ぼくがDTMを始める切っ掛けになった本です。
読んだのは2012年の8月の終わりだったでしょうか。初音ミクとニコニコ動などのサブカル界隈を題材にしたSF小説です。
以前からサブカルをテーマにした小説は面白いことは知っていました。例えば、古いですが石田衣良さんの「秋葉原DEEP」なんかも超絶面白かったです。
しかし、ラノベや初音ミクなど萌えキャラには抵抗があり、それまでは、かなり偏見の目で見ていたのを白状します。
この本はたまたま、出張帰りのJRの中で読む本を書店で探していて目にとまった一冊です。
ハヤカワ文庫だし、真面目なSF小説だからと自分に言い訳しながら、萌全開の装丁にビビりながらレジに並んだのを今でも覚えています。
面白そうだという予想は当たり、一気に読了した後はニコ動やボカロや初音ミクを知らなかった自分は今までどれだけの損をしていたのだろうと痛感しました。
人生、痛恨の失敗とはまさにこのことだと思いましたね。
その後の行動は早かったです。速攻でニコ動のプレミアム会員になり、ボカロ音楽を聞き漁りました。
初音ミクV2とMacで使うため仮想マシン用のソフトとwindowsを手にいれ、気がつけば深みにハマっていました。
本の内容はネタバレになってしまってはいけないので、あえて語りませんが、ボカロ好きや、ミクに興味がある方でまだ読んでいない方にはぜひ、おすすめしたいですね。