【Logic X】「システムのオーバーロードです…」の警告が出たときの対策

sim(@ssiR01)です。

Logicでミキシング作業をしていると「システムのオーバーロードです…」あるいは「システムが過負荷です…」の警告が頻繁で出て、その度に再生がストップしてしまうので、対策を色々と調べてみた忘備録です。

システムのオーバーロードは「CPU」と「ハードディスク」が過負荷になっているのが原因です。

それを解消させる方法はというと以下の6つの組み合わせ、あるいはいずれかです。

  1. プロジェクトのオーディオサンプルレートを下げる
  2. I/Oバッファーサイズを大きくする
  3. プロセス・バッファ・レンジを大にする
  4. マルチスレッド処理の設定を変更する
  5. オーディオトラックをフリーズする
  6. オーディオ化したMIDIトラックを消す

ここではこれらの6つ対処法と、他3つ対処法、そしてMacの負荷状態をモニタリングする方法を紹介します。

 

オーディオのサンプルレートを下げる

たぶん初期設定では96kHzになっていますが、最終的な書き出しがCD品質と同じ44.1kHzで良いのであれば96kHzする意味がありませんので、負荷の小さい44.1kHzに設定で十分です。

方法はメニューバーの「ファイル」>「プロジェクトの設定」>「オーディオ」で設定画面が出てきます。

続いて下の図のように、設定画面中程のサンプルレートを44.1kHzに変更します。

下の図はサンプルレートのプルダウンメニュー

 

I/O バッファサイズを大きくする

オーディオデバイスのI/Oバッファサイズを上げていくとMacへの負荷が減ります。初期値では256です。

大抵の場合はI/Oバッファサイズの設定だけで大丈夫ですが、他にもう一つ、この設定画面で負荷を減らすことができますので、ついでに紹介しておきます。

やり方は以下のとおり。

(1)I/Oバッファサイズの変更方法

メニューバーの「Logic Pro X」>「環境設定」>「オーディオ」をクリック。

現れた設定画面の中の「デバイス」をクリック、そして「I/Oバッファサイズ」のプルダウンメニューをクリック。

プルダウンメニューから、大きな値を選んでいきます。

僕は最大値の1024にしてしまうことが多いです。

なお、この数値を上げすぎると録音するときにレイテンシー(遅れ)が生じるので、録音時は小さい数値に戻しましょう。

 

プロセス・バッファ・レンジを大にする

プロセス・バッファ・レンジを大きくするとMacの負荷を減らせます。

上と同じ設定画面で設定できます。

念のために書くと、メニューバーの「Logic Pro X」>「環境設定」>「オーディオ」をクリックで設定画面がでます。

初期値が「中」ですが、これを「」に変えます。

なお、この数値を上げると録音するときにレイテンシー(遅れ)が生じるので、録音時は小さい数値に戻しましょう。

 

マルチスレッド処理の設定変更

マルチスレッド処理の設定を「再生とライブトラック」から「トラックを再生」へ変更するとMacの負荷が減る場合があります

上と同じ設定画面で設定できます。

念のために書くと、メニューバーの「Logic Pro X」>「環境設定」>「オーディオ」をクリックで設定画面がでます。

このマルチスレッド処理の設定を「トラックを再生」に変えます。

 

オーディオトラックをフリーズする

オーディオトラックをフリーズするとCPUの負荷が限りなくゼロになります。

詳細は下記の記事を参照下さい。

【参考記事】【Logic X】トラックをフリーズする【CPU負荷を減らす】

ただし、ソフトウェア音源のMIDIトラックをフリーズすると「ハードディスク」が過負荷になるので、しない方が良いでしょう。

 

オーディオ化したソフトウェア音源のMIDIトラックを削除する

ミキシングはソフトウェア音源のMIDIトラックをオーディオトラックに変換後に行いますが、このときにMIDIトラックをそのまま放置しておくと負荷が大きくなるので極力削除しましょう。

まあ、全部とは言わずとも、CPUに多大な負荷をかけている可能性のあるソフトウェア音源のトラックは削除した方が快適に作業ができます。

ぼくの場合はギター音源とボーカロイドのトラックでしょうか。

 

他の方法

Appleのサポートでは下のような方法もシステムオーバーロードを防ぐために推奨しています。

  • ほかの アプリを終了する。
  • Mac には最大容量の RAM (メモリ)を積む
  • トラック数の多いプロジェクトは、Mac のシステムドライブに保存する代わりに、ソリッドステートドライブ(SSD)、Thunderbolt ドライブ、USB 3 ドライブなど、専用のハードドライブに保存する。

ですが、ハード面でのメモリを満杯積めとか、ストレージをSSDにしろとか、「今更無理だよ!」っていうようなことも書かれています。

この辺は、次にMacを新調するのときに参考する程度でしょうね。

他のアプリを全部終了するのも最後の手段ですよね。DTMを専業にしているのでなければ、複数の作業を並列で進めているでしょうから。

 

MacのCPUとHDへの負荷をモニタリングする方法

どのくらい負荷をかかっているのかをLogic付属のメーターでモニタリングできますので、補足として書いておきます。

方法は次のとおり。

1.メニューバーの「表示」>「コントロールバーとディスプレイをカスタマイズ」をクリック

2.現れた設定画面の「LCD」セクションで「カスタム」を選択、「負荷メーター (CPU/HD)」チェックボックスをONにする。

3.LCD画面の右端のCPUメーターをダブルクリック

4.すると下のようなCPU/HDメーターが現れます。これでCPUとHDの負荷がモニタリングできます。

下の図では、僕のMacがクアッドコアのCore i7でハイパースレッディングに対応しているので8本のメーターが表示されています。

 

さいごに

以上、簡単ですがLogic Pro Xで「システムオーバーロード」の警告が出たときの対処法を書いてみました。

今回紹介した中でもトラックのフリーズは、オーディオトラックにのみ負荷軽減の効果がありますので、MIDIトラックには使わないように注意が必要です。

僕はこれで何度か失敗しました。

では

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sim(清水了)

動物写真家、ブロガーとして活動中。
属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。
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