリリース。

AHDSRは初期設定ではこんな感じになってる。

スクリーンショット 2016 06 22 20 08 20
“sim”

で、調整した結果がこちら。

これは図の中の黄色のラインを直接マウスで移動させるか、図の下に並んでいる、Attack, Hold, Decay, Sustein, Releaseのノブをグリグリ回しても設定できるよ。

スクリーンショット 2016 06 22 20 14 22

 

レゾナンスの設定

“sim”

さいごに、レゾナンスの設定。

レゾナンスはカットオフした周波数を強調して音にクセをくわえることができるスイッチだよ。

ここもResノブを回して好みを音を探っていくだけ。

今回は10時くらいの位置にしてみた。

レゾナンスはあんまりやり過ぎると良くないので、ほどほどにね。

スクリーンショット 2016 06 22 20 17 55

 

MASTERのVol(出力)調整

“sim”

今回はそのままデフォルト設定で使ったよ。

デフォルト設定ではVolにAHDSRとノートのVelocityの2種類のモジュレーションがかかっているけど、今回はそのままで問題なかったからね。

スクリーンショット 2016 06 22 20 36 06

 

まとめ

…と、簡単でしたが、こんな感じでホワイトノイズが減衰する音をつくってみました。

もっと、設定を詰めればオモシロイ効果音がつくれそうです。

説明では省きましたが、Alchemyではマスターの出力音にエフェクトをかけることができます。ボクは少しばかりディレイをかけています。これも設定の幅は広くていじり甲斐がありそうですw

では

サウンドハウス

ABOUTこの記事をかいた人

sim(清水了)

動物写真家、ブロガーとして活動中。
諸々の閉塞感を打破するために、20年以上勤めた会社を40代半ばで辞めてフリーになる。
属性は他に、博士(農学:専門は微生物)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。