「真に好きなこと」は重度のストレス下ではわからない

sim(@ssiR01)です。

「過度のストレス下では、自分が心に好きなことはバイアスがかかって分かりにくくなっている」というのが僕の仮説です。

ぼくにとっては前職がストレスの原因でした。会社をやめた今でこそ分かることがあるので、「真に好きなこと」「真にやりたいこと」とストレスの関係について書いておきます。

この場合のストレスは、自分の精神を蝕むようなマイナス要素の強い抑圧のことです。

一方で、自分の成長を促すようなストレスを僕は「正しいストレス」とよんで歓迎していますので、今回の仮説のストレスとは無関係です。

 

過度のストレス下でする気分転換

実はコレ、単にストレス解消のためにやっていただけで「真に好きなことだったのか?」「ホントに楽しんでいたのだろうか?」 と最近よく考えるのです。

「ストレス解消」と「好きなこと 」は必ずしもイコールではないからです。

例えば、仕事のストレスがキツイ時って、「◯◯でもしてないと、やってらんないぜ!」って思う人は多いでしょう。この◯◯がストレス解消のための手段、例えば、お酒の人もいれば、趣味の人もいます。

じゃあ、そのストレスが完全に消滅したときにも、その◯◯をしたいと思うのか?というと、必ずしもそうではありません。

もちろん、◯◯と趣味が一致している人もいますが、そうではない人は趣味さえもストレスに振り回されているわけです。

それって、自分の「真に好きなこと・やりたいことを見失っている」です。

この状態がひどくなると、もはや自分の人生を生きてないのと同じではないでしょうか。

 

退職後にやめた趣味

僕の場合ですが、ストレスによる勘違いで、好きだと思いこんでいた趣味が少なからずありそうです。そのような趣味は尽くやめてしまいました。

バイク

完全にストレス解消の道具だった思います。非日常を堪能できるのがバイクの良さですから。

バイクという乗り物は、たとえ安全運転をしていても、体がむき出しのため事故ったら死ぬ確率が高いことはみなさんもご存知のとおりです。そんなリスクを堪能するのがバイクという趣味の本質だと僕は考えています。

たしかに長く続いた趣味ではありましたので、自分との相性は良い趣味でした。しかし、ストレスの原因となっていた会社をやめた後も乗りたいかと聞かれると答えは「NO」です。

会社をやめて数ヶ月経過した今までに、バイクが欲しくなるような強い欲求に襲われたことはまだありません。物欲として時折興味がわくことがありますが、新型iPhoneが発売されたときに感じるものと同じですので無視しています(笑)

釣り

おもしろいことに、釣りにハマっていた時期と仕事のストレスがピークに達していた時期は見事に重なります。このストレスはかなり鬱屈とした決して自分の成長につながらないマイナス要素しかないようなストレスだったことを付け加えておきます。

そして会社をやめた今では、釣りに行きたいとはまったく思わなくなってしまいました。単に飽きたともいえますが、そこまで好きではなかったのでしょう。

僕が釣りに行かなくなった理由の一つに、「自分のストレス解消のために自分より弱い生き物を狩りに行くのはどうなんだろうか?」と思いがあります。釣りには食料調達という狩猟活動としての意味合いもありますが、別に自ら釣りに行かなくても魚屋で買った方が安いし合理的ですからね。

こんなふうに書いてしまうと釣り愛好家の方から怒られてしまいそうですけど。

 

会社をやめた後も続いている趣味

共通点として、「創作」と「自分の成長を楽しめる」趣味が続いていますね。

音楽関係の趣味(DTMとギター)

上に書いた2つの趣味と明らかな違いは、音楽制作という趣味は生産活動である点です。上の2つ趣味はどちらかというとエンタメの消費活動ですから生産的はありません。

傍から見ると「なんて意味のない無駄なことをしているんだろう」と思われがちですが、自分の主観では「何かを創造する喜び」みたいなものを感じることができます。

その「創造する喜び」を味わいたいがために会社をやめた後も続けています。

あと、この音楽制作という趣味が上の2つの趣味と違う点は、理不尽なストレスがかかると全く手につかなくなってしまう点ですね。上に書いたバイクと釣りは、会社で何か理不尽な納得できないストレスを受けたときに逃避行動としてストレス解消に走ることができましたが、音楽制作でそうはいきませんでした。

これについては僕の音楽制作に関する技量が低すぎて、無思考に作業に没頭することができないことも影響していると思います。

今は、技術上達のための正しいストレスを適度に加えながら没頭することをモットーに進めています。あくまでも趣味の範囲で。

ブログ

ブログも創作活動の一種ですので、音楽制作同様に「創造する喜び」を味わうことができます。同じように傍からみると「なんて意味のないことをしているのだろう」とも思われていることでしょう。

ブログもPV(ページビュー)にこだわらず、単に書くことを目的とするとストレスなく没頭できますが、PVにこだわると価値のあることを書かなくてはいけないという重圧で書けなくなってしまいます。

こちらも趣味の延長線上のものとして没頭するスタンスの方が自分の成長にもプラスに働くし、長く続けられそうです。

ただし、正しいストレスを適度にかけないと成長はしないでしょうけど。基本スタンスは上に書いた音楽制作と同じです。

 

会社をやめてからはじめようと思っている趣味

イラストを始めたいと思っています。イラストの入門書は2冊ほど読み込みまして、これからどうライフサイクルに組み込んでいくか思案中です。

僕はイラストといっても紙に書くのは好きではなくて、デジタルで書くのが好きなうようです。イラストの入門書を読んだ直後は紙にイラスト(落書き)を書いていましたが、「なんか違う!」と。過去にイラストに没頭していた時期もあるのですが、それはパソコンとペンタブで完結するデジタルな絵でしたので、そっち方面から始めてみようと画策しています。

まだ画策しているだけで、始まっていない趣味です。

それで、iPad Proを液晶ペンタブレットのかわり欲しいと日々悶々としています(笑)

 

まとめ

以上のことを考え合わせると、どうやら僕は創作というか芸術に関する趣味が、自分の好きなことであり、やりたいことのようです。このことは会社というストレスの原因をやめてみて初めて自覚できたことです。

このことは、重度のストレスにさらされていると、本来、自分の好きなこと・やりたいことを見失う恐れがあるという仮説を支持していますね。

逃避行動や消費行動でストレス解消しているようなことは、真に好きなことではないのでしょう。

しかし、ストレスを完全にフリーにするのは難しいので、せめてストレスを軽くする努力は怠らないことがより良い人生を送るための秘訣なのかもしれません。

では

ABOUTこの記事をかいた人

sim(清水了)

動物写真家、ブロガーとして活動中。 諸々の閉塞感を打破するために、20年以上勤めた会社を40代半ばで辞めてフリーになる。 属性は他に、博士(農学:専門は微生物)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。