ZZR1100Dのインプレ:基本性能高く、トータルバランスよし

ボクが8年間と過去一番長く乗ったオートバイZZR1100のインプレです。ボクのはD5の赤でした。このバイクは基本性能が高く、あらゆるシチュエーションでもバランスよく乗ることができました。さすが、当時の川崎重工のフラッグシップモデルです。

まずは納車時の第一印象から

車体カラーが微妙

ボクのZZR1100はD5のレッドアマランスマイカという色でした。太陽光のあたり方によって色が微妙に変わって見えるバイクで、当時、マジョーラカラーという同様に光線の当たる角度で色か変わって見えるペイントカスタムが流行っていましたが、川崎重工がそれを意識したのかは不明です。

雑誌写真では漆塗りっぽい渋めの色に見えて、ボクはそれを期待していたのですが、実車は違いましたね。

どちらかというと赤に近い紫というか、いわゆる「あずき色」です。

メタリックが入っているので、光線の加減では「 漆塗りっぽい渋めの色」に見えることもありました。日中は基本「あずき色」にしか見えません。

ちょっとイメージと違っていたのが残念でした。

で、乗ってみた印象はというと…

飽きのこないバイク

乗り味は妙にどっしりしているし、色とデザインが地味なためか、フルカウル車にしては日本の風景に妙に馴染むバイクでした。

安定感が半端なかったですね。これについては低速域から高速域まで、非常に高い次元でバランスが実現されていて驚きでした。安定しているせいか、バイクに急かされることもなく、ツーリングバイクとしては優秀でした。

使い切れない高性能

当時は世界最速の量産車というウリでしたので、当然ボクレベルの運転技術では性能を使い切ることができません。それがまたオーナーとして誇らしかったですね。性能がどうせ使い切れないので、開き直ってノンビリとマイペースで走る気持ちになれるのも良かったです。

タイトコーナーも乗れてしまう

わりとキツ目のワインディングでも、スピードさえ出さなければ恐怖を感じることはありませんでした。乾燥重量233kgの巨体でコレはオドロキでした。

知り合いのオジサンは同じバイクでSSと張り合っていましたから、基本性能は非常に高いバイクなのでしょう。モチロン、ライディングテクニックが必要ですが。

ボクは、ちょっとオーバースピードでコーナーに突っ込んでしまうとかなり恐怖しました。車体が重たいので慣性でスピードが乗りやすく、気を抜けば簡単に自分でコントロールできる領域を超えてしまいます。

燃費も意外とよく航続距離が長い

記録が残っていないのでハッキリしたことは書けませんが、ボクのペースで20km/L以上は走っていたと思いますよ。タンクも24L入りますので、ツーリングの航続距離も長かったですね。

とこんな感じで、バランスがよくて飽きのこないバイクでしたね。

img_20141117_0003

実用上の欠点も書いておきますね。

荷物の積載性があまり良くない

ツアラーなのに、妙に荷物の積載性が悪かったです。シート下には現行SSくらいのスペースしかなくて、小さな書類くらいしか入れることができません。

リアシートもさほど広くないし、荷掛けフックも使い勝手が悪かったです。

ライディングポジションは前傾が意外とキツい

ハンドルはトップブリッジ上に付いているので位置は高いのですが、タンクが前後に長いので自然と前傾になってしまいます。

img_20141117_0002

タイヤの持ちが悪い

車重のせいです。国産ラジアルタイヤ(ブリジストンやダンロップ)だと、5000kmくらいで丸坊主でした。ゆったりツーリングな知り合いの中には9000kmくらい保たせたヒトもいましたけど、バイク屋さんのはなしでは、だいたいタイヤライフ5000〜6000kmが平均だそうです。

まとめ

トータルバランスのよいバイクでした。おまけに基本性能も非常に高いので飽きが来ず、8年間も乗っていたわけです。DUCATIに浮気をしなければ今も乗っていたでしょうね(笑)

デザインも今のバイクにはない独特な個性がありますので、オーナーの方は大切に乗り続けるのをオススメします。

ABOUTこの記事をかいた人

sim(清水了)

動物写真家、ブロガーとして活動中。 諸々の閉塞感を打破するために、20年以上勤めた会社を40代半ばで辞めてフリーになる。 属性は他に、博士(農学:専門は微生物)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。